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カフカについて

カフカの文学について書かれた本で、お勧めのものがあったら教えてください。 以前「城」を読んでみてイマイチピンときませんでした。新潮文庫のものを読んだんですが、そこのあとがきで、「質的にも量的にもカフカの最大の作品であるばかりでなく、世界文学上おそらく「カラマーゾフの兄弟」に匹敵する唯一の作品とおもわれる長編小説」と書いてあって、これは1971年に書かれたものですが、ちょっとよく理解できませんでした。カフカの短編集は面白く読めるのですが....。 カラマーゾフの兄弟のすごさは読んでみて感じることはできたんですが、「城」はどうも....。 この間たまたまその新潮文庫の「城」が出てきて、8月中にでも時間を見つけてもう一度「城」にチャレンジしてみようと思うようになりまして、何か理解する上で助けになるものがあれば、と質問してみることにしました。「城」についてのものでなくても構いません。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#2891
noname#2891
回答No.1

 ご期待に添えるかどうか分かりませんが…  先般映画化されたBEAUTIFUL MIND の原作本を読んでいて、ご指摘のカフカの「城」が、精神分裂病(最近は「統合失調症」とかに名前が変わったんでしたっけ?)患者の典型的な精神状態を表しているということをはじめて知りました。カフカ自身がこの病気に苦しんでいたのかどうかは分かりませんが、「変身」なんかも、いわれてみれば似たようなところがあります。  もしかしたら、心の病に関する本がカフカの理解には役立つかもしれません。

piyopiyopiyo
質問者

お礼

どうもありがとうございました。BEAUTIFUL MIND は観ようかなと思っていたんですけどね....。映画でもそのようなシーンがあったのかな。観る機会があれば今度観てみます。原作の方もあたってみます。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#3096
noname#3096
回答No.3

カフカの作品は、   可もあり不可もありということでしょう。

  • sakikumo
  • ベストアンサー率26% (36/138)
回答No.2

フランス人と日本人のメンタリティの相違ってありますよね。 私の場合、(良いなあと思って後から履歴とか読むと…偶然) 仏文やっちゃってる日本人作家が好きなんですが、 倉橋由美子とか筒井康隆、詩人の吉原幸子なんかが、 日本人のメンタリティに翻訳しながら 独自の不条理の世界を解りやすく形成しているように思います。 特に倉橋氏の初期作品は「城」のイマージュを彷彿とさせるものがあります。 また筒井氏も「どたばたSF作家」ではありません。 そして、吉原氏の「オンディーヌ」の世界観は私の世界観さえ変えました。 「翻訳されたメンタリティ」をお読みになることで、 もっと深い「城」が見えてくると考えます。

piyopiyopiyo
質問者

お礼

すみません。筒井さんは知ってましたが、倉橋由美子さん、吉原幸子さん、って方は不勉強で知りませんでした。ちょっと自分で調べてみます。貴重なご意見どうもありがとうございました。

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