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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:時間と空間、カント&ベルクソン)

時間と空間、カント&ベルクソン

ghostbusterの回答

回答No.2

ア・プリオリとア・ポステオリについて。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1129081.html の#4で、『純粋理性批判』が書かれた背景について、簡単に説明してあります。 (なんかこういう回答をしたおぼろげな記憶があったので、検索してみました。頑張って書いてるなぁ。あっさり、そんなことは知ってる、とイナされてますが(笑)) つまり人間の認識というのは、経験なのか、それとも先天的な要素、形式があるのか、ということに答えることは、『純粋理性…』時代のカントにとっては大問題だったわけです。『純粋理性…』の目的というのは、対象そのものを認識するにはどうしたらいいか、ということではなく、対象についての先天的な認識がどこまで可能であるかを認識しようとするところにありました。 だからこそ、ア・プリオリかア・ポステオリか、ということが延々と出てくるわけなんです。 > a priori とは自ら経験をしなくても、何かを知り得るというのは外的に得た知識-- 観察したり、聴いたりして身につけたりした外的経験ということになるんでしょうか? ではなくて、ア・プリオリな形式というのは、あらゆる人間の脳というコンピュータにあらかじめインストールされているOSと思った方がいい(こんな説明のしかたはだれもしてないから、もしかしたらとんでもなくちがってるかもしれませんが)。 カントが『純粋…』でやろうとしたことは、さっきも言ったみたいに、人間の認識のメカニズムを解き明かすことです。 人間はものごとを認識しようとするとき、もちろん感覚が情報を拾ってくる(経験)わけですが、拾ってきた情報を選別し認識し分別するのは内蔵されたアプリケーションの仕事です。そうして、このアプリケーションはもちろん経験させることで賢くしてやることはできますが、あらかじめインストールされているわけです。だから、「先天的」。 そうして、そのアプリケーションの性能の限界を、ことば、つまり仮定と三段論法によって証明していったのが、カントのやったことなんです。限界をあきらかにすることで、逆に、可動領域を保証しようとした。考えてみるとものすごい論証の仕方です。 与えられた質問に答えるのとちがって、自分で問題をたて、それに答えていくのっていうのは、ほんとうに大変ですよね。おまけに、こんなことはもう百万人が考えてきたことだ、という気持ちと、こんなことに意味があると思っているのは世界中で自分一人しかいないんだ、という気持ちが交互に襲ってくる。自分の問題意識をしっかり握って離さずにいるのは、簡単なことじゃない。だけど、とりあえず最後まで書くことです。25メートルプールの向こう側の壁に、とりあえずふれてみる。そこから何往復しなきゃならないにせよ、一番大変なのは、最初の25メートルです。ああ、もうダメだ、とか、こんなことに意味なんかないんだ、とか、きっと死ぬほど思うだろうけれど、とにかく向こうの壁に手が届くまで、がんばってみて。みんなそう思いながらがんばってるんだから。 わからないことがあったら、つきあいます。 だけど、ほんと、わたしは素人ですからね(笑)。藁だと思ってください。

ken-deleuz
質問者

お礼

お返事遅れてすみません。いろいろと飲み込むのに時間がかかってしまいました。今はやや幾分楽にこの『cririque of pure reason』を読めるようになってきましたが、まだまだ解らないことが多いですね。それと論文の方は頑張って書き上げるつもりです。25メートルのプールを何とかして泳ぎきれるようにします。一定期間この論文はblogに載せるつもりなので(来月ぐらいには書き上がると思います)、よかったら是非立ち寄って批判してください(笑)ありがとうございました。

ken-deleuz
質問者

補足

ありがとうございました。紹介してくださった過去のログをしっかり読ませていただきました。このcriticue of pure reasonの書かれた時代背景からショウペンハウアーの意思まで(笑)。 感性、悟性そして理性の関係、そしてa prioriも何となくつかめてきました。 ここの補足内容で新しい質問を許可されているんでしょうか?今回は知らないんでしちゃいます。今、読んでいる場所は、Analytical and Synthetical judgments です。この特にSyntheticalの部分が意味不明なんです。この単語も結構至る所で見かけられます。辞書で意味を調べたところ、総合、総合的なと言う意味でした(これはこのカントの専門用語と言った所なんでしょうか)。これは命題にたしての判断の方法ということでいいのでしょうか?まだカントのカテゴリを読んでいないのでなんともいえませんが。 それと、空間と時間についても、metaphsysical exposition of space and time そしてtranscendental exposition of space and timeの二つの視点で書かれています。このtranscendentalについて前にheideggerを読んだ時に見かけたんですけど、これは意識の外にある存在ということだったように記憶しています。これはghostbusterさんが前に述べられた物自体と同じようなものなんでしょうか?それだとしたらこのmetaphsysicalとtranscendentalの時間と空間の違いとはどういうことになるんでしょうか?なかなか文章からニュアンスが掴みきれません。

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