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日本海軍は真珠湾奇襲に『成功した?』、『成功させてもらった?』

a-koshinoの回答

  • a-koshino
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回答No.20

「日本海軍が組織的に偽電計画を実施した事実はない」との主張をしている著作なら、日本軍が発した電文は全て、偽電ではないという解釈なのですね。 これまで御教えいただいた情報をまとめると、その本の中の日本軍は 真珠湾攻撃に際し、 ・わざわざ開戦のために新しくした暗号を用いずに、旧暗号で真珠湾攻撃の情報を流し ・電波封止を行なわず、偽電もせず、無線を出し放題で位置を探知され、なおかつ戦後になって、電波封止や偽電をしていたと言い張る という集団だったと。 ・・・日本人は猿扱いでしょうか? そこまでオマヌケな軍隊だったとすれば、「成功させていただか」なければ、真珠湾攻撃など不可能でしょう。 自分は、当時の日本軍は電波封止の必要性を理解していたし、偽電も盛んに行なったから、攻撃の目的地を秘匿でき、真珠湾攻撃に「成功した」と考えます。

hinode11
質問者

補足

>当時の日本軍は電波封止の必要性を理解していたし・・ 連合艦隊司令長官の電波封止命令を機動部隊が理解していたのは間違いありません。機動部隊航跡図を見ると、11月26日からの数日間と12月5日、6日は全く電波を出しておりませんので、基本的に電波封止命令を守ったことは確かです。 しかし、11月26日に単冠湾を出撃したあと、28日から12月1日頃にかけて機動部隊は大しけに遭遇し、部隊の隊列が壊れ、艦船が散り散りばらばらになりました。ばらばらになった艦船を呼び集めるために赤城などが電波を出したようです。冬の北太平洋は台風並の低気圧が発生して猛烈にしけます。 南雲中将を初めとする機動部隊の幹部は、低出力の電波なら遠くまで届かないと考えたようですが、不幸なことに、この時期は太陽の黒点活動が活発になっており、大規模な磁気嵐が発生し、低出力の電波でも予想外に遠くまで運ばれたようです。アメリカ本土でも傍受されました。 >攻撃の目的地を秘匿でき・・ 第12海軍区情報部は機動部隊が出す電波の発信地を割り出して航跡図を作成しました。その航跡の目的地がハワイであることは明瞭でした。航跡図作成担当者は Robert Ogg です。 この他にも、日本海軍の攻撃目標がハワイであることをアメリカ側が知っていた可能性を示唆する事実があります。機動部隊が単冠湾を出撃した1時間後、アメリカ海軍作戦本部は「太平洋を横断する船舶の航路はすべてトレス海峡とする。太平洋艦隊とアジア艦隊は必要に応じ、これを護衛せよ。」と命じました。そして同時に海軍は、アメリカおよび連合国の船舶は全て北太平洋から引き揚げ、太平洋を横断する船舶は全てオーストラリアとニューギニアの間のトレス海峡を通るように命じました(「真珠湾の真実」)。これは、日本の機動部隊が他の外国船に出会うことなく無事にハワイへ到着できるようにアメリカが便宜を図ったことを意味します。ハワイに向けて隠密行動中の機動部隊が外国船に出会えば、隠密行動を中止して日本へ帰ってしまうことをアメリカは恐れたのでしょう。

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