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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:時間と空間、カント&ベルクソン)

時間と空間、カント&ベルクソン

ghostbusterの回答

回答No.4

ちょっとここのところ忙しかったので遅くなりました。 さて、ぼちぼちと始めましょ。 話の脈絡としては、 ・形而上学的究明で「空間という表象が先天的に与えられたもの」であることを示す。  ↓ ・先験的究明で、空間がほかのア・プリオリな総合判断の可能性が理解されうる原理として説明 それを受けての部分です。 ここから何が言いたいかというと、 ・空間がわれわれの感性の先天的形式である以上、現象としての対象はこの形式によって秩序づけられている。 ・その限りにおいて、現実的に存在するものとして認めることができる。 ・つまり、空間は経験的実在である(empirical reality)と同時に超越論的観念(transcendental ideality)でもある。 そういう箇所です。 見取り図は書けたかな。 じゃ、読んでいきましょう。 > "Space is nothing but the form of all appearances of outer sense. まずここの"appearances" は現象、 "outer sense" とはふつう「外部感官」とか「外部感覚器官」と訳されるもの、すなわち外部情報をうけとって反応する器官のことですから、感覚器官一般と言って大丈夫だと思います(まあ深部感覚器官というのもあるらしいから、厳密に言うとダメなんですが)。 つまり、ここでは、空間は外部感官が持つあらゆる現象の単なる形式にほかならない、と言っている。これはどういうことかというと、つまり、あらゆる現象の形式である、といっています。 で、つぎ。 >”the subjective condition of sensibility(客観的な感性の性質)” これ、「客観的」ではありません。「subjective」は、主観的。 condition は性質ではなく条件、つまり、空間は感性の主観的条件である、と言っているわけ。そうするとつぎとつながりがよくなるでしょ? > under which alone outer intuition is possible for us この条件下でのみ、われわれにとって外的直観は可能となる。 ここで、空間は人間が対象の直観を得るための条件である、と言っているわけです。 で、ここまではいいですね。 つぎ。ここから何をまあごちゃごちゃと(笑)と言いたくなる部分に入っていきます。 途中のごちゃごちゃを丁寧に読んでいくと >The proposition, that all things are side by side in space, is valid under the limitation that these things are viewed as objects of our sensible intuition. If, now, I add the condition to the concept, and say that all things, as outer appearances, are side by side in space, the rule is valid universally and without limitation. 命題「あらゆるものは空間中に並存する」は、これらのものがわれわれの感性的直観の対象と考えられるという制限のもとに妥当する。 もし、いま、わたしがこの概念に条件をつけて、「外的現象としてのあらゆるものは空間中に並存する」というならば、この規則は普遍的に、かつ無制限に妥当する。 "Our exposition therefore establishes the reality, that is, the objective validity, of space in respect of whatever can be presented to us outwardly as object, but also at the same time the ideality of space in respect of things when they are considered in themselves through reason, that is, without regard to the constitution of our sensibility. したがって、われわれの究明によると、外的に対象として(as object)あらわれうる一切のものに関して空間は実在性(the reality)――客観的妥当性(the objective validity)――が成立する。 しかし、同時に、ものが理性を通じてそれ自体として考察される場合(things when they are considered in themselves through reason)、すなわち、われわれの感性の構造を考えに入れることなく考察される場合のものに関しては、空間の観念というものが成立する。 We assert, then, the empirical reality of space, as regards all possible outer experience; and yet at the same time we assert its transcendental ideality -- in other words, that it is nothing at all, immediately we withdraw the above condition, namely, its limitation to possible experience, and so look upon it as something that underlies things in themselves. With the sole exception of space there is no subjective representation, referring to something outer, which could be entitled [at once] objective [and] a priori". そこでわれわれは空間の経験的実在性(the empirical reality of space)――可能なかぎりすべての外的経験に関して――を主張する。にもかかわらず同時に、それ(空間)の超越論的観念性(transcendental ideality)も主張する。 換言すれば、われわれが上記の条件、経験を可能とするような制限(条件)を捨て、空間を、物自体の根底にあるなにものかであるかのようにみなすならば、即座に空間は無ということになってしまう。 空間を唯一の例外として、主観的な表象、なにか外部のものに関連するような表象で、ア・プリオリに客観的(objective)と称することができるような表象は、存在しない。 ああ、頭がごちゃごちゃになってきた。 とりあえず英文解釈はこれで終わり(笑)。 細かい話はまた明日見ていきましょう。

ken-deleuz
質問者

お礼

ありがとうございました。どうやら私の翻訳にも問題ありのようですね(笑)そうですよね、カントのこの純粋理性批判はかなり難しいと思います。頑張って読みきります。たびたびお礼が遅れて申し訳ありませんでした。また上記の補足で質問したいと思います。。。すみません、毎回毎回。ありがとうございました。

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