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photographにつく接尾辞とアクセントの位置
Parismadamの回答
- Parismadam
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1.-erでアクセントが変わる理由: 例文にあるobserverやadvertiserの-erは「生産的接尾辞」として、動詞の生産的活動を示す接尾辞として用いられます。これは、No.2の方が紹介されている、ギリシャを語源とする-grapherとは、事情が違います。 ギリシャ語原から派生した-graphy、そこから派生した人を表す-grapherは、そのすぐ前の母音にアクセントが移るという決まりがあります。 例: geography「o」にアクセント telegraphy「e」にアクセント calligraphy「i」にアクセント cacography「o」にアクセント orthography「o」にアクセント アクセントの位置が移る理由は、 (1)photograph「写真」から派生したphotography「写真術」などのように、名詞が2つある場合、発音によって意味の明確化を計ったことによります。 (2)photographer「写真家」は、photography「写真術」を駆使する技術屋としての名詞化ですから、このアクセントをそのまま踏襲したものです。 また、photographicになるとアクセントの位置が「a」に移動するのは、性質を表す形容詞の接尾辞である「-ic」を使った場合は、そのすぐ前の母音にアクセントが移るという事情からです。 例: systematic「a」にアクセント fantastic「a」にアクセント 一方、名詞に転用してしまった「-ic」にはこの法則は当てはまりません。例: rhetoric「e」にアクセント。「o」ではない。 2.「-y」の意味: 「-y」は「技術」を表します。もともと-yは名詞に性質を持たせて形容詞化するために用いられたもので、-graphyのyも、-graphで終わる名詞に性質を持たせるために使われ、転じて「技術」「術」「用法」という意味になっています。従って、photographyは「写真術」となります。 学問にyで終わる語が多いのも、原義には「学問術」という意味があるからです。 例: telegraphy「電信術」 geography「地理学」 geology「地質学」 psychology「心理学」 ちなみにphilosophyの場合は違います。これはギリシャ語からの借用語で、philo=love、sophy=wisdomの造成語になります。 以上ご参考までに。
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