トリエチレングリコールとは?粉体混合から焼結までのメカニズムを解説

このQ&Aのポイント
  • トリエチレングリコールは、イソプロパノールの溶媒として使用される物質であり、エチレングリコールやジエチレングリコールとは異なる性質を持っています。
  • トリエチレングリコールの添加は、粉体の分散と成形を向上させるための効果があります。具体的なメカニズムは文献により詳細に説明されていますが、成形プロセスにおいて重要な役割を果たしています。
  • 粉体の混合後は、乾燥させてから成形することで、粉体がゲルやスラリーになることを防ぐことができます。また、焼結においては、使用した溶媒や添加物が焼結体の性質に影響を及ぼすことがあります。
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トリエチレングリコールって何ですか?~粉体混合→焼結~

こんにちは、当方機械系学部生で、セラミックス系の文献を読んでいます。 文献では、ボールミルを用いた粉体の混合の際に、イソプロパノールを 溶媒として、イソプロパノールに少量のトリエチレングリコールと トリトンX-100を加えるそうです。 ここで、分からないことがあります。 トリエチレングリコールという物質とは、どういったものなのでしょうか? エチレングリコールとかジエチレングリコールとどう違うのですか? なぜ、エチレングリコールやジエチレングリコールではなく、 トリエチレングリコールを用いているのでしょうか? 有機化学系の知識が皆無でありますので、まったく分かりません。 分からなくても良いと言えばそれまでですが、気になって仕方ないのです。 また、トリエチレングリコールとトリトンX-100を添加する事で、 分散と成形が良好になるそうですが、それはどういったメカニズムに なるのでしょうか? 今読んでいる文献というのが、英論文で、説明も不親切なため、 さっぱり分からず、困っております。 また、粉体の微細化と混合を終えると、成形をしなければいけないのですが、 溶媒中で混合しているせいで、粉体がゲルというか、スラリーみたいに なってしまわないのでしょうか?混合後、乾燥させてから成形、といった プロセスになるのでしょうか? それと、焼結の際や、焼結体に、混合の際に溶媒として用いた物質が 影響を及ぼすことはあるえますでしょうか? 質問ばかりで申し訳ありません。当方、この分野の素人であります。 どなたかご教授していただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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>トリエチレングリコールという物質とは、どういったものなのでしょうか? >エチレングリコールとかジエチレングリコールとどう違うのですか? →エチレングリコールが3つ重合した構造です。 性質はほぼ同じだが、分子量、沸点、粘度が共に2者より高い。 参考:ポリエチレングリコール http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%81%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB セラミックの専門家で無いので、一般的に。 >なぜ、エチレングリコールやジエチレングリコールではなく、 トリエチレングリコールを用いているのでしょうか? →粘度や性質が適していたから >粉体がゲルというか、スラリーみたいになってしまわないのでしょうか? →溶媒量によります。 >混合後、乾燥させてから成形、といったプロセスになるのでしょうか? →文献に書いてないの?成形の方法によって、違うと思います。 スラリーを型に入れて、乾燥後焼成する方法(トイレの便器など)もあります。 日本語の基本的なセラミックの本を読んで知識を付けてから、 英語文献を読まれる方が理解しやすいと思います。

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