• ベストアンサー

村上春樹著『青が消える』について

村上春樹著『青が消える』について 学校の授業で村上春樹の『青が消える』という小説が出てきました。 5~6回読み直してみたのですが、私にはさっぱりで作品の本質がはっきりしません。 教師にも何を意味しているのかなどを聞いてみたのですがよく分かりません。 ・何故筆者は『青』を消えるものにしたのか。 ・筆者は読者に何を語りかけているのか。 回答者様の一考察で宜しいので、どうか回答おねがいしますm(_ _)m

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hp_1200
  • ベストアンサー率53% (106/200)
回答No.1

「青が消える」はフランスのル・モンド紙に発表された作品です。ぼくは未読ですが、 この事実が内容を理解する鍵になっているような気がします。 フランスと青で最初に思いつくのが、青・赤・白のフランス国旗です。この中で青は 自由を表わしています。ちなみに白は平等、赤は博愛(友愛)です。もしかするとこの 作品でも、青は自由を表わしているのではないでしょうか? 全くの憶測ですので、見当違いだったら、お許しください。

sakurahop
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 見当違いだなんてとんでもない!なるほど……『自由』を表している、とは考えつきませんでした。やっぱり見方によっていろんな意見が出るんですね。大事に参考とさせていただこうと思います。

その他の回答 (1)

  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.2

未読だったので図書館に行って見つけて読んでみました。 主人公が好きな青という色が、大晦日に消えてしまったが、 そのことを誰もとりあってくれない、「誰も消えた青のことなんか気にしてはいな」い。 「僕はひとりぼっち」なのだ。そういうお話ですね。 要約すると何だか湿っぽくてセンチメンタル。 でも、いかにもこの作者らしい爽やかな感触の一編だと思います。 青とは「僕」の好きな色。 なくなったからといって生命に支障をきたすものではない。 日常生活にも、これがないと特に不便で仕方ない、というものでもない。 でも、いざ本当になくなってしまうと、とてもさみしく感じるもの。 胸に大きな風穴が開いてしまうもの。 絶対必要なものとはいえないが、ほかをもって代えることもできないもの。 どうもそんなもののようですね。 一つ一つエピソードをたどってゆくと、私にはそんなふうに受け取れます。 主人公はその日、そんなものを失った(失っていることに気づいた)のです。 それが「青が消えた」ということです。 以上、あくまで「一考察」、ご参考までに。

sakurahop
質問者

お礼

図書館に行ってまで……それはお手を煩わせてしまってすいませんでした。 親切なご回答ありがとうございます。 「失っていることに気付いた」というのは私が考えていなかった感じ方でした。 確かに湿っぽくてセンチな話(笑) 他の村上春樹作品も少し読んでみたくなりました。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 村上春樹さんの評価をお聞かせください。

    村上春樹さんの評価をお聞かせください。 先刻発売された「1Q84」は初版が50万部、既に20万部の増刷も決まっているそうです。平成の作家でこれほどの売上と人気を誇る作家さんは稀でありますが、はたしてそういった結果に相応しいお方なのでしょうか?ノーベル文学賞にも名前が挙がったと噂で聞きましたが村上春樹さんの作品はそれ程に高い評価を受けるものだと思いますか? 日本の文学と言えば私は夏目漱石や太宰治、谷崎潤一郎などが浮かびます。日本の昔の小説は使われる漢字も難しく文章の質感も硬い印象を受けますのであまり日本の現代人には手に取るのに抵抗があるのではないかと思います。代わって村上春樹さんの小説は一見した小難しさはなく、また文章雰囲気や文調としても、すぅーっと話に入れる、海外小説に似た印象を受けます。村上春樹さんが人気なのは表現力や思想の面の他に、日本独自の文学にある堅苦しさや小難しさの無さにもあるのだろうと思います。読み易い。 現代人にとって村上春樹さんの作品は手に取りやすいものであるかとは思います。それもこの人気の要因だとは思うのですが、ここまでの人気を誇る程の作品だと皆さんは思われますか?何がこれほど読者の心を掴んでいるのでしょうか。どういった点が文学として作品として優れていると思いますか?お聞かせください。 また、村上春樹さんと肩を並べる、またはそれ以上の力量のある近年の作家をお聞かせください。 回答お待ちしています。

  • 村上春樹の「青が消える」、世紀の数え方

    村上春樹著の「青が消える」という作品で、"僕"の元ガールフレンドは「今日(1999年の大晦日)は二十世紀最後の夜よ」と言っているのですが、20世紀最後は2000年の大晦日ではないのですか? 私が歴史の授業(日本史も世界史も)で学んだ際には、n世紀は西暦100(n-1)+1年から始まり100n年に終わるとなっていました。 1999年が20世紀最後の日である、に矛盾しない世紀の数え方があれば教えてください。

  • ポスト村上春樹といえば?

    村上春樹さんはノーベル賞受賞間近と言われ、 日本で広く親しまれるだけでなく、様々な国に熱心な読者がいます。 2、30年前の作品が、今なお映画化されたりして愛され、読まれ続けています。 村上春樹さん以降の作家で、 これから、村上春樹さんのように、愛され続けると思われる 日本人作家と、そのお薦め作品を教えてください。 (別に文体や作品が村上春樹さんに似ている必要はないです。) 海外文学ばかり読んできて、 日本の現代小説、特に21世紀以降の作品は詳しくありません。 でも、古川日出男さんのベルカとアラビアの~を読んで面白いなあと思い、 今の日本文学で、とびきり生きの良い&すばらしい作品を知りたいと思うようになりました。 なお、個人的な好みとして、 海外文学は、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、村上春樹さんの翻訳したものは大体チェックしています。 池澤夏樹さん監修の世界文学全集は、わりと好きな作品/作家が多かったです。 他にチェーホフ、夏目漱石も好き。ナボコフも好きです。 そういう作品/作者と、並んで読めるような作品を是非是非教えてください。

  • 村上春樹の凄さ

    村上春樹の凄さは どの辺りにあるんでしょうか? 私は「1Q84」「ノルウェーの森」「多崎つくる」 「海辺のカフカ」を読みましたが 「海辺のカフカ」を読んでみて 伏線や謎が未回収で終わってしまったので それ以後、村上作品は読まなくなりました。 あまり私は小説を読むタイプではないんですが、 辻村深月さんの小説を7冊くらい読んだことがあったんですが、 辻村作品の方が伏線や謎をきちんと回収して終わるし、 その意味では完成度やレベルが高いんじゃないかなと思いました。

  • 村上春樹さんの小説はどちらでしょうか?

    「文学小説」と「小説」の違いは何でしょうか? 区別して話す方の「文学」の定義を教えてほしいです。 また村上春樹さんの小説は「文学」ですか? 「風の歌を聴け」のみを僕は読んだことがあります。 この小説で「文学」な部分を教えてほしいです。 他の村上春樹さんの作品で文学小説があればおすすめしてほしいです。

  • 村上春樹の小説

    私は村上春樹の小説が大好きです。 村上春樹の小説を何冊か読んだことのある方に質問したいのですが、あなたの好きな作品はどれですか? 長編でも短編でも構いません。 私は、ノルウェイの森・羊をめぐる冒険・世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが好きです。

  • 村上春樹の小説について

    私は村上春樹はすごい変な作家だと 思ってます。 みんなはどう思いますか? 彼の作品の中で、 いちばん好きなものと 嫌いだったものを教えてください。 またその理由も。  はじめて、読んだ村上春樹の小説は なんでしたか? またそれを読んで、作品について 村上春樹についてどう感じましたか? 海辺のカフカ。っておもしろいですか?  おじさんとか石とか、カーネルサンダースとか わけわかんなくって 最後に少年は鳥になるし 空想の世界につっこみすぎって 感じで、 作品と自分自身の温度差を感じた。 読んでてかなりひいた。 海辺のカフカのよさを 教えてください わたしは村上春樹の作品が 好きなのか嫌いなのかわかりません。 性描写が多いとこは嫌。  空想がぶっとびすぎてるとこも ひきます。 村上春樹作品のテーマの特徴は 現実・非現実・性 哲学でしょうか? 彼はどっかで、 「むずかしいことを優しく表現したい」と いってましたが たしかにむずかしいことを 優しげな口調でかいてましたが ちょっとむずかしいんですよね。 嫌いなのか、じゃあ読まなきゃいいじゃんと 思われる方もいるかもしれないけど 私は 嫌いなところが、あるだけで、 好きなところもあって 気になってるんです。 こんな好きなところも嫌いなところも 正反対にあって なんだか気になって 心中おだやかではありません。 へんなアンケートになってしまいましたが みなさんお返事おねがいします。。; 海辺のカフカのどこがいいのでしょう? すごく変な世界感としか思えないけど 支持するひとは 多いから 村上春樹の小説にはなにかしらのものは あるんでしょうね。 わ

  • 村上春樹さんのよさはどこでしょう?

    村上春樹さんのノルウェイの森を読みました。 村上春樹さんは非常に有名で、このカテゴリーでもファンの方は多いようですが、 彼の小説のどのようなところが好きなのでしょうか? 非難するつもりではなく、単純にその魅力を具体的な言葉で知りたいのです。 ノルウェイの森しか読んでませんが、 私の感想では、、。 まず、主人公の人格ですが、あまり魅力が無いように思います。 実際にいても、友達が出来ず、人望も無いのでは? と思ってしまうほどに感じます。 また、相手の女性方も、全員とは言いませんが、魅力に欠けます。 無くてもいいのでは?と思えるようなエピソードもたくさん出てきます。 冒頭の、多少苦しみながらの回想シーン、 これは小説の終わりに、冒頭の部分につながるはっきりとした何かが来るのかなと思えば、何もありません。 冒頭の部分がなぜ必要なのかもわかりません。 最後、年上の女性と肉体関係を持ってしまうのも いったいこの本で何を表現したいのかと思ってしまいます。 他の作品もたくさん読んでみたいとも思うのですが、 迷っています。 村上春樹さんの作品を好きな方の魅了されている点を具体的に教えて頂けないでしょうか?

  • 村上春樹の作品について

    こんばんは。僕は今19歳の大学生です。 村上春樹の作品を初めて読んだのは去年の夏でした。そのとき読んだのは『海辺のカフカ』です。すごい衝撃を受けました。おもしろ過ぎて。でも難解すぎて言いたいことがうまく掴めませんでした・・・(自分の中で作者の言いたいことをつかんで自分なりに解釈できなければ、その本を読んだということにならないのかもしれませんが・・・)それから村上春樹の『ノルウェイの森』『中国行きのスロウボート』『風の歌を聴け』を順に読みました。でもやはり言いたいことがうまく掴めません(><) そこで皆さんは村上春樹の作品についてどう思われますか?作品の根底には何が流れていると思いますか?また、村上春樹の作品を読むに当たっての心構えなどありますか?本は自分で読み解かなければ意味が無いというのは重々わかっているのですが、参考にさせてください。よろしくお願いします。

  • 村上春樹の小説が意味不明です。

    数年前、村上春樹のフアンの方からノルウェイの森の本を頂いて、 それ以来、村上さんには触れていなかったのですが、 村上さんは世界的に評価されているみたいなので、村上春樹の何がいいんだろうと思い、 図書館で「村上春樹全作品集1990~2000短編集1」を借りて読んでみました。 (ちなみに、私は小説全般苦手なので普段は誰の小説も読みません) すると、初めの作品、TVピープルから全く意味がわからず固まってしまいました。 「ックルーズシャャァャタル…え?…この人、頭大丈夫だろうか。(失礼なのは承知ですがそう思ってしまったのです)」 そのあと、コロッケまで読み進めました。 そして、これらを読み、村上春樹ファンは一体何に惹かれているのか非常に気になった次第です。 私は、何となく気になってしまうので、途中放棄せず、このまま読み進めるつもりです。 このかたの作品は、最後のピカソの一見すると意味のわからない絵が評価されていたり、ボボボーボボーボボボが人気であったりしたのと同じ感覚で、人気があるのでしょうか?