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F1レギュレーション「V8/2.4L/NA/2006~2009」

eyatoの回答

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  • eyato
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回答No.4

どうも、 私もF-1は’88年頃から見ています(ターボ最後の年ですね)。 異常に長文になりますが、どうかご容赦ください。 >ターボ時代よりも現在も含めたNA時代のマシンの方が、 より美しいと思うのは私だけではないはず…。 何よりもエンジン音が澄み渡ってていいですねぇ、NAは ほぼ同感です。 私もF1はもちろん、市販車にしてもNA車の方が好きです。 仰るとおりあの澄みきった、技術の粋の結晶とも言われる究極の管楽器音高周波。 逆に言うなら、どうも私はあのターボの濁った音質は好みに合いません。 ただご存知かと思いますが、「マシンの美しさ」について。これは時代による技術の進歩、特に「エアロダイナミクス」の重要度・その技術的進化が大きく違いますから、一概にターボ車とNA車による違いとは言えないかと思います。 よく言う「早いマシンは美しく見える」は的を得ているとは思うのですが、あの伝説の名車「マクラーレンMP4/4」も(個人的には嫌いじゃないが)、現在の洗練された空力マシンを基準に見れば、「う~んっ?」とは感じてしまうところはあります(違う時代の比較しても意味ないんですけど^^)。 要するに、まずきっかけとしてのパワー先行(ターボ)によるスピードアップの時代の終焉によって、スピードアップのため他分野(空力)の技術的進化の占める割合の変化によるところが大きいのではないでしょうか。その最も伸びシロの大きかった(未開発)分野こそが、エアロダイナミクスであったということではないでしょうか。 まぁ、ただ単純に過給器圧制限の無かった’85,6年当時のおそらくF-1史上最もエンジンパワーのあった時代、1,5LのV6ターボで1500馬力超のドッカンパワーも「すっげぇなぁ」とは思いますけどね^^(「そういう時代もあったんだ」ということで・・、個人的にはあまり好みではありません)。 >Formula1を名乗るからには技術の粋を極めた最高のエンジンで競うべきでしょう。 V8からV12までが混在していた時代がF1の黄金期だったのではないでしょうか #1さんのご意見、私も賛同します。 排気量はもちろん同じ(当時3,5L)だが、シリンダー数に自由があったので、チーム(メーカー)による個性がありましたよね。 面白いエピソードとして、元ホンダ・プロジェクトリーダーの後藤治氏によれば、ホンダ第二期最後のシーズン終了後、ホンダV12のテクノロジーをフェラーリに技術供与したということもあったそうな。 ただ、(申し訳ないが)この時代は「非力なマシンでドライバーの腕やピット戦略を競う」スタイルではありません(無論、フォーミュラレースである限り「ドライバー」が主役なのは変わりません)。 >レブリミット19000rpmの制限は要らないかもしれませんね ホントにそう思います。 私は、それこそ抑えなければいけないのは、エアロダイナミクスだと思っています。 これは確かMシュマッハーも7,8年前くらいに提言してたのですが、「あまりにも進歩した空力がオーバーテイクを阻害するもっとも大きな要因だ」と、私も同感です。 もっとも分かりやすい例で言えば、二輪です。 二輪はオーバーテイクの応酬ですよね。F1とのもっとも大きな違いは(無論タイヤ数やマシンサイズは当たり前ですが)、ダウンフオースの有無だとシューが言っていました。 現在のF1マシンはコーナー走行時にダウンフォースの最も効率的に得られ最も速く走れるラインを外れると(無論マシン性能差で違うが)とたんにスピードダウンしてしまう(あるいは不安定になる)。 あまりにも突き詰め過ぎて、ピッタリはまるととてつもないが(コーナーを200km/h超で走れる地上の乗り物は他にないのではないでしょうか)、それを阻害する空力要素の生まれる可能性のある(スピードダウン=タイムダウンにつながる)リスクは選択できない。だったらよりリスクの少ないピット戦略で抜くも(コース上で抜くも)前に出ることには変わりがないのだから、よりリスクも少なく可能性も高いピット戦略を選択する。 こういうことではないでしょうか。 私もより詳しい方にお伺いしたいのですが、現在のF1マシンは’70年代に禁止されたウイングカーにも劣らないか、もしかしたら同等のグランドエフェクトを生み出す空力を生み出しているのではないでしょうか(これだけのラップタイムアップから、そう思えてしまいます)。 またもう一つすべきことは、ターボ時代にもあった「総燃料制限」で、こっちのほうがずっと公平性があるし、何より現在の環境に考慮した時代にも適しているのではないでしょうか(実際ターボ時代、ホンダはハイパワーと省燃費の高バランスで他を抜きん出ていたようですし)。 超高回転エンジンを作れるところは作ればいい(見てるほうも楽しみ)、だけど他よりハイパワーが出せるなら当然燃料も多く使うことに理屈の上ではなるでしょう。 それを、どう各メーカーがバランスを取るか、もしくは技術でどこまでその壁を越えられるか。 それでこそ、最高峰の人間の競争であり、最高峰の技術競争でもある、世界最高峰のフォーミュラ1、と言えるのではないでしょうか。 ということもあり、 >非力なマシンでドライバーの腕やピット戦略を競うほうが、 F1という競技の独自性が出ると思います。 だからこそセナやM.シューマッハ、ハミルトンなどのような、 クルマやチーム以上に人気者のスターが誕生すると思っています。 とのご意見には、申し訳ないが私は同意しかねます。 その前に、まず申しておきたいのは、セナの時代は「非力なマシン」では無かったし、「ピット戦略」が常時勝負を分けるほど重要な要因ではありませんでした。 むしろ予選においては最低限の燃料(だいたい3周分)の今よりずっと軽量マシンで、現在とそれほど変わらない750馬力ほどというハイパワー車でしたが、ご存知のようにタイム的には現在より軽く5秒以上遅かったはずで、それは言うまでもなくエアロダイナミクスの隔世の進化とシャシー性能の技術進化の差です。 ということで、セナとシューはもちろん同時期にいたし何度も一緒にレースはしています。でも明らかにこの二人のあいだでフーミュラ1の一つの時代が変わっていて、私はセナまでの15年間と、シュー以降から現在までではあらゆる意味(レーススタイル、レギュレーションのプライオリティ、マシン性能を分ける各要素の比率、環境・安全性、F1の商業的戦略、などなど)で、まるで違うF1だと思っています。 私は言うまでもなくクラッシュなどがモータースポーツの醍醐味だなんて微塵も思わないし、そんなシーンは見たくもありませんし、もっとも見たくないレースシーンでもあります。 この気持ちに絶対ウソはありません。 ですが、モータースポーツの魅了の大きな一つはコース上でのバトルです。そしてどんなに安全性を突き詰めても、それでもこのスポーツの性質上安全性のリスクを完全には排除できません。それは極言すれば、ベースボールで150km/h超のハイスピードボールが絶対に打者に当たらなくすることが不可能なことと同様ではないでしょうか(ベースボールにも命の危険もありますように)。ただ、モータースポーツ、ましてや最高峰のフォーミュラ1ではこの競技をするにあたって絶対に欠かせない道具が技術の粋を集めたハイテクノロジーマシンという、というリスクの大きさの違いの差ということで、誤解を恐れずに言えば、世界最高トップの競技はどれも危険が付きまとうことは承知なはずであるはずです。 言いたいことは、この競技にコース上のバトルを除外するような要素を必要以上に加えることは、この競技の醍醐味の大半をスポイルしてしまう方向に行く、ということです。 そして現在のレーススタイルにつながるレギュレーションが導入された経緯の大きな要因は、「この競技の醍醐味を追求する」という目的を基点に発生したのではないということです。 ちなみに現在のレーススタイルを確立・定着したのは、良くも悪くもMシューマッハーによってで、それ以降現在までこの大きな流れは変わりません(これはシューを非難してるわけではなく、その時代に最も効率的な闘い方を確立した彼自身の実力なのは間違いないことでしょう)。 ただ、セナが(日本ではもちろんだが)現在でも歴史上もっとも魅力のあるドライバーと世界中の関係媒体でシューより上位でトップにランキングされてる一つの大きな理由として言えることは、少なくともシューが確立・定着したスタイル(ピット戦略が勝敗を分ける重要度とはもちろん、彼が頑なに守ったトップチーム内のドライバー同士の明確な序列なども)の真っ只中の時代に仮にもし新人セナが出現し、シュー同様のスタイルで同様の記録を残したとしても、現在あるようなカリスマ的な人物とは成りえなかったのではないでしょうか。 その意味も含めて#1さんの「V8からV12までが混在していた時代がF1の黄金期だったのではないでしょうか」には私も同感かところありますし、あの当時をあらためて検証しなおし(現在の時代背景から手直しするとことは修正し)コース上でのバトルが勝負を分ける第一義的な要因となるように、レギュレーション作りを目指してほしいと思います。 私は、このシューを象徴とするここ15年ほどのスタイルのF1は(そのスタイルを承知した上で)それなりに楽しんでますし、ある意味よく出来たレースだなとも思います。 ですが、それ以前まで見れたF1レーシングのワクワク感や興奮度、知らず知らずに前に乗り出して観てしまったあのモータースポーツとは、その魅力は全く別のモノとして見ています。 個人的な希望としては、前後のウイングサイズの最小化やアンダー形状規定のさらなる強化、スリックタイアの復活によってその分を少しでもグリップ力を補い、 シリンダー数の選択の自由(V8~12)と出来れば排気量アップ(せめて3L)、それとバランス取るため若しくは時代に合わせた総使用燃料制限の採用。 この案は、いかがでしょうか。 質問の主旨からずれてしまいすいませんでした。

Kaya_C_W
質問者

お礼

ありがとうございます。 燃料使用量の制限はあってしかるべきでしょうね。 今のル・マンにはありましたっけ? 排気量の減少はまだ止まらないみたいですが、 来年からスリックタイヤの復活とマニュアルトランスミッションが復活するそうですね。どうも空力至上主義やエンジン叩きともいえる排気量制限にも、そろそろ限界が見えてきたんじゃないでしょうか。 直線でカッ飛ばすところは300km/hオーバーで、 コーナリング時には空力ではなくタイヤ性能やドライバーのセンスで勝負するような、速いセクション・遅いセクションのメリハリがあるともっと楽しめるかと思いますね。 もちろん、空力の追求だって技術の進歩なので禁止するわけには行きませんが、空力至上主義になって他の部分が(主にエンジン)明らかに腫れ物扱いのようになっているのは、私にもわかります。

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