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ホワイトカラー・エグゼンプション導入の趣旨は?
ホワイトカラー・エグゼンプションが話題になっています。導入の趣旨として、「労働者は、勤務時間に縛られることなく自由に働きたいと思っている。つまり、残業代が出なくても、長時間働きたいと思っている。だから労働法などで縛らず、自由に残業させてあげたい。ただし、自発的に残業するのだから残業代は出さない」というような意味に受け取れる提言を目にしました。 もちろん、こんな馬鹿げた理由は建前上のもので、本当は、サービス残業が法廷に持ち込まれて違法とされ、巨額な残業代支払いになった大企業が、残業代を払わないことを法的に正当化しようと画策しているのだと思います。 疑問なのは、企業側は、単純に残業代を払いたく無いだけなのか?それともインドや中国との競争に勝つためとか、定時内にダラダラ仕事して、残業代を稼ぐ労働者に怒り心頭になっているというような、いくらか正当な理由があるものなのでしょうか? ちなみに、この制度のターゲットになるのは、年収400万円クラス以上の人のようです。実施されると残業代不払いにより、年間100万以上の収入減が予想されています。
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- slotter-santa
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マスコミで、ホワイトカラー・エグゼンプションが話題になっていますが、この制度が実施されたと仮定したときの質問です。 もし、正社員の評価を、その制度+成果主義で行うことにして、「AとBとCを完了したら給料は満額ね、1つできない場合は、1/3だけ給与を減らす(「どんなにサービス残業しても完了しろ!」という命令はこれと同様な意味だと思います)」なんて、ほんとに正社員でありながらも、例えば請負のフリー・プログラマのような立場なるのでは?という想像ができます。 で、そうしたとき、A,B,Cの仕事内容を見て、以下のような対応をできるような気がしますよね? 1)Aはやばめで、労働に比較して報酬がB,Cと比較して半分なので「私はやりません」と拒否。 2)今月は所用があって忙しいので、割り当てられたBの仕事を拒否します。給料は1/3だけ減ってもいいです。 3)無理矢理頼まれてAをやると言いましたが、やはり難しくて完了できそうにありませんから、途中放棄します。給料の1/3は諦めます。 4)Aの仕事に要求された品質を私はこれ以上やっても出せませんので、60%の評価でいいので完了したことにいたします。 経営者・上司とか派遣先の指揮命令権と労働者の選択権?の衝突になりそうな気がしました。そして、考えてみれば労働の実態としては「正社員」というより実態はリスク覚悟の「請負業者」的立場で、報酬に対する仕事の内容と分量とを選べない分だけ請負よりも不利なのかと思います。 仮に、制度が実施された場合、1~4の対応は正当な行為になるのでしょうか?また、上記以外に、予想される問題点ってどんなのがありますでしょうか?
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回答ありがとうございます。それから、参考とされているURLをながめながら考えてみました。 >>精一杯好意的に解釈してみたらどうなんでしょうという意図の質問なんですよね。 はい、そのとおりです。 >>1.日本人の特にホワイトカラーの生産性は世界的にみても非常に低い これはたぶん正しいのでしょうね。でも、これって富士通の会長が「業績が悪いのは社員が働かないからだ」と発言して大きな反発を買いましたが、残業代の不払いはこれと同じく自らの経営責任を無視して社員に責任転嫁では?って思えてしまいますね。 >>2.終身雇用制が崩壊してしまった以上、成果主義にならざるを得ない。それには現行の労働法は邪魔。 うーん、たぶん日本の職場では、職務と責任の範囲が不明なことが多いので成果主義ってきちんと実施できない気がしてます。友人はパートで建築会社に勤めていますが、営業が自分ですべき仕事をイロイロと押し付けられて、かなり頭にきていました。たぶん、職務を明確にすると「職務増やすなら賃金上げろ!」とか「職務外なのでやりません!」ってなるので経営側は嫌なんでしょうね。 今日、考えていて思ったのは、ホワイトカラーの仕事が作家や芸術家のような非定型で創造性の必要な仕事の比重が増えているのではないか?ってことです。 私はプログラマなので、一般的な事務職の仕事は詳しくないのですが、例えばワードで書類を作るとなると、分かり易くするために図やグラフを挿入しますが、この手の仕事ってあっという間に時間が過ぎる部類の仕事ではないでしょうか?なので、生産性という尺度ではなく、芸術性とか人々に訴える力というような尺度が必要なのかも? ホワイトカラー・エグゼンプションが生産性向上に向けての「かなり強引なショック療法的な対策」ということには同意ですが、上記の趣旨では、労働者の多くが納得するには弱い気がしますがどうでしょう?