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アクリル樹脂硬化時の発泡について
koji59の回答
用いている開始剤等にもよりますが、以下の可能性が考えられます。 1)開始剤の分解ガス アゾ系開始剤は分解すると窒素ガスが発生します。硬化中に 粘度が増加し、発生したガスが出にくくなり、そのまま気泡と なります。過酸化物系でも、パーオキシエステルなどは、 分解すると炭酸ガスがでたりするので、分解生成物で気体が 発生しにくい構造を選択するのが重要です。 硬化樹脂に付属している硬化剤を用いていればそれほど問題は ないはずですが、それでも少量は分解ガスが発生してしまうので ゆっくり硬化させて泡を追い出しながら固めればいけると思います。 2)容存していた気体が発生した 書かれている内容の通りです。この場合、超音波+真空脱気などを すれば改善できます。アクリル系は酸素が少量のこっているだけで 光過不足になるので、その点からもきっちりやる必要があります。 3)硬化温度が高すぎた 反応性希釈剤の沸点の問題もありますが、温度が高いと反応が 一気に進行し粘度が急激に上昇する結果、発生ガスを樹脂外に 追い出せないまま硬化することもあります。 一度しっかりと脱気した上で、ゆっくりと固めるように、やや 温度を低めにしてやれば解決できるかと思いますよ
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