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鴨長明

 鴨長明を神道の方かなと思って居ました。  でも、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」という書き出しの文章が神道に関係があるのかなとも思いました。  でも、似たようなものとしては、論語第九:子罕:17「子在川上曰 逝者如斯夫 不舎晝夜」(子、川のほとりにありて曰く、逝くものは斯くの如きかな、昼夜をおかず:・・ちょいと視点と意味がちがいはするのですが)というのもあります。  鴨長明の法名があって蓮胤申されるそうです。  1.法名っていうのは、仏教のなまえでしょうか?   神道ではそういう法名はないのでしょうか?  2.鴨長明は何宗に帰依されたのでしょうか?  3.方丈記の書き出し文章は、仏教的というべきでしょうか?   神道にはこういう思想はないのでしょうか?  どうかよろしくお願い申しあげます。  義理の親族の慶弔で、明日よりしばらく、初めての海外渡航を致します。対応が遅く為りますが、どうぞご寛恕いただけますように。

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noname#94392
noname#94392
回答No.4

>西南に竹の吊棚を構えて、黒き皮籠三合を置けり。すなわち和歌、管弦、往生要集ごときの抄物を入れたり  本文からみると浄土宗のようですが、以下のように記載されています。 日本の古典を読む(14) 方丈記・法然草・歎異抄(小学館)によれば「長明が草庵生活への自らの執着心にとまどい、念仏を二、三度となえたところで終わっています。長明は浄土に心を寄せながら、仏を信じきることができなかったのです。 >長明は和歌と琵琶と仏教を最後まで手放さなかった。晩年には、歌人時代のの回想を含む歌論書『無妙抄』と仏道を志す人々の姿を描いた『発心集』も表している。  法名という限りは仏法であり、方丈記は仏教の真髄でしょう。神道や仏教者というよりも、典型的な日本文化人というべきでしょう。

krya1998
質問者

お礼

 迷い、ふっきれない。これは本当は正直なあり方ですね。  私は規定、決定して邁進しておりますが、常に他の教えや学、知見に最大の心も寄せざるを得ません。  非常にsympathyできます。不遜ですが。  はい、私も50年ヒンドゥの思想に埋もれていますが、方丈記ほどにその真髄を簡明、そして短文で同じ心を、哲学を感じさせる文章は、日本人にはありません。  神道もこういう思想があるのかなと存じたのが質問の契機でした。  ありがとう御座いました。

その他の回答 (3)

  • buchi-dog
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回答No.3

ご質問の事例について、仏教と神道、と言う2つを別々なものとして考えるのがそもそも間違っています。 明治維新後の「神仏分離」と言われる一連の出来事によって、仏教と「『神道』と現在言われるもの」が分離されるまでは、お寺と神社、仏教と神道の境は極めて曖昧なものでした。 「本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)」というのをネットで調べてみて下さい。これが、「仏教と神道を融合させた理論的根拠」とされています。 もっとも、当時の人々はそこまで大げさに考えていなかったと思われます。現在の標準的日本人が、どこかのお寺に先祖の墓があり、家に神棚と仏壇があり、季節や人生の節目に神社に参拝するようなものです。他に、キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝ったりしますが、何の違和感も感じませんよね? 昔の日本人の感覚もこれと似たようなものです。 「鴨長明の時代には、仏教と神道が一体になっていた、もしくは境目が曖昧であった」 ということを考えれば、この質問自体があまり意味を持たなくなると思いますが?

krya1998
質問者

お礼

 ありがとう御座いました。  境目が曖昧であったのですか。  そういう事情であれば、質問もあまりは意味がないようにも存じますね。  垂迹ということで両者において習合があったのですね。  截然たる状況は、廃仏毀釈を契機としての現象なのですね。  ここらの概念区別をしたいというのは、初心、初学の捉われでしょうかね。  ありがとう御座いました。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

非常に厳密に言うと「仏門に入る」ことと「出家する」こととはたぶん別です. 「仏門に入る」というのは「ブッダの弟子として仏教を信仰しそれに従う」ということを意味するはずです. これにたいし, 「出家」は「家から出る」=「俗世間との縁を切る」ということを意味します. 出家に対し出家しない, つまり「家にいる」=「在家」という言葉もあります. で, 俗世間にいるときの名前が俗名, これに対し俗世間から縁を切ったときに改めてつける名前を「戒名」あるいは「法名」と呼びます. 仏教の葬儀で「戒名」が与えられるのは, 死ぬことによって俗世間から縁を切り, ブッダの弟子となるということから行われています.

krya1998
質問者

お礼

 言語の概念的区別のお教えをありがとう御座いました。  出家と仏門に入ることとの区別をつけない使用のしかた、概念無区別をしていましたが、改めます。  在家のまま、仏門に帰依するということは当然あるわけですからね。  この仏門に帰依するを、仏門に入るという言葉でいう場合もあるのですね。  ありがとう御座いました。

回答No.1

1.法名っていうのは、仏教のなまえでしょうか? =鴨長明、本名と言うかこの場合俗名と言うのでしょうが、 かものながあきら、といいます。 下賀茂神社の神事を統率する鴨長継の次男として生まれました。 ・神道ではそういう法名はないのでしょうか? =長明は河合社の宮司を補佐する職である禰宜という位に就くことを望んでいましたが、就けず、後に出家して蓮胤をなのります。 2.鴨長明は何宗に帰依されたのでしょうか? =俊恵の門下でもあるとされていますので、華厳宗ではないでしょうか。 3.方丈記の書き出し文章は、仏教的というべきでしょうか? =方丈記は鴨長明無常観の文学ともいわれていますので、仏教的といわれればそうではないでしょうか。

krya1998
質問者

お礼

 早速にありがとう御座いました。  出家とは仏門に入るという意味なのですね。  華厳宗でしたか。俊恵師。  無常観ですか。仏教的世界観ですね。  神道にはこういう見かたはありませんでしょうか?  ありがとう御座いました

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