試用期間６か月後の有給について

質問

試用期間６か月後の有給について

皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

現在、某外資系企業に2010年11月9日より勤務しております。
この度、2011年7月末日にて退職する意思を伝え、色々と手続きを
進めている際、有給について会社との意見に食い違いが発生しました。
入社時、会社より提示される「オファーレター」には「6か月間の試用期間を設け、その後
正規雇用になった際に10日間の有給を提供する」との記載が有りました。

実はこの試用期間についても色々と揉めており、本来であれば2011年5月8日に私の
試用期間は終了しており、その日を過ぎても会社より特に連絡が無かった事と、5月の半ばに
私の上司（日本支社の代表）がお客様との食事の席で歓談しながら「貴方の試用期間は終了した」
とハッキリ言った事が原因で、私自身は試用期間が終了し、正規雇用になったものと思っておりました。

その後、7月末日の退職を私より提示し、有給消化をしようと申請をした所「未だ試用期間が終了していないので有給は取れない」とこの上司に告げられました。

そこで確認しようと思い、労基に足を運び、確認した所、試用期間であっても６か月以上継続して勤務した者に会社は１０日間の有給を与えなくてはいけないとの事でした。

その後、その旨を上司に伝えた所、「オファーレターには正規雇用にならないと有給は貰えないと書いてあるし、お前はそれにサインをした」と言いきられました。

私の理解では、日本に拠点を置いて営業する以上、日本の法律に従わなくてはいけないと思っていますが、やはりサインした私は分が悪いのでしょうか？

どなたかご教示頂ければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

回答No.1

pasocom · ベストアンサー

会社側が主張する「オファーレターには正規雇用にならないと有給は貰えないと書いてある」というのは労働基準法の「就業規則」に当たるものです。
「（就業規則）
第89条　常時10人以上の労働者を使用する使用者は、次に掲げる事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。次に掲げる事項を変更した場合においても、同様とする。
1．始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を２組以上に分けて交替に就業させる場合においては就業時転換に関する事項
2以下は略。」

一方労働基準法では明確に有給休暇について定めています。
「（年次有給休暇）
第39条　使用者は、その雇入れの日から起算して６箇月間継続勤務し全労働日の８割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。」
です。
この二つが矛盾している場合はどうなると思いますか？。
「（法令及び労働協約との関係）
第92条　就業規則は、法令又は当該事業場について適用される労働協約に反してはならない。」
つまり、いかに会社が決めた「就業規則」であろうと、またそれにサインしようがしまいが、「法律に違反する契約は無効」ってことです。
http://www.houko.com/00/01/S22/049.HTM

質問者様が言われるように「日本に拠点を置いて営業する以上、日本の法律に従わなくてはいけない」というのは当然のことです。
そもそも会社は「未だ試用期間が終了していないので」という見解のようですが、であれば、いったいいつまでが「試用期間」だというのでしょう。それも確かめてみられた方がいいです。
「入社時、会社より提示される「オファーレター」には「6か月間の試用期間を設け、・・・との記載が有りました。」なら、その書類をたたきつけてやったらいかがでしょうか。

お礼

早急な、また詳細なご回答、本当に感謝申し上げます。
何だか余りにも雇用条件がいい加減過ぎて困っています。
試用期間中は年収の４０％に当たる歩合が支払われない為、結局オファーレターにて提示された給与の６０％で半年間（若しくは今後も引き続き）働いた事になってしまいました。
これについても法的なアクションを起こしたいと考えています。
非常に参考になりました。
改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

回答No.2

kumap2010

就業規則よりも法律が優先されます。

仮に「ずっと有給は与えない」という就業規則にサインをしたとしても有給は発生します。