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線形空間についての質問です

motariの回答

  • motari
  • ベストアンサー率60% (3/5)
回答No.5

質問内容に対する直接の解答ではありませんが、"数列"という表現が理解を妨げているように思われるので、参考程度に書かせていただきます。 この場合、"数列"ではなく"数の組"と考えるべきです。 (a1,a2,...,an)の各成分ごとの加算減法が自由なら、 このようなもの全体の間でも加算減法が自由ですよね? (a1,a2,...,an,...,a∞)のように無限個の場合も、各成分ごとの加算減法が自由なら、 このようなもの全体の間でも加算減法が自由です。 "収束する数列"は"無限個の数の組"をあらわしますが、 "収束しない数列"はそうではありません。 例えば実数列で考えると、収束列のa∞は実数なので加算減法が自由ですが、収束しない列のa∞は発散するか存在しないかで、いずれにせよ実数ではないので加算減法も自由ではありません。 単に"無限個の数の組"といえばいいところをわざわざ数列で表現しているだけのことです。 このように考えれば疑問は解消されるのではないかと思います。 ただし、"無限個"というものをキチンと取り扱うには"有限個"の場合の類似では不十分なので、やはりlimという極限の概念が登場してくることになります。

noname#87373
質問者

お礼

>これが納得いかないということです。あえて言うなら >"収束しない数列"は"Wでは"そうではありません。 >とするべきではないでしょうか (↑訂正) 数列=無限個の数の組(並び)であって、 収束する数列=無限個の数の組(並び)ではない と考えます。

noname#87373
質問者

補足

motariさん、前回の私の質問に引き続き、こちらでも回答していただき本当にありがとうございます!感謝です。 私は理解力が乏しいので回答文を何十回も読ませていただきました。 以下、それに対する私の考えです。 >"収束する数列"は"無限個の数の組"をあらわしますが、  "収束しない数列"はそうではありません。 ここが一番気になるところです。 数列とは単に、無限個の数の組であるのなら 一般項が収束しない数列{x_n}={1,2,3,・・・n,n+1,・・・・・}も 一般項が収束する数列{y_n}={1,1/2,1/3,・・・1/n,1/(1+n),・・・・} も実数列ですよね? ここでのx_∞はたしかに発散するから実数ではないし、x_∞+1や3-x_∞などといった加算減法も自由でない。でもそれは、収束しない数列が無限個の数の組でないことにはならないと思いました。 前回の質問文のなかで、 「実数列全体の集合は実線形空間である。また、収束する数列だけを考えれば、解析学での周知の定理により再び実線形空間が得られる」ということを書きました。私はさらに、「実数列の全体が実線形空間であることの証明に関しては、数列の一般項の収束発散は問題ではない」のようなことを書きました。(多少違いはありますが・・。) 実数列全体Vが実線形空間であることの証明をするときには、まず、 Vの元{x_n}{y_n}に関して和とスカラー倍が定義できていないといけませんが、ここでは、 和を{x_n}+{y_n}={x_0+y_0,x_1+y_1,・・・・} スカラー倍をk{x_n}={kx_0,kx_1,・・・}としました。 この決め方なら和もスカラー倍もともに"無限個の数の組"であるからVの元でありOKです。ここで私が強調したいのは、 "x_∞が収束するのか発散するのかは、実数列全体Vという舞台においてはまったく問題にしていない"ということです。和やスカラー倍が再びVの元となっている為には、単に和やスカラー倍したものが無限個の数の組、つまり無限個の数を並べたものでありさえすればいい。x_∞の行先は問題ではないと思います。 しかし、実数列全体Vのなかで、特に収束する数列全体Wだけを考えるとなると話は違います。Wが実線形空間であることの証明にはVのときと違って、x_∞が収束するかどうか(limの概念)がとても重要になってきます。以下その理由です。 Wの2元{a_n}{b_n}をとってきたとします。 今、Wという舞台から元を持ってきたのですから、lima_n、limb_nともに収束しています。ここで、Wにおける和とスカラー倍の定義をVのときと同じにした。 まさにこの時に、解析学で周知の定理、つまり(おそらくですが)「lim(x_n),lim(y_n)が存在するならば、lim(x_n+y_n)=lim(x_n)+lim(y_n)、さらにklim(x_n)=lim(kx_n)が成立する」という事実が和やスカラー倍の定義を正当化するための道具となります。 つまりWにおいてはVと違いlimの概念が実線形空間であることの証明に際して必要となる。 長文になってしまいましたが、私が言いたいことは、 実数列全体Vにおいては、limという極限の概念は重要ではない。 でも収束する数列全体Wにおいてはその概念は重要である。 おなじ数列という、無限個の数の組(並び)を扱うにしても、limの概念は必要なときもあるし不必要なこともあるのでは?ということです。 なんかわけのわからないものになったかもしれませんね。本当にすいません。簡潔に言うと >"収束する数列"は"無限個の数の組"をあらわしますが、 >"収束しない数列"はそうではありません。 これが納得いかないということです。あえて言うなら "収束しない数列"は"Wでは"そうではありません。 とするべきではないでしょうか? あともう少しで理解できそうな気がします。 どうか回答よろしくお願いいたしますm(_ _)m 他の方もぜひご意見お聞かせください。 このままあやふやにしたくないので・・。

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