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血液型の割合が一定であること
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血液型などの対立遺伝子の遺伝子頻度は、世代が移り変わっても変化しないというのは、法則になっています。 ●ハーディー・ワインベルクの法則 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
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- BookerL
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簡単のため、A型とO型の遺伝子だけがある民族のモデルで考えましょう。 ある世代にA型の遺伝子とO型の遺伝子が 3:1で存在するとします。個人の遺伝子型の存在確率は AA 3/4 * 3/4 = 9/16 AO 3/4 *3/4 *2 = 6/16 OO 1/4 * 1/4 = 1/16 の三種類で、存在比は9:6:1になります。(A型とO型は 15:1ということになります。) さて、256組の夫婦があり、子どもが一人生まれるとします。 夫婦の組み合わせが平均的な確率通りだとして、それぞれ確率通りに子供が生まれるとすると AA - AA 81組 →子どもはすべてAA →AAの子ども81人 AA - AO 108組 →子どもはAAとOOが同数 →AAの子ども54人、AOの子ども54人 : : 面倒なので、個々には書きませんが、このような計算をすべての組み合わせで行なうと AAの子ども144人、AOの子ども96人、OOの子ども16人 となります。結果としてA型:O型=15:1 で、割合は親の世代と変わりません。 親の世代にA型が多くても、A型がO型を駆逐する、ということにはなりません。
お礼
回答ありがとうございます。 かなり求めていた回答に近かったので,とても参考になりました。
- stripe-k
- ベストアンサー率36% (22/60)
答えが先になってしまいますが・・・ 血液型によって淘汰を受けませんし、日本人は、集団としての数は十分に多く、かつ孤立(?)しているので、集団遺伝の法則が成り立ちます。 この法則を適用すると・・・ 日本人が持つ血液型の遺伝子型は pA+qB+rO ただし、p+q+r=1 この日本人の集団内での次の世代の遺伝子型と頻度は (pA+qB+rO)×(pA+qB+rO) ここで、現在の日本人の血液型の割合適用すると r^2=0.3 r=0.55 あとは方程式を順に解いて p=0.29 q=0.16 つまり、日本人の集団としての血液型の遺伝子型頻度は Aが約29%、Bが約16%、Oが約55%。 外国からの移住者が十分多数(500万人くらい?)にならないと、血液型の頻度は変わらないという訳です。 詳しくは、生物の教科書か参考書を見て下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 おっしゃられているのは,現時点での血液型頻度であり,次世代へ頻度が保たれることに言及されていないようですが,いかがでしょうか。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 生まれてくる子供は、 父が持っている2つの血液型遺伝子のうちの片方と、 母が持っている2つの血液型遺伝子のうちの片方 を受け継ぎます。 Aの遺伝子とBの遺伝子は対等で、O型はA、Bに比べて劣性です。 たとえば、遺伝子がAAでもAOでも血液型はA型です。 具体的に示してみましょうか。 夫婦の血液型遺伝子の組合せと、生まれてくる子供の血液型は、 O型-O型 の夫婦 OO OO → OO(O型) O型-A型 の夫婦 OO OA → OO(O型)または OA(A型) OO AA → OA(A型) O型-B型 の夫婦 OO OB → OO(O型)または OB(B型) OO BB → OB(B型) O型-AB型 の夫婦 OO AB → OA(A型)または OB(B型) A型-A型 の夫婦 OA OA → OO(O型)または OA(A型)または AA(A型) OA AA → OA(A型)または AA(A型) AA AA → AA(A型) A型-B型 の夫婦 OA OB → OO(O型)または OA(A型)または OB(B型)または AB(AB型) OA BB → OB(B型)または AB(AB型) AA OB → OA(A型)または AB(AB型) AA BB → AB(AB型) A型-AB型 の夫婦 OA AB → OA(A型)または AA(A型)または OB(B型)または AB(AB型) AA AB → AA(A型)または AB(AB型) B型-B型 の夫婦 OB OB → OO(O型)または OB(B型)または BB(B型) OB BB → OB(B型)または BB(B型) BB BB → BB(B型) B型-AB型 の夫婦 OB AB → OB(B型)または BB(B型)または OA(A型)または AB(AB型) BB AB → BB(B型)または AB(AB型) AB型-AB型 の夫婦 AB AB → AA(A型)または BB(B型)または AB(AB型) 以上のことから私が何を言いたいのかといいますと、 血液型は、受け継いだ遺伝子情報の一部を表しているだけであって、 Aの遺伝子を持っている人口が多いからといって、他の血液型の遺伝子を「やっつける」ということではない、ということです。
お礼
長文の回答,誠にありがとうございます。 「血液型は、受け継いだ遺伝子情報の一部」の部分は参考になりました。
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お礼
回答ありがとうございます。 その法則こそ求めていた法則です! 十分に理解することができました。