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アルキメデスの王冠について
panchoの回答
- pancho
- ベストアンサー率35% (302/848)
直接の回答ではありませんが、とても似ている議論を前に呼んだことがあるので、そのお話を。 万有引力を発見されたのは、「ニュートンがりんごが木から落ちるのをみた」からだとされています。本当でしょうか? 常識的に考えれば、ニュートンは「リンゴが木から落ちる」のを過去にも何度も見ている筈だし、別の物が地面に落ちるのはもっと頻繁に目の当たりにしていた筈です。 そこで、この逸話に疑問を持った人が合理的な説明として持ち出したのは「万有引力を発見した後、あまりにもたくさんの人がその発見の経緯について聞いてくるので、あるパーティの席上、ニュートンは窓の外のリンゴの木を指さし、あのリンゴが落ちたのを見て思いついた。として皆を煙に巻いたのだ。」でした。私は、この説明に「なるほど」と納得しています。 ある重要な原理の発見には、その前段として色々な仮説や間違った理論が有った筈です。その過程を(専門家にならいざ知らず)一般の人に話しても、理解されず、センスのない人とされてしまうのが落ちです。そこで、気の利いた説明ができた物だけが、後世に逸話として残ったのではないでしょうか? 近世で言えば、「原子の発見」「相対性理論の発見」「素粒子の発見」「DNAの発見」・・・と、色々な重要な発見がされていますが、記憶に残る逸話は伝わってきません。「天動説から地動説へ」なども逸話があっても良さそうですが、宗教裁判の時に「それでも地球は動いている」といったとされているぐらいです。 「大発見に伴う気の利いた説明」が後世に伝わっているので、それらは必ずしも本当の発見の経緯ではないと、私は思っています。夢は有りますけどね。 以上。
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