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書き下し文の意味と出典について教えて下さい。(志懐霜雪)

以下の書き下し文の意味・解釈と出典について教えて下さい。 漢文:志懐霜雪 書き下し文:志霜雪を懐く(こころざしそうせつをいだく) 出典:三国志呉書の陸績伝(?) 「志懐霜雪」について、以下のURLがありました。 http://www.project-imagine.org/search2.cgi?text=wu12-2;lang=JpCh http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97_(%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%9B%B8)#.E5.91.89.E6.9B.B8 以上より、漢文は「三国志」の呉の陸績という人のエピソードから取られた、ということでしょうか?

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  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.2

yanhuaつづきです(以前は長文も受け付けてくれたのに不便になりましたね) *おまけです: □【陸績】について。【志懐霜雪】記載無し・・・中国語サイトはページ内検索で                       キーワードだけでもご覧ください。  ?Wikipedia【陸績】です      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E7%B8%BE  ??の補足 ”全呉将紹介”の頁の【陸績】・・・蜜柑の逸話のいきさつがよく分かります      http://songokousatushitu.web.fc2.com/List-La.html#Rikuseki  ?呉書第十一、十二登場人物の系図、娘【鬱生】も確認できます      http://triglav.ld.infoseek.co.jp/keizu049.html □漢語辞典から抜粋し意味を日本語で簡便に整理 【志】動詞としては志す(こころざす)、志す(誌す、しるす)    名詞では志し(こころざし)志し(誌し、しるし)志(意、こころ) 【懐】動詞としては懐かしむ(なつかしむ)思いを抱く(心に思う)なつかせる(懐柔)    名詞では場所的な意味での胸、懐(ふところ) 【霜雪】 愛知大学中日大辞典 〔霜雪〕shuāngxuě ?霜と雪.?[喩](霜や雪のように)     真っ白い.?[喩]潔白な志.     因みに、新明解国語辞典 「霜と雪」の意の漢語的表現。〔「しらが」の形容と     しても用いられる

RZA2314
質問者

お礼

yanhua 様 丁寧な回答をいただき、ありがとうございました。レスポンスはあきらめていましたので、お礼が遅くなり申し訳ありません。 教えていただいた内容から、「心に潔白な志を抱く」と解釈しました(「心中には霜雪の如く厳しくも清らかな志を抱き」)。「霜雪」を「白くなった頭髪や髭」と解釈していましたので、???でした。 最近「志懐霜雪」と書かれた書を入手したので、質問した次第です。古典に記述が複数あるとのこと、原典は書家のみが知ることなのでしょう。 「明快に褒め言葉」ということが分かったことは、大きな喜びです。書は大切にしたいと思います。 これだけ、多くの出典を紹介いただき、恐縮しています。恐らく多くの時間を割いていただいたことに、大変感謝しております。ありがとうございました。 それにしても、博学の方から回答をいただき、感動しました。インターネット万歳!!!

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  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.1

回答がなかなか付きませんね、案外難題かも。   結論は⇒・中国古典において【霜雪】は一般名詞で随所にある。       ・『陸績伝』本文には見当たらない。       ・古典において【志懐霜雪】の表現は案外少ないが、何故か三国志関係の逸話に数例あり。       ・かと言って三国志が初出/原典とは言いがたい。   裏づけとして関連サイトを示しておきます。 1.そもそも【霜雪】なる語は古典詩詞で随所に多用されています。現代漢語でも一般名詞です。             処所多霜雪・・拠る所霜雪多し             天涯霜雪霽寒宵・・・天涯の霜雪寒宵に霽る(かんしょうにはる)             霜雪変為陽春・・・霜雪変じて陽春と化す  etc. 2.では、【志懐霜雪】なる表現に特段のいわれがあるか・・・・・調べてみました。   ・呉の将軍(後、文人)【陸績】とは直接の因果関係はなさそうです。   ・三国志巻五十七 呉書十二 陸績伝の本文には登場しません。      ☆この書に宋の裴松之がつけた注13に【志懐霜雪】が登場します。                            ・・・下記の注?参照       この注は『会稽典録』(東晋・虞預著)の記述を引用しての補足です(引証といいます)。   ・【陸績】の娘【陸鬱生】      ☆【陸鬱生】にまつわる話として【志懐霜雪】が登場します。・・・下記の注?と?を参照   ・『乱世奸雄?横三国:品曹操 第五章挟天子以令?侯(9)』において      ☆【曹操】の逸話のひとつに【志懐霜雪】が出てきます。・・・下記の注?参照 4.【志懐霜雪】の初出はいかに ⇒ これと言って初出の文献は見つかりません。                   中国のWebの様子は三国志絡みが多いが、初出の根拠は無い。 注:【志懐霜雪】の例・・・2の注13です  ?『三国志巻五十七呉書十二虞・陸・張・駱・陸・吾・朱伝』の     虞翻 の章で裴注の13の中で登場、その原典は『会稽典録』。    http://homepage.mac.com/two_yossy/fang-hu_island/03-sibu/04-sangokusi/057-12-text_01.html      〔裴注13〕『会稽典録』に曰く、~略~[潔-シ Unicode : 7D5C]身清行にして、志懐霜雪、貞亮の信は、            操を柳下に同じうす。 ~略~。     ⇒ 品行方正、清潔で信頼に値する といっている。・・・【陸績】とは関係ありません。  ?『陸績伝』・・・(質問者さんが見つけたサイトです、他と併せて再読ください)    『呉志巻十二 虞翻・陸績・張温・駱統・陸瑁・吾粲・朱拠 』の中の『陸績伝』です      http://www.project-imagine.org/search2.cgi?text=wu12-2;lang=JpCh      「陸績(りくせき)字を公紀~略~」のあと、『後漢書』引用(と推定)で、        【陸績】の娘【鬱生】に触れて【志懐霜雪】が出ています。  ?【陸鬱生(りくうつせい)】の記事      http://songokousatushitu.web.fc2.com/List-La.html#Rikuutususei       上からやや下がったあたりです。?の【鬱生】の件の【志懐霜雪】部分が、       「心中には霜雪の如く厳しくも清らかな志を抱き」と口語訳になっています。  ?『乱世奸雄?横三国:品曹操 第五章挟天子以令?侯(9)』    古典ではありませんが、??新教授(北京教育学院中文系教授)の著作。      http://vip.book.sina.com.cn/book/chapter_41287_31233.html       曹操と武将や参謀の会話に【志懐霜雪】が出てきます。  ?用例では、    ?では蹈履水火・【志懐霜雪】・義心固於金石・体信貫於神明・送終以礼・~略~    ?では忠果正直・【志懐霜雪】・見善若惊・疾悪如仇    ですから、明快に褒め言葉です。    なお、ここで話題にしている【志懐霜雪】の霜雪の意味は、       後出の-おまけ-に引用している、 愛知大学中日大辞典 ?[喩]潔白な志.が適切    でしょう。 ★続きがあります、つづきを投稿します。

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