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いつもお世話になっています。
SVOの文を倒置した時に、OSVという語順になるのはなぜでしょうか。例えば、以下の、
What little guidance I had I owe to a young man who came to live with the same family in Heidelberg as I was living with.
(少ないながら私が受けた指導は、ハイデルベルグの私が寄宿していた同じ家に住むようになった、ある青年のおかげだったのである)
という文で(これは大学入試向けの問題集の一部です)、これは、What little guidance I had(O)I(S) owe(V)~という構造で倒置だそうなのですが、What little guidance I had did I owe ~などのようにしなくてもよいのでしょうか。否定的な副詞が先頭に来た時には疑問文のような語順になっていたと思うのですが。
どなたかご教授ください。
投稿日時 - 2006-11-16 14:53:22
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回答(2件中 1~2件目)
ご回答が少ないようですので以下に考えたことを書いてみます。
(1)
まず、ご回答#1のおっしゃるように、
what little…は「少ないがあるだけの[なけなしの]…」の意(『英語基本語形容詞・副詞辞典』研究社出版、p.1064)ですので、否定的な意味はないようです。
(2)
What little guidance I had did I owe ~などのようにしなくてもよいのでしょうか。否定的な副詞が先頭に来た時には疑問文のような語順になっていたと思うのですが。
⇒
確かに、「否定的な副詞が先頭に来た時には」必ず主語と動詞は倒置され、疑問文と同じ語順になるようです。例えば、
1.In no circumstances will I allow you to go there.
(いかなる事情があろうとも私は決してあなたがそこへ行くことを許さない)
しかし、「目的語が文頭に置かれても、通常倒置は起こらない」そうです。
1.That I can’t say.(そのことは私には言えない)
2.Cowards we have no use for.(臆病者に用はない)
ただし、「否定語やそれに準ずるものが目的語になっている場合」には倒置になるそうです。
3.Not a single mistake did I find in your composition.
(あなたの作文には1つのまちがいもなかった)
よって、上の(1)の結論からご質問の英文は元もとSVOの文ですのでこのO(目的語)の部分 ”what little guidance I had” が文頭に置かれて、ご質問の英文の語順になるわけです。
(3)
SVOの文を倒置した時に、OSVという語順になるのはなぜでしょうか。
⇒
「なぜ」かという点にお答えするのは私には難かしすぎますが、学校文法ではよく「文中のある語句を『強調する』ために文頭に出す」(前述の『ロイヤル英文法』p.770)という説明が一般的です。
ただし、私にとっては次のように、何らかの点で前の旧情報を受け継いでこの部分を主題として際立たせる「話題化構文」であると説明してくれた方がわかりやすいような気がします。これは、文頭に置かれた要素が「~について言えば」というはたらきをして、文頭に出すことで後に続く部分が何について述べているかがはっきりするように主題として際立たせる構文であるというわけです(←福地肇『談話の構造』大修館書店、pp.74-77)。例えば、
4.This type of reference we shall call Exophora.
(この種の指示を外部照応という)
5.What I told you I’d do.
(君に言ったことは、必ずする)
などです。(この2つの例文は『英語語法大事典・第4集』大修館書店、p.1111から)
このように見てくると、ご質問の英文の後に添えられた和訳が、「少ないながら私が受けた指導は、…」となっており文頭に置かれた部分が「話題化」されていることが示唆されているような気がします。
●最後にお願いがあります。
ご質問の英文の前にどういう英文がきているかをご紹介ください。前述の福地氏の説明ではこの「話題化構文」は「何らかの点で前の旧情報を受け継ぐ」と説明されていますのでこの点を確認してみたいのです。
投稿日時 - 2006-11-18 22:11:44