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仏教の死後と戒名

hukuponlogの回答

  • hukuponlog
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回答No.4

アメリカ在住です。私も学生に説明する機会があるので、その際にはこの程度の説明をしています、という話をします。 ただし、素人ですからそれを前提に読んでくださいね。それから、仏教というのは、原始仏教と日本の仏教は、全然違う(というか別の宗教)し、日本の中でも禅宗と浄土真宗などで全く違います。ですから、以下の話が全てとは思わない方が良いと思います。 >死んだおじいちゃんおばあちゃんとか)はどこへ? 仏教では六道と言って、6つの世界があるといわれています。おなじみの地獄もその一つ。で、死んだ人間は、生前の行いに応じて、その6つの世界のどこかに生まれ変わります。これを輪廻転生といいます。 >既に生まれ変わってこの世に存在してることになるのですか? 「人間界」(私達が生きているこの世界)も六道の一つです。上で言ったように、生前の行いに応じて、どこかに生まれ変わりますから、どこかには「生まれ変わっている」のでしょうが、人間界とは限りません。 天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道 のどこかです。 >生まれ変わるのに戒名をするということ で、「輪廻転生ってやだなぁ」と思う人がいるわけです。だって、次は地獄に落ちちゃうかもしれない。たまたま天道界に生まれ変わっても、その次は地獄に落ちるかもしれない。虫けらに生まれ変わる可能性だってある。心臓がバクバクしちゃいますよね。 ところが、唯一輪廻転生から抜け出ることが出来る場所があるのです。それが「極楽」。この「極楽」に入ることが出来れば、輪廻転生からは抜け出て、一生?(なんか変ですけど)安楽に過ごすことが出来るといわれています。 しかし、普通の人間が輪廻転生のサイクルを抜け出して、「極楽往生」(極楽に往って生きる)するのはとても難しい。だって、人間は一生の間に、必ず悪いことしますから。 この場合、「悪い事」というのは犯罪という意味ではありません。例えば、ものに執着する心だとか、人をねたむ心なども「悪い事」です。 ここで、大雑把に言えば(本当に大雑把、突っ込みどころ満載) ・だから仏の弟子となり修行をして、そういう「心」を鍛えましょう。というのが禅宗の考え方です。 ・凡人はそんな修行はできっこないんだから、「助けてくれー」と仏様や菩薩様にすがってしまいましょう。というのが浄土宗や浄土真宗の考え方です。 どちらにしても、仏の弟子となるということを「受戒」(戒を受ける)と言います。で、その時の名前を「戒名」というのです(ここも凄く大雑把)。つまり、これから修行をして、輪廻転生のサイクルから抜け出ましょう、という決意の表れなのです。 だから、本当は、死んだ人に付けたって意味がないというか、「お前、死に際にそんなことするのは、ずるいんじゃない?」みたいな話もあるのですが、ま、そこは「仏の慈悲は広大無辺」ですから良いのです。 さて、戒名をもらい無事に仏の弟子になったあなたのおじいちゃんやおばあちゃんは、「浄土」というところに行きます。ここは、「極楽」ではない(とも言えないところがややこしい)のですが、とても清い国ですから凡人でも悪いことは考えたり、したりしません。つまり凡人でも修行ができる場所なんですね。 ここで修行をすることで、無事「成仏」(仏になる)すると、めでたく六道の輪廻転生から抜け出すことができる、という流れです。 まぁ、キリスト教徒相手でしたらこのくらいでいいかな? 本当は菩薩とは? 阿弥陀如来の「極楽浄土」は?など細かく説明することはたくさんあるのですが、そこまで詳しく話してもかえって分かりにくくなると思うので・・・。

youoshimi
質問者

お礼

解り易くありがとうございます! 少しもやもやした気分が晴れました。 実家は真言宗なのですが、家には神棚も仏壇もあるし、 初詣は神社だし、でもお墓はお寺だし... まだまだなぞ多き問題ですが、少しづつ勉強してゆきたいと思います。

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