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可視光と近赤外光
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漠然と「物質を透過しやすい」と書かれていますが、私が思うに、この文章では暗に 「人体や動植物、食物(穀類・野菜・果物など)」を指しているのではないかと思います。 有機物の多くはそれなりの強さで「紫外吸収(λ=200nm台~可視域)」と「赤外吸収(λ=約3μm~)」 を示します。ところが近赤外域(分光学では一般に780~2500nmを指すことが多い)で観測 されるのは大抵の場合、「赤外吸収の倍音(ハーモニックス)」くらいです。倍音は基音に 比べて吸収係数が小さいので、大きな吸光度は示しません。さらに、上記生体組織は多量の 水分を含んでいますが、みずは赤外域で非常に大きな吸収係数を持つため不透明です。 近赤外域では可視域と同様にまだまだ透明体です。このような理由から、人体や動植物、 食物(穀類・野菜・果物など)」に対しては近赤外光は”透過しやすい”と言えます。 そのため脳の光トポグラフィに用いられるのでしょう。
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- fba
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物質にもいろいろありますのでなんとも言えません。 身近なところでアクリルなんかは可視光線では透明でも赤外線は通さなかったりする訳で。大気も赤外線をまんべんなく通す訳ではないので、わざわざ標高の高いところに行ったり人工衛星を飛ばして観測しています。 余談ですが、赤外線を主に観測するための反射鏡は金メッキですし、可視光線の場合はアルミか銀です(銀は反射率は高いが曇るのが早くなりがちなのであまり一般的ではありません)。
- ctrpiv
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きちんと答えることはできないんですが: 水の場合、可視光より近赤外の方が透過しやすいと思います。遠赤外(熱赤外)になると全く透過しません。 空気の場合、下の人が「可視の中では赤色波長が透過しやすい」と書いていますが、近赤外に関しては平均すると可視光よりかなり透過率が落ちると思います。ただし近赤外の中でも、可視光より透過しやすい特定の波長領域は存在します(逆に近赤外の中でも空気に全部吸収されてしまう透過率ゼロの波長領域もあります)。 土なんかだと可視も近赤外も全く透過しないけど、赤外より波長の長いマイクロ波は透過するようなことを聞きます。 暗視カメラやエッチな写真などは、自信はありませんが、近赤外を透過させているのではなくて、近赤外を放射している(フラッシュのようなもの)のではないかと思います。 夜間は可視光も近赤外も入射が無いから真っ暗なので、そこで写真を撮るためにはフラッシュをたくなりして明るくしないといけません。でも近赤外の場合は人間の目に見えないので、近赤外のフラッシュをたいても真っ暗なままなので。ビデオカメラのナイトショットなどはこの方法だと思います。エッチな写真なんかも、近赤外を大量に照射して無理やり透過させてるのかも、と思うんですがどうでしょう? 「物質」を透過しやすいという物質がどんなものかわかりませんが、一般的には物質を透過しやすいのは近赤外よりむしろ波長のすごい短い放射線じゃないかと思うんですが。ウィキペディアの電磁波のところでも、「さらに波長が短いX線になると、物質との相互作用が減少し、透過するようになる。」と書いてあります。
- hikki-hikki
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可視光線でも赤色が透過しやすいです。 夕日が赤く見えるのも赤色が透過しやすいからです(真上に太陽が有った時と傾いた時では地球は丸いので大気層の厚さが変わって来ます。また地表に近い所を光が来るので大気中の塵などに影響を受け、波長の短い青色は届き難くなり、波長の長い赤色が多く届くので赤く見えます)。
- mick2856
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あまり良い例ではないのかもしれませんが、赤外線は熱に近いため水着など肌の感覚に近いものに関しては透過するようです。世の中ででている盗撮物では水着などが透けているということで新聞でも話題になっていました。 いわゆる暗視スコープや暗視カメラというものは、可視光よりも赤外線を投影するようにしたもので、結構良く見えるようです。動物を捕らえると目がかなり光って見えます。
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