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江戸時代の時間の計測について。

asterの回答

  • aster
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回答No.1

  以下の答えであるというのは、今まで見たことがありませんが、あらためて考えてみると、これしか答えがなく、また非常に合理的です。 推測なのですが、星や月が見えない、完全な曇りや雨の夜の時間は、「体内時計」で測っていたのだと思います。 これは、昼間もそうであって、太陽の高さで時間を知る以外に、体内時計で、大体の時間は分かったのだと思います。 「体内時計」がそこまで信頼できるのかについては、十二分に信頼できると思います。例証は色々ありますが、江戸時代やそれ以前の時代、あるいは明治・大正でも、田舎などだと、時計もあったでしょうが、体内時計で時間は大体10分ぐらいか、その前後の精度で分かったのだと思います(もっと正確に分かった可能性があります)。 これは、昔の人は、「人工の光」を持たなかったということも大きな理由です。強い光を夜中に浴びていると、体内時計のリズムは一定でも、それを読み取る意識の側で混乱が起こります。 夜中には、行燈のごくごく弱い光か、それもないような状況では、体内時計の狂いは少なく、意識の読み取りも、かなり正確だったと思えます。 太陽の高さや、星の季節ごとでの空での位置は、自分の体内時計の時刻読み取りを確認する目的で使っていたのだと思います。 体内時計の一日は24時間ではなく、1時間ほど長いですが、子供の頃から、体内時計の時刻読み取りを修練していると、この差時間を補正して時刻読み取りするのだと思えます。 飛行機などに乗ることで、初めて「時差」などが出て来たので、そんな高速移動手段のなかった時代・世界では、体内の生理的時計が、一日を計測しているという事実は、各自が、体内に時計を持っているのと同じで、この時計はかなり正確なので、「読み取り技術」をほとんどの人が子供時代に習得していたと考えるのが合理的です。 江戸時代に限らず、それ以前の時代でも、世界の色々な場所でも、体内時計で時間を読み取っていたのだと思えます。 時計がなぜできたのかは、支配者や統治者の権威の象徴であり、時計によって共同体の時刻を指示する、つまり「時間を支配する」という目的のためだと考えられます。 後に、体内時計の補助確認装置になり、やがて、時刻の確認を外部の時計に頼るようになったのだと思えます。 長時間もつ蝋燭を燃やすとか、塩水に浸して乾燥させた縄とかを燃やすとか、たるなどに小さな穴をあけた原始的な水時計のようなものもあったかも知れませんが、それらは、補助装置だといえます。 あるいは大都市でも地方の田舎でも、寺院などが時鐘を鳴らして、共同体の時刻を同調させる役割を果たしたかも知れませんが、寺院がどうやって時刻を知ったかというと、寺の僧の体内時計で確認していたのでしょう。無論、太陽の見える場合は、日没とかは、明らかに観察されるので、補正というより、確認ができたでしょうが。   なお、これしか考えられないということで、文書等での典拠に基づかないので、「自信なし」にします。 (正確な水時計や、ぜんまい仕掛けの機械時計もあったでしょうが、庶民まで流布していなかったはずです。また江戸時代は、不定時方式で時刻を決めていたので、季節ごとで、実際の時刻と日没・夜明けによって決まる時刻はずれてきます。しかし、それも体内時計で補正していた可能性が高いです)。    なお、参考URLに次のような記述があります: >どうして不定時法のような不完全な時報を行う為に、これほど面倒くさい計算をしなければならないのか、若干理解に苦しみます。 これは、機械式や電子式の時計で時刻を測るのが常識である現代人の発想だと思います。体内時計は、日照で補正を受けるので、季節ごとで補正の仕方が変化してくると考えられます。多くの人の日常的な時刻の把握方法からすると(つまり、体内時計での時刻把握の場合)、天体=星の運行や、機械の表示時刻との整合性より、体内時計との整合性の方が意味があるので、太陽の運行に準拠した複雑な不定時時刻が選ばれたのだとも考えられるのです。 >こよみの読み方(32)時刻の九星・干支 >http://www.ffortune.net/calen/calen/yomi99/yomi032.htm  

参考URL:
http://www.ffortune.net/calen/calen/yomi99/yomi032.htm
noname#14890
質問者

お礼

早速の御回答ありがとうございます。僕も体内時計くらいしか思いつかなかったのですが、人工光が関係しているという論理は充分に説得力がありました。ありがとうございました。

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