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二分法の起源

noname#132831の回答

noname#132831
noname#132831
回答No.8

 「解かるとは分けることである」という言葉がありますが、私たちはこの世界を簡略化したり、意味付けしたり、レッテルを貼ることでしか認識できないでしょう。もしこの世界を混沌としたまま、ありのままに頭に収められたとしても、そこには意味が存在しないでしょうし、また、認識したという自覚すらないでしょう。  「世の中はすべてが相対的だ」 http://www4.plala.or.jp/k-k/komoku011.html と、捉えます。また、「劣悪を指嗾(しそう)しない如何なる崇高な言葉もなく、崇高を指嗾しない如何なる劣悪な言葉もない。」小林秀雄『様々なる意匠』というのもあります。『汚い』と聞けば、その反対側に『きれい』の存在を想像します。  ガソリンの値段が「高い」と言いますが、これは背が高いとか、高い山と言うときの、まさに「高い」という物理的概念を援用したメタファーに過ぎません。本来は、ガソリンの値段としての数値が大きいと表現すべきです。このように、私たちは何かを理解しようとするとき、機知の概念に重ね合わせて理解しようとするものです。  そこで、二分法の起源について、私なりに想像したことを書きます。それは、この現実世界には秩序があるからだということです。例えば、私に近い場所からA、B、C、D地点があるとすると、歩いていくとまずA地点に到達し、次にB地点、C地点、D地点の順番に到達します。もしも、この現実世界の空間に歪みがあって、A、F、Z、D、Cのような順に到達するなら、「近い」「遠い」という分け方は無意味なものになります。空間に秩序があるから、「近い」「遠い」という概念が認識にとって意味を持つのです。これが、なぜ三分法や四分法ではなく二分法なのかという起源の説明になりはしないかと考えています。  だいたいこの世の中は順番に並んでいます。川は高いところから低いところへ流れ、時間は車窓からの景色のように現在が順に過去になります。テレポーテーションや時間の逆流を体験することはありません。だから、二分法で認識しても差支えがないのです。  では崇高と劣悪はどうなのか。たぶんこれは、「高い」と同じように、理解するための援用ではないかと思います。現実世界が順番に並んでいない世界だとしたら、このような相対的認識法、二分法ではなかったに違いありません。  なぜ、このように援用してまで認識しようとするのか?それは世界に対して効果的に働きかける為ではないかと思います。法則性を踏まえて認識しておけば、世界に対して効果的に働きかけることができるからです。方便でしかありません。  専門用語は知りませんので期待はずれでしょうか。どうせ暇つぶしだからいいですよね。

fishbowl66
質問者

お礼

>「解かるとは分けることである」という言葉がありますが なるほど、そうすると、「知るとは記すことである」と言えるかもしれませんね。 相対的というと、レーダーマンでしたか『対称性』と言う難しい本がありましたね、物理世界の対称性について、ちょっと行き過ぎの観もありましたが、物理世界の対称的な構造が二分法の起源になるかもしれません。 勿論この点も、外部世界の秩序のなせる業かも。 ところで、もう一点、二分法の起源を、我々の認識方法、言葉による区別に求める事もできます、結局、二分法の起源を、外部世界なのか内部世界なのかと言った、「内・外」の二分法に戻っている、ウロボロスの環ですかね。 お礼が大変遅くなり、失礼しました。

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