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イソクラティックとグラジエント
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イソクラの利点:簡単,安定,失敗少なし,連続分析に最適 イソクラの欠点:分離の自由度が低い グラジエントの利点:分離の自由度が高い グラジエントの欠点:めんどい,装置が高い,ベースライン変動,再現性が低め,連続分析時のコンディショニング時間が必要 イソクラで分けられないときにグラジエント
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>どのようなものを溶出したい時にグラジエント法で溶出するのでしょうか? イソクラティックで分析可能ならそれに越したことはァありません。 例えば逆相HPLCで担体をC18、移動相を水/メタノール系などでは「全ての成分が」溶離されて出て来ます。 グラディエントしなければ、担体の環境も変わりませんし、グラディエントの失敗で溶離の順序や間隔が変わることもありません。 グラディエントする必要がある典型的な例は担体が極性が高く単一の溶媒ではほぼ無限の時間を経なければ全ての成分を回収出来ない事態が挙げられます。 グラディエントすれば移動相の溶離能をコントロールできますから決まった時間内にクロマトグラフを修了することが出来ます。 しかしイソクラティックの場合と違いカラムを再利用するにはカラムの「再生」が必要になります。 グラディエントと再生が毎回全く同じ様態で行われれば、信頼度は高く保てますが、それを実現するのはそんなに容易なことではありません。 ただ、コンベンショナルなオープンカラムやフラッシュクロマトで、担体を反復使用しないならばグラディエントはごく当たり前の方法です。但し、いつどの成分が流出するかを常に追い続けなくてはなりません。
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