• 締切済み

村上春樹の小説が意味不明です。

数年前、村上春樹のフアンの方からノルウェイの森の本を頂いて、 それ以来、村上さんには触れていなかったのですが、 村上さんは世界的に評価されているみたいなので、村上春樹の何がいいんだろうと思い、 図書館で「村上春樹全作品集1990~2000短編集1」を借りて読んでみました。 (ちなみに、私は小説全般苦手なので普段は誰の小説も読みません) すると、初めの作品、TVピープルから全く意味がわからず固まってしまいました。 「ックルーズシャャァャタル…え?…この人、頭大丈夫だろうか。(失礼なのは承知ですがそう思ってしまったのです)」 そのあと、コロッケまで読み進めました。 そして、これらを読み、村上春樹ファンは一体何に惹かれているのか非常に気になった次第です。 私は、何となく気になってしまうので、途中放棄せず、このまま読み進めるつもりです。 このかたの作品は、最後のピカソの一見すると意味のわからない絵が評価されていたり、ボボボーボボーボボボが人気であったりしたのと同じ感覚で、人気があるのでしょうか?

  • heyu
  • お礼率67% (50/74)

みんなの回答

  • iina1102
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.4

こんにちは。デビュー作以来の村上春樹ファンです。 『ノルウェイの森』の次に『TVピープル』を読む、というのは マニアから言わせていただくと、非常に極端な読み方かと…。 『TVピープル』は村上氏の短編集の中でも 特に難解で、また異色の作品です。 発行当時の村上氏はそういうテーマが書きたかったのでしょうけれど、 発売日に買ってきて「何コレ……」となったのを覚えています。 おっしゃるようにピカソや『ボボボーボ・ボーボボ』的な面も 無きにしも非ずですが、 村上氏の文章は全体的にいうと非常に明晰ですし、 『失われたものを取り戻す』 『夢の中で起こったことは現実に起こったことと同じである』という 共通した深いテーマがどの長編にも語られていて、 私自身は、村上氏は「正統派の小説家」であると考えます。 無理に読むことを勧めるわけではありませんが 村上氏の本領は長編にあると思います。 他の方が挙げておられますが、 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、 それから私が好きなのは『ねじまき鳥クロニクル』 『海辺のカフカ』などです。 ともかく『TVピープル』をもって村上氏の評価をするのは、 少し待っていただきたいな、と書かせていただきました。

  • toast5
  • ベストアンサー率37% (239/638)
回答No.3

僕は好きですねー。少なくとも「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」までは 素晴らしかったと思います。どこがどう好きなのか教えろ、ということですが、 僕にとっては「ヘンテコな翻訳調の文体」と「気取った小道具」、それらが生む「変な雰囲気」です。 朝飯が「サンドイッチと黒ビール」だとか、「双子の姉妹を待つ間、スパゲティを茹でて、 それから一週間分のアイロンがけを済ませた。風が強かった」みたいな。 ですから「何となく意味ありげなシュールな所がいいんじゃないかな」という推測は、 僕に限っては結構当たってます。 雰囲気が好き、なんていうとバカにしてるように受け取る人は多いと思いますが、 雰囲気はだいじです。今では多くのフォロワーを生みましたが、当時は画期的な発明でした。 日本語ポップスの歴史における「勝手にシンドバッド」のように。 ただ、主人公がいつも「喪失感を抱えた寂しいダメ男」という設定のくせに、 読み進めてみるとバーにふらっと入ってナッツをつまんでみたり、バーテンに頼んで レンタカーを手配したり、女は簡単にお持ち帰りだし、急に外国に行くことになっても全然 ビビらないし英語は当たり前のようにしゃべれるし、経済的不安はいっさいなさそうだしと、 おいおいどこがダメ男だよスカしやがって死ね、という感想も、 最近は共感できるようになりました。

  • e-toshi54
  • ベストアンサー率22% (728/3265)
回答No.2

小生も「ノーベル賞候補作家なのに何故好きになれないか?」という疑問を抱いている者で、内心このQ&Aに期待しているのですが・・・。(ご希望の回答者でなくて申し訳ない限りです。) 「ノルウェィの森」は昔読みましたが、一番の印象は「ビートルズの『Norwegian Wood』の誤訳じゃないのかな。」ということです。(余談ですが、歌詞のNorwegian Woodとはノルウェイ産の安っぽい材木という意味) それと二年くらい前「スプートニクの恋人」を読みましたが、いまいちでした。何か子供っぽいという印象でした。 好きな人は何となく意味ありげなシュールな所がいいんじゃないかなと推測しています。 反論を大いに期待して・・・。 因みに今のマイ・ブームは、宮部みゆきです。

回答No.1

こんにちは。 通りすがりですが、あえて村上春樹の小説が好きになれない者として意見させて頂きます。 まあ私が読んだ村上小説は「ノルウェイの森」と「1Q84」だけなので、参考程度に。 まず、元々小説を読まないようなタイプの方には向かない作家だと思います。 あえて稚拙な文章で哲学的な…というか青春期特有の自己の確立みたいなテーマが多いので。 私が個人的に苦手な理由としては ・一人称が多い(※1Q84は違いますが) ・鬱屈した登場人物が多い ・無駄にエロスが多い などです。 最初に読んだのがノルウェイの森でしたが、強烈な苦手意識を残して以後数年近寄りもしませんでした。 が、知人に薦められた「アンダーグラウンド」を読んで村上春樹に対する認識が変わりました。 これはオウム被害にインタビューした内容をまとめたもので、これを読んですごく彼の価値観や文章力が好きになりました。 こういう取材ものはどうしても「話し手」「インタビュア」「書き手」などによって話の偏りが出てしまうのですが、村上春樹は極力それを除去しようとしてるのが見て取れます。 それでもう大丈夫かなと思って「1Q84」を読んだんですが… やはり村上春樹の小説は私には合いませんでした。。 でも1Q84は三人称ということもあってか文章自体は普通によかったです。 おっしゃっている「ピカソ」は的を射ているな~と思いました(笑) うまく書けるのに、わざと崩しているところとか。 長文失礼しました。

関連するQ&A

  • 村上春樹の小説

    私は村上春樹の小説が大好きです。 村上春樹の小説を何冊か読んだことのある方に質問したいのですが、あなたの好きな作品はどれですか? 長編でも短編でも構いません。 私は、ノルウェイの森・羊をめぐる冒険・世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが好きです。

  • 村上春樹さんの評価をお聞かせください。

    村上春樹さんの評価をお聞かせください。 先刻発売された「1Q84」は初版が50万部、既に20万部の増刷も決まっているそうです。平成の作家でこれほどの売上と人気を誇る作家さんは稀でありますが、はたしてそういった結果に相応しいお方なのでしょうか?ノーベル文学賞にも名前が挙がったと噂で聞きましたが村上春樹さんの作品はそれ程に高い評価を受けるものだと思いますか? 日本の文学と言えば私は夏目漱石や太宰治、谷崎潤一郎などが浮かびます。日本の昔の小説は使われる漢字も難しく文章の質感も硬い印象を受けますのであまり日本の現代人には手に取るのに抵抗があるのではないかと思います。代わって村上春樹さんの小説は一見した小難しさはなく、また文章雰囲気や文調としても、すぅーっと話に入れる、海外小説に似た印象を受けます。村上春樹さんが人気なのは表現力や思想の面の他に、日本独自の文学にある堅苦しさや小難しさの無さにもあるのだろうと思います。読み易い。 現代人にとって村上春樹さんの作品は手に取りやすいものであるかとは思います。それもこの人気の要因だとは思うのですが、ここまでの人気を誇る程の作品だと皆さんは思われますか?何がこれほど読者の心を掴んでいるのでしょうか。どういった点が文学として作品として優れていると思いますか?お聞かせください。 また、村上春樹さんと肩を並べる、またはそれ以上の力量のある近年の作家をお聞かせください。 回答お待ちしています。

  • 村上春樹の小説について

    「1Q84」を出版し、また何かと話題の村上春樹。そこでamazonで過去に出版された「ノルウェイの森」を買おうとしたのですが、どうもレビューが気になりました。 どうやらこの人の作品は、携帯小説に近いようなのです。 曰く、携帯がなかった時代の、携帯小説(sex、レイプ、妊娠、病気、記憶喪失など) なぜこんなにも売れているのか気になったのですが、もしかしてタイトルだけでもってった「リアル鬼ごっこ」の山田悠介ぐらい文章もデタラメなのでしょうか。 ノルウェイの森は日本の売上記録を最近まで持っていたようですが、それを抜いたのが、あのセカチューですから、やはり売れているから面白いというのは間違いか・・・ 話がずれました。 質問をまとめますと、 1、村上春樹の作品は、携帯小説に近いものがあるのか? 2、文章力も携帯小説程度か? 3、この人の作品が売れる理由は? ぶっちゃけ買って読めって話ですが、あまりにもレビューが賛否両論なので質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

  • 村上春樹の凄さ

    村上春樹の凄さは どの辺りにあるんでしょうか? 私は「1Q84」「ノルウェーの森」「多崎つくる」 「海辺のカフカ」を読みましたが 「海辺のカフカ」を読んでみて 伏線や謎が未回収で終わってしまったので それ以後、村上作品は読まなくなりました。 あまり私は小説を読むタイプではないんですが、 辻村深月さんの小説を7冊くらい読んだことがあったんですが、 辻村作品の方が伏線や謎をきちんと回収して終わるし、 その意味では完成度やレベルが高いんじゃないかなと思いました。

  • 村上春樹さんの小説はどちらでしょうか?

    「文学小説」と「小説」の違いは何でしょうか? 区別して話す方の「文学」の定義を教えてほしいです。 また村上春樹さんの小説は「文学」ですか? 「風の歌を聴け」のみを僕は読んだことがあります。 この小説で「文学」な部分を教えてほしいです。 他の村上春樹さんの作品で文学小説があればおすすめしてほしいです。

  • 村上春樹さんのよさはどこでしょう?

    村上春樹さんのノルウェイの森を読みました。 村上春樹さんは非常に有名で、このカテゴリーでもファンの方は多いようですが、 彼の小説のどのようなところが好きなのでしょうか? 非難するつもりではなく、単純にその魅力を具体的な言葉で知りたいのです。 ノルウェイの森しか読んでませんが、 私の感想では、、。 まず、主人公の人格ですが、あまり魅力が無いように思います。 実際にいても、友達が出来ず、人望も無いのでは? と思ってしまうほどに感じます。 また、相手の女性方も、全員とは言いませんが、魅力に欠けます。 無くてもいいのでは?と思えるようなエピソードもたくさん出てきます。 冒頭の、多少苦しみながらの回想シーン、 これは小説の終わりに、冒頭の部分につながるはっきりとした何かが来るのかなと思えば、何もありません。 冒頭の部分がなぜ必要なのかもわかりません。 最後、年上の女性と肉体関係を持ってしまうのも いったいこの本で何を表現したいのかと思ってしまいます。 他の作品もたくさん読んでみたいとも思うのですが、 迷っています。 村上春樹さんの作品を好きな方の魅了されている点を具体的に教えて頂けないでしょうか?

  • 村上春樹の小説について

    私は村上春樹はすごい変な作家だと 思ってます。 みんなはどう思いますか? 彼の作品の中で、 いちばん好きなものと 嫌いだったものを教えてください。 またその理由も。  はじめて、読んだ村上春樹の小説は なんでしたか? またそれを読んで、作品について 村上春樹についてどう感じましたか? 海辺のカフカ。っておもしろいですか?  おじさんとか石とか、カーネルサンダースとか わけわかんなくって 最後に少年は鳥になるし 空想の世界につっこみすぎって 感じで、 作品と自分自身の温度差を感じた。 読んでてかなりひいた。 海辺のカフカのよさを 教えてください わたしは村上春樹の作品が 好きなのか嫌いなのかわかりません。 性描写が多いとこは嫌。  空想がぶっとびすぎてるとこも ひきます。 村上春樹作品のテーマの特徴は 現実・非現実・性 哲学でしょうか? 彼はどっかで、 「むずかしいことを優しく表現したい」と いってましたが たしかにむずかしいことを 優しげな口調でかいてましたが ちょっとむずかしいんですよね。 嫌いなのか、じゃあ読まなきゃいいじゃんと 思われる方もいるかもしれないけど 私は 嫌いなところが、あるだけで、 好きなところもあって 気になってるんです。 こんな好きなところも嫌いなところも 正反対にあって なんだか気になって 心中おだやかではありません。 へんなアンケートになってしまいましたが みなさんお返事おねがいします。。; 海辺のカフカのどこがいいのでしょう? すごく変な世界感としか思えないけど 支持するひとは 多いから 村上春樹の小説にはなにかしらのものは あるんでしょうね。 わ

  • 村上春樹「ノルウェイの森」について

    村上春樹「ノルウェイの森」について 本日ようやく「ノルウェイの森」を読み終えました。国語・漢字がだめで、本を読むのが好きじゃない私が、めずらしく何時間でも読んでいられる、集中できる面白い小説でした。 この一冊で村上春樹のファンになってしまいました。今、平行して「1Q84」を読み始めていますが、やはり「ノルウェイの森」が面白い、私は好きです。 どなたか村上春樹の小説で、これは面白いという本、教えてください。

  • 村上春樹

    最近村上春樹の小説が読みたいのですが、ノルウェーの森は人物設定がかなり難しく不可解な行動が多くて俺にはよく把握しきれませんでした。もっと簡単でそれでおもしろいと思える小説があるならば紹介していただけると助かります。

  • 村上春樹の作品について

    こんばんは。僕は今19歳の大学生です。 村上春樹の作品を初めて読んだのは去年の夏でした。そのとき読んだのは『海辺のカフカ』です。すごい衝撃を受けました。おもしろ過ぎて。でも難解すぎて言いたいことがうまく掴めませんでした・・・(自分の中で作者の言いたいことをつかんで自分なりに解釈できなければ、その本を読んだということにならないのかもしれませんが・・・)それから村上春樹の『ノルウェイの森』『中国行きのスロウボート』『風の歌を聴け』を順に読みました。でもやはり言いたいことがうまく掴めません(><) そこで皆さんは村上春樹の作品についてどう思われますか?作品の根底には何が流れていると思いますか?また、村上春樹の作品を読むに当たっての心構えなどありますか?本は自分で読み解かなければ意味が無いというのは重々わかっているのですが、参考にさせてください。よろしくお願いします。