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線形空間についての質問です

arrysthmiaの回答

  • arrysthmia
  • ベストアンサー率38% (442/1154)
回答No.2

(1) Vが数列空間なのだか、数列の値域なのだかが、混乱してるような気がします。 「a_n,b_n∈V」は、数列 a_n 自体が V の元という意味ですか? a_n の各項が V の元という意味ですか? 数列 a_n 自体が V の元という意味であれば、 lim(a_n)+lim(b_n)∈V や k・lim(a_n)∈V という式は、意味をなしません。 a_n の各項が V の元という意味であれば、 「a_n∈Vならばlim a_nが存在し」が成り立つような V は、1個の元からなる集合です。 そのような V の上に、加法と実数倍が定義されているとすれば、それらの演算結果は 全て共通に V の唯一の元ということになって、V は、0 次元実ベクトル空間 { 0 } と同型です。 (2) 「収束しないa_nを並べた集合」だけでは、どんな集合の元をならべた数列のうち 収束しないものを考えているのだか判りませんが… とりあえず、実数列のうち収束しないもの全体の集合を V としましょう。 V に零ベクトルを付け加えただけでは、A は加法閉になりません。 収束しない数列 a_n と、収束する数列 c_n を持ってきて b_n = c_n - a_n と置くと、 a_n も b_n も収束しませんが、a_n + b_n は収束してしまいます。 (スカラー倍には、問題がないように思います。) (3) これも、状況がいまひとつ判りにくいのですが… これは、実線型空間でよいと思います。 A の漸化式が各元 { x[n] } で共通ということであれば、 それは、よく知られた「線型差分方程式の解空間」というものです。 { x[n] } ごとに対応する漸化式が存在する… という意味であったとしても、 漸化式の次数 k を限定しないなら、A は線型空間になります。 漸化式は { x[n] } ごとに異なるが、その次数 k は共通ということであれば、 ダメです。 その場合は、加法閉になりません。

noname#87373
質問者

補足

丁寧な回答本当にありがとうございます。 おかげさまで勉強の助けになります! なのに、私の日本語が理解しにくいものとなってしまっていて大変申し訳ありません。 以下、回答に対して疑問におもったことです。 (1)についてですが、私はa_n の各項がVの元というつもりでした。でもそれだと、1つの元からなる集合になってしまい、実線形空間にはなりませんね・・。 (2)については、納得しました。ありがとうございます。 (3)についてですが、私はAの漸化式が各元{x[n]}で共通というつもりで書きました。この場合は普通に和やスカラー倍等を確かめれば線形空間であることの証明は、私が質問文に書いたもので良いのですよね? ところでarrysthmiaさんの仰った >{x[n]} ごとに対応する漸化式が存在する…という意味であったとしても、漸化式の次数kを限定しないならAは線型空間になります。 >漸化式は{x[n]}ごとに異なるが、その次数kは共通ということであれば、ダメです。 その場合は、加法閉になりません。 この二文が気になったので考えてみたのですが、よくわかりませんでした。 漸化式が異なるというのは、たとえば、異なる数列{x[n]},{y[n]}∈Aをとってきたとき、それぞれに関して x[n+k]+a[k-1]x[n+k-1]+・・・a[1]x[n+1]+a[0]x[n]=0 y[n+k]+b[k-1]y[n+k-1]+・・・b[1]y[n+1]+b[0]y[n]=0 ということですよね。 さらにkが共通ならダメというのはなぜなのでしょう。 あとkを限定しないという日本語がよくわかりませんでした。 Aの各元にたいしてkを好きなように決めても良いということでしょうか? この二文について、申し訳ないのですが、教えていただけないでしょうか?もっとちゃんと理由が知りたいです。面倒でしょうが、どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m

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