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リグニンの種類について

こんにちは。 私は、技術系の分野で働いており、リグニンを原料に扱っています。 しかし、バイオマスの知識が乏しく、リグニンというものが良く分かりません。 (構造などは本で調べました) そこで、リグニンの種類が何種類かあると聞いたのですが、 実際どのようなものがあるのでしょうか? 教えて下さい。

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  • Bubuca
  • ベストアンサー率59% (531/896)
回答No.2

>可溶性のものと不溶性のものがある そうですね。リグニンは基本的に何にも溶けないものですから、可溶性にしたものと可溶性にならなかったもの、という理解でいいと思います。 水に溶けるような形になったものは天然ではアルカリに溶けるフルボ酸や酸に溶けるフミン物質などがあります。これらは微生物によって変成したリグニンといってよいでしょう。 ある程度分解してジオキサンに溶けるようにしたものがジオキサンリグニンです。 硫酸でセルロースやヘミセルロースを分解して取り出したのが硫酸リグニンですが、これは完全に不溶性のままです。 あとは微粉砕して物理的にとりだしたMWL(Milled wood lignin)があります。 大抵何かに溶けたリグニンは、一部分解して溶かし出したものです。 それぞれのリグニンの取り出し方は「木材化学」などの書籍に詳しくあります。 他にも木材を爆砕して、アルカリ洗浄で取り出すリグニンや、パルプ製造工程で排出されるリグニンも「リグニンの種類」といえば種類なのかもしれません。 天然にあるままのリグニンでは草本性リグニンと木本性リグニンに大別するくらいだと思います。

ryothesky
質問者

補足

ありがとうございます。 そうです、そのようなことが知りたかったんです! 大変参考になりました。 木材化学ですね、調べてみます。

  • Bubuca
  • ベストアンサー率59% (531/896)
回答No.1

リグニンは巨大で複雑な構造をしていて、樹木全体がひとつの分子であると考えてもいいと思います。ですからリグニンの構造を表わすときは、構成単位の存在比を表示するのが通例です。 メトキシ基、フェノール性水酸基、アルコール性水酸基の存在割合が樹種によって違ったり、木本性リグニン、草本性リグニンによって違うことは言われています。 また同じ樹の中でも部分によって構成が変わると言われています。 細かくいうとキリがないですし、リグニンの構成単位の量の違いによって用途が変わるような話もききませんのでC6-C3を単位とする巨大な化合物で木本性と草本性に大別できる、というくらいでいいのではないでしょうか。 Wikipediaにもぱっとした情報はないですね。

ryothesky
質問者

補足

ありがとうございます。 自分も構成単位や複雑な構造式などは本などで目にしたのですが、 そもそもそれ以前の"種類"が分かりません。 例えばリグニンには可溶性のものと不溶性のものがあると思います。 それは処理の過程が違いによるもの(アルカリ処理や酸処理、菌など?) だと思いますが、 どのような処理を受けたものが可溶性で、逆にどれが不溶性なのか? その辺りについて知りたいところです。

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