• ベストアンサー

自動車社会の「安全」について(長文)

 こんばんは、さっきニュースを見て常日頃から思っていたことに火がついたような感じなんですが、自動車社会の安全のことがとてもおかしく思えてきました。  運転する者のさじ加減次第でいくらでもスピードを出せるクルマが際限なくスピードを出した挙句、人をはね、そしてその運転者を守るためにエアバッグが開いてその殺人者を守る!これが自動車会社の売りにしている「安全性」かと思うと背筋が寒くなるものです。  仮に飛行機が全てパイロットによる手動操縦だったら、事故が日常だと思います。  飛行機の安全対策については乗客はもちろんのこと墜落することによる地上の被害ということに重点がおかれているのでしょうが、自動車においては「乗客の安全」は十分に図られていますが、「地上の人間」(他の交通、歩行者、道路周辺の建物など)の安全はむしろなおざりにされていると思わざるを得ない状況です。  今自動車がこんなに日常に浸透して来ているにもかかわらず毎年10,000人近くの人が殺され、何食わぬ顔でクルマのCMをしているというのはどう考えてもおかしいと思います。  ∴これから「地上の人間」の安全にも光が当てられ、「スピードの出せないクルマ」に転換されたり、「交通殺し」の厳罰化が行われたりするのでしょうか? また、自動車会社はこの実態のことはどう考えているのでしょうか?  みなさんのご意見よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#188374
noname#188374
回答No.1

車の存在については「リスク」と「利便性」の兼ね合いの問題ですね。 水には溺れる危険があり、電気には感電する危険があり、ガスには爆発する危険があるのと同じように、あらゆるものには「リスク」があり、あらゆる問題はそれが与えてくれる恩恵とリスクの釣り合いが取れているかどうかで判断をしなくてはいけません。 今現在社会的に自動車を排斥せよと言う運動がメインストリームになっていないのは、自動車が事故を起こす危険性を社会が認知しながらも、それがもたらす利便性を考えて、自動車を容認しているのだと考えられます。 勿論、だからといって社会や自動車会社が事故による被害をただ放置しているわけではありません。 出来る範囲の中で、運転者、歩行者双方の安全を確保する為に自動車会社は日々研究をしていますし、行政もその方向性で指導をしています。 最近の車に搭載されている安全技術は、「乗客を守る為だけ」ではなく、「歩行者を守る為」にも採用されています。 例えば、最近の日本車は事故を起こしたときにフロントなどは簡単に潰れるように作られています。 これは、事故時にかかる衝撃を弱め、乗客、事故の被害者双方の被害を少なくする為の技術です。 また、歩行者との間に事故を起こしたときに歩行者に対する衝撃を緩和するようなデザインを車に採用している車もあります。 これは、昔は一部の車が導入しているだけでしたが、国土交通省の指導によりこの『歩行頭部保護基準』を満たしていない車は発売できないようになっています(http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/09/090420_.html)。 一部の車では最先端の技術を使って歩行者との間の事故を減らすようなシステムが搭載されています。 ホンダの高級車、レジェンドではオプションで「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」という歩行者を感知してドライバーに警告する機構がつけられます(http://www.honda.co.jp/LEGEND/safety/index.html)。 ただし、こういった高価な機能を全ての車につけることができるかというと、難しいでしょう。 ボンネットやボディはそこまで費用がかかるものではありませんが、最先端の技術を使った安全装置は多額の費用がかかります。 もし、日本中のバスに安全対策の為に同様の装置を導入して、結果「バスの運賃が三倍になります」と言われて貴方(消費者)は納得できますか? 基本的に飛行機の安全対策も、電車の安全対策も、「完全な安全」を確保するとなると現実的でない費用がかかるため、「リスク」と「費用」を天秤にかけて、「ここらへんでいいだろう」と『妥協』して行われているのです。 妥協と聞くと悪いイメージを受けますが、妥協せざるを得ない状況にあるのです。 また、質問者さんの仰る「「交通殺し」の厳罰化」はとっくに行われていますよ。 2001年に『危険運転致死傷罪』といって従来よりも交通事故を起こした運転手に重い刑罰を与えられるような犯罪が刑法で規定されています(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E9%99%BA%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%87%B4%E6%AD%BB%E5%82%B7%E7%BD%AA)。 さらに交通事故の罰則を強化するという話もあるようです。 最後のパラグラフに答えれば、「地上の人間」の安全についてはとっくに考えられていて、自動車会社は出来る範囲で安全対策を行っています。 「スピードに出せない車」については質問者さんがその程度のスピードまでが「安全」と考えているのかわかりませんが、車のスピードを制限することによる社会への不利益(運搬コストの上昇による全体的な物価の上昇等)を考えると現実的ではありません。 「交通殺し」の厳罰化についてはとっくに厳罰化はなされていますし、これからもその方向で進むでしょう。

その他の回答 (3)

  • corkwood
  • ベストアンサー率12% (62/508)
回答No.4

道路にチップを埋め込み、それを車側から読み、法定速度以上出せないように車を作ればどうかなあ。もちろんそれが付いてなければ車検は通らないようにして。

  • shigure33
  • ベストアンサー率11% (17/146)
回答No.3

 製造業の携わる人間からの意見として。  用途以外の使用で起こりうるリスクを製造側に全て求められても…。  確かにPL法はありますが。  例えば包丁。  調理に使うのですから切れなくては困ります…が、人に向ければ完全な凶器です。殺傷能力も充分です。  だからと言って切れない包丁に意味がありますか?それはもう、包丁ですらないですよね。

  • zyuniti
  • ベストアンサー率14% (13/92)
回答No.2

車側からの安全はNo1様が語られているので少々割愛させて頂きますが、この質問を読んで非常に気になったのが「車から見た交通弱者(歩行者・自転車・バイク)のモラルの激しい低下」というのを考えておられるのか?と言う所です。 >今自動車がこんなに日常に浸透して来ているにもかかわらず毎年10,000人近くの人が殺され 全てが自動車の責任ですか?少なくともそうでは無いですよね。 実際、モラルの低下による事故の増加は往々にして有ります(有り得ます)。 無謀運転をして事故をするバイク、無灯火で右側通行や無某運転する自転車、横断禁止や赤信号にも関わらず堂々と歩く歩行者・・・ これらによって発生する事故は全て車の責任ですか? そうでは無いですよね。 安全というのは、弱者自身も対策を取った上で初めて成立するものですよね(私のいる業界(建設業界)ではそれが常識です) 道具としての車・規則はかなり対策がなされていると思います。 これから本当にしなければならないのは、車のドライバーも含めた交通に関する全ての人間のモラルの改善では無いでしょうか。

関連するQ&A

  • 安全性の高い軽自動車

    今年免許を取り、初めて車を購入する予定です。 ですが貧乏で普通車を所有出来ないので軽自動車の中から選びたいと考えています。 まだ免許取りたてなこともあり、運転には自信がありません。 もし事故を起こしてしまったらと考えると不安でたまりません。 事故を起こさないよう安全運転に努めるのは前提として、 少しでも気持ちに余裕をもって運転が出来るよう、安全性能の高い軽自動車を探しています。 そこで質問なのですが、 今現在で出ている国産の軽自動車の中で最も安全性を重視して作られている車はどれでしょうか? 自分でもネットで色々と調べてはみたのですが、これがいいと書かれていたと思ったら別のサイトではまるで駄目だと書かれていたり… もともと自動車についての知識が全くないこともあり、情報の多さに左右され、なかなか絞り込むことが出来ません。 安全性の基準についてですが、 視界がいい、小回りがきくなど運転のしやすさについての安全性能はもちろん、 特に車対車の衝突時において、中にいる人間が少しでも助かる確率の高い、丈夫に作られている車を探しています。 ですが軽自動車は軽であるがゆえ、普通車以上の車と比べ衝突時の危険が割増になってしまうことは避けられないということも調べていくうちに知りました。 なので普通車と同等の安全性までは望みませんが、軽自動車の中でも出来るだけ丈夫で安全性の高い車を選びたいと思っています。

  • 軽自動車の安全性について

    子どもの誕生を機に、車の購入を考えています。私も夫も免許をとって10年来ずっとペーパードライバーで、車の運転にはまったく自信がありません。  維持費が安いときくので、とりあえず練習用に軽自動車を中古で買おうかなと考えていますが、周囲にきくと「軽は安全性がちょっとねえ。。」といわれました。  軽はどんな点が普通車より安全性が低いのでしょうか? 安全性の高い軽自動車はありますか?  よろしくお願いします。

  • 飛行機は車より安全?

    よく統計的数字を見せられて、「飛行機に比べて車による交通事故の方が死亡率が高い。だから飛行機に乗ることはむしろ安全。」などと言われるのですが、どうも納得がいきません。 そこで私なりに次のように考えてみました。 1)普段我々が利用する航空機はほとんどその道のプロが操縦していること。それに比べて道を走る車の運転者はほとんどがアマチュアであり、プロであっても交通ルールを守っているとは必ずしも言えない。 2)航空機は管制でコントロールされているが、車は運転者の裁量に任されている。 3)単純に飛行機の危険率と車による交通事故の危険率を天秤にかけるのはおかしい。なぜなら、我々は普段から交通事故の危険に晒されていて、それは飛行機を利用する人についても当てはまること。厳密に言えば飛行機に乗っている間だけしか車による交通事故の危険から回避できない。つまり空港に着陸して街に出てしまえば同じこと。 特に3)の理由から、飛行機に乗るということによって、普段の交通事故のリスクに飛行機事故のリスクをプラスしたもののリスクに近似的になる、つまり飛行機に乗ると事故で死亡する確率がより増えると考えられます。あくまで素人考えですが。 それでも「飛行機に乗ることは危険ではない」と言えるのですか?

  • 飛行機は自動車より安全というのは本当?

    「飛行機で事故に遭う確率は、自動車で事故に遭う確率の○○分の1」等とよく見ますが、 明らかに飛行機に有利な条件で比較が行われているように思います。 例えば比較条件に移動距離が絡んでくる条件(移動距離に対する事故数など)では明らかに飛行機の有利さが増すと考えられます。 本当に自動車より飛行機は安全なのでしょうか? 公平に比較した調査などはないのでしょうか?

  • 自動車運転過失致死傷罪が創設されましたが

    自動車運転過失致死傷罪について詳しく教えてください。 また、この自動車運転過失致死傷罪の創設の良い点悪い点についても意見をください。 厳罰化することで交通事故は減るのでしょうか!?!?!?

  • 飛行機に乗るのと、自動車に乗るのと、どっちが恐いですか?

    飛行機に乗るのと、自動車に乗るのと、どっちが恐いですか? ちなみに、私は自動車を運転するのが恐くて、運転免許を取っても全く運転せず、免許を失効してしまいました。父親など運転のうまい人なら乗っても恐くないですが、あまりうまくない人の運転は恐いです。 飛行機も恐いですが、出張等で仕方なく乗る事もあります。 私の母や、職場の同僚などは、飛行機が大変恐いらしく、母は一度も乗ったことがありません。同僚は東京-福岡間でかなりおびえていました。

  • 日航ジャンボ機の墜落事故での衝撃に耐えられたのはなぜ・・・?

    毎年この時期になると20年以上前の日航ジャンボ機墜落事故の事を調べてしまうのですが、この事故では4名生存者がいましたよね?(墜落直後はもっと生存者がいたようですが) 飛行機が飛ぶ高度からの墜落だと、想像では即死以外考えられないのですが、人間はこんな衝撃に耐えられるものなんでしょうか?(実際耐えられた方がいらっしゃったわけですが) 山に墜落した事で、地上よりは衝撃が和らいだとかあるんでしょうか? 他にも飛行機事故の墜落で助かった例はけっこうあるんでしょうか?

  • 私は安全運転をしています

    車の後部に安全運転をすることを確約したようなメッセージが掲載 されており,名前がはっきりと掲載されている車を見かけます。 しかしその車がユーターン禁止の場所で反対車線にでて引き返して いきました。 交通ルールでいうと明らかに違反です 違反をしている車が安全運転をしているといえるのでしょうか。 宜しくお願いします。

  • 自動車の最高速度

    日本の法律では、時速100kmまでしか出せません。 なのに車のスピードメーターは180kmとか表示されていて 当然、出そうと思えば180kmまでとは言わず、140kmなど 簡単に出せます。 近頃の交通事故の様子を考えると、 一律100km以上スピードが出ないようにしてしまえば、 事故もかなり少なくなると思っています。 なぜ、自動車メーカーは法令上出してはいけないスピードを 簡単に出せるような車を作っているかと考えたりもします。 スピード違反による交通事故の多くは当然運転者の責任ですが、 メーカーの責任または製造を許している国の責任だと 訴える人がいてもおかしくないと思います。 このような流れから裁判になった事例などはあるのでしょうか?

  • 飛行機は墜落してしまうのですか

    住宅密集地に飛行機が飛ぶ行為そのものが危険だといことは 着陸してみなければ安全かどうかはわからない、落ちてはいけない 大型航空機でさえ墜落しているのですから、小型飛行機が墜落したと しても何の不思議ではありません、自宅に勝手に墜落してくるのは 防ぐ手段無いのでしょうか、落ちれば助かる確証は無いに等しい、 たまたまいわせた住人はそこにいる権利があり生存権を脅かす航空機 あるとすれば、飛んではいけないのでは無いでしょうか、勝手に飛ぶ 飛行機というのは、住人には生きる権利は無いのでしょうか、住宅 まる焼きにされ、事故なんだから仕方無いとすれば、次はどこに墜落 するのですかということにもなりえますよね、上空にいる飛行機という のは誰でも安全なのか確かめる手段無いのではないですか、根拠として 住民はお亡くなりになっています 宜しくお願いします。