SRCの累加強度式と単純累加強度式の違いとは?

このQ&Aのポイント
  • SRCの累加強度式には一般化累加強度式と単純累加強度式があります。
  • 一般化累加強度式は、鉄骨と鉄筋コンクリートの曲げと軸力を組み合わせた耐力を最大化する方法です。
  • 単純累加強度式は、鉄骨と鉄筋コンクリートの強度を単純に加える方法で、耐力の最大化を行います。
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SRCの累加強度について

一般化累加強度式と単純累加強度式がありますが それらの違いがわかりません 検索すると ○一般化累加強度式 柱のような曲げと軸力を受ける部材の耐力を求める際に,鉄骨と鉄筋コンクリートそれぞれの曲げと軸力を組み合わせた耐力を 最大になるように加える(累加する)方法です.保有耐力の算定などに用います SとRCのそれぞれの耐力を最大となるようなNとMの組合せで累加 ○単純累加強度式 鉄骨の強度と鉄筋コンクリートの強度をそれぞれ求め,それらを加える方法です. それぞれの強度を単純に加える(累加する)ので,単純累加強度,略して累加強度と言います SとRCのどちらかがNまたはMを全て負担すると仮定して単純化して累加 と解説がありましたが解説の意味がさっぱりわかりません そのまま読むと S最大耐力+RC最大耐力=一般化累加強度式 Sの強度+RCの強度=単純累加強度式 ですが、何が違うのか何が単純になのかまったく理解できません もっとわかりやすく説明していただけないでしょうか?

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noname#102385
noname#102385
回答No.2

#1のcyoi-obakaです。 そうですか~、 添付のNーM相関図の意味がわかりませんか~! 困りましたね。どのように説明すれば………? お若い方々は、構造計算をPCで解析していまうので、一般と単純の違いがピント来ないですネ。 基本的に、考え方は全く同じなんです! ただ、計算上の変動因子の数が多いと手計算では、繰返しの計算が膨大になり、現実に実務としては困難なのですヨ。 つまり、RC造が負担するN及びM、S造が負担するN及びMがすべて変動する場合、合計4ケの任意の変動因子が存在する事に成りますネ。 この場合、4ケの組合せに依ってSRC造の耐力が決定する訳ですから、その組合せパターンは膨大な数になる。 その中から、最も経済的な組合せを求めるのは、手計算では至難の技になるのです。 そのため、N又はMの負担割合を事前に決めてしまい、NーM相関図の縦又は横の直線関係のみでSRC造断面の耐力を算定する単純累加方式が生まれたのです。 しかし、本来SRC造部材の耐力はRC造及びS造のそれぞれのベクトルで表せる耐力を合成したものです。 従って、縦又は横方向だけの耐力ではなく、斜め方向の耐力として表す事が力学理論に合致するのですから、その意味で一般累加方式の方が正解であり、経済的な理想解になりますが、その解析にはPCの演算能力が必要ですね。 さて、NーM相関図の耐力頂点Mmaxが、一般も単純も同じなのは何故? という事ですが、これは当然の事で、あるSRC造部材における最も耐力が求められるN及びMの組合せを表したものです。 チョット乱暴な解釈ですが、以下のように考えてはいかがですか?  単純累加方式はRC造とS造の耐力を単純に加算した(乗せた)もの。  一般累加方式はRC造耐力線の上をS造の原点Oが移動して包括したもの。 以上です。

aderasu
質問者

お礼

どうもです 「SRC計算規準・同解説」なのですが 今まで大きな書店何件か回りましたが売っていないんですよね 結局見れず仕舞いでした 単純累加方式でもあくまで実応力は同時に作用するわけで、 実際の部材にかかる応力は計算時のように許容応力まではどちらかが 負担すると言うわけではないと言うことですね といいますかまず添付図の意味がわからなければ 回答いただいても理解できないのでしょうね

その他の回答 (1)

noname#102385
noname#102385
回答No.1

今日は cyoi-obakaです。 一般と単純累加強度方式の断面算定の違いは、手計算をしてみると簡単に理解できますヨ! 要するに、設計手法によって一般が便利か?単純が便利か?なんです。 求めているものは同じで、梁および柱の断面算定ですネ(一次設計等)! また、保有耐力のような、部材断面構成を確定して、その耐力を求めるという場合(二次設計等)も同様です。 では、簡単にその違いを説明します。 手計算で構造設計をする場合、構造物に発生する応力をまず算出し、その発生応力に対応する部材断面を決定していきますネ! この場合、部材断面の当初仮定(準備計算)段階では、コンクリートの断面だけで、鉄筋や鉄骨の構成因子は仮定していません。 つまり、発生応力が決まった時点で、鉄筋量や鉄骨量を決定するのです。 通常、単純累加方式はこの時使います。RC造とS造の単純な合体断面とし、例えばN(軸力)は全てRC造断面が負担すると仮定して、M(モーメント)を鉄骨と鉄筋に任意に振分けて、鉄骨断面と鉄筋量を決定します。一般に,鉄筋量を先に決めて鉄骨断面を流動的にしますネ。 これで、部材断面構成が決定完了(部材設計終了)です。 この考え方は、単純にRC造の耐力にS造の耐力を加算しただけの部材断面決定方法で、手計算では便利(一回の作業で済む)です。 最近は、PC解析ですから、一瞬の内に演算ができますネ!つまり、なんども繰返しフィードバックしながら断面決定が可能なわけです。ですから、準備計算の段階で部材構成を全て仮定したり、手計算のようにNをRC造が全て負担するなんて条件を付けなくても、時間を掛けずに何度も繰り返し計算が可能なんです。 つまり、経済設計が可能になったんです。 これが一般累加方式です。この基本は、RC造の耐力とS造の耐力を合成ベクトルで算定する方式ですから、解析以前に部材断面構成を決定しておくことが必要になる。 つまり、保有耐力を求めているのと同じ事です! 結論、 一般累加方式はPC対応の解析方法で経済設計が可能! 単純累加方式は手計算対応の解析方法で多少不経済な部分がある! てな違いです。 以上です。質問の回答に成っていますか? 詳しい解説は学会の「SRC計算規準・同解説」を読んでみて下さいネ!  

aderasu
質問者

お礼

>質問の回答に成っていますか? たぶんズバリ回答なんだと思います。 し、しかし・・・私の方の理解がついていけてません。 累加強度式は応力の負担割合は任意だと聞いています。 するとSとRCのどちらかがNまたはMを全て負担せず、 許容応力度内でも初めから両者同じように負担すると仮定すれば単純ではなくなるのでしょうか? それに初めから終局耐力同士で累加しておくほうが簡単な気がするのですが フィードバックとか出てくるんですね。 添付している図面の意味もさっぱりなのですが 見ると単純も一般もMAX頂点は同じになっているので わけがわからないです。

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