アニメの動画（パーンやズームなど）どうやってるのですか？

質問

アニメやクレイアニメは静止画像を一こまずつ撮って連射して動きをみせると思うのですが（本のはしに１ページずつ書いてババッとやるようにすると動いて見えるような感じです）、ズームやパーンなど全体のフレームが動いてしまうような動きのあるシーンはどうやってるのかわかりません。カメラの動きを１コマずつ撮るのは無理だと思うので不思議でたまりません。前々から思ってた疑問です、よろしくお願いします。

回答No.3

mine0042 · ベストアンサー

カメラワークがついている場合でも、基本的にコマ撮りです。
パンカットは、１の方が回答されているとおり、カメラを固定して、撮影対象の方を動かすことで表現します。
歩きや走りのカットで、キャラクターの位置を固定して撮影する、フォローカットも、背景を動かすことで歩いたり、走ったりさせます。
ズームのカットですが、実はアニメではズームは使用しません。
対象物に寄ったり引いたりするカットは、ズームではなくトラッキングします。
レンズでズームするのではなく、カメラそのものが寄り引きすることで、フレームの前後の動きをつけます。
カメラを少しづつ動かしながら、コマ撮りするわけです。
フィルム撮影の場合、１秒２４コマですが、通常１～３コマ撮りで撮影します。（ビデオだと秒３０フレームでしょうか）
セルアニメですと、１コマ撮りなら、１秒間に（セル重ねが１枚のみの場合でも）少なくとも２４枚の（少しづつ動かした）絵が必要です。（これがいわゆるフルアニメです）
現在の日本のテレビアニメーションは、２コマないし３コマ撮りが主流です。
例えば普通の歩きですと、１歩あるくのに、３コマ撮りで５枚ほど使います。
（０.５秒で１歩の速度）
これを１コマでやると単純に３倍の枚数かかるわけですが、そこまでかけなくても、一応ちゃんと歩いて見えるのは、テレビでご覧になるとおりです。
クレイアニメーションでも基本的には同じなので、無理に１コマ撮りする必要はありません。（もちろん、撮影コマ数を少なくするほど、動きはなめらかになります）
しかし、カメラワークがついているカットの場合、３コマ撮りですと画面の動きが粗くなりますので、１コマないし２コマがよいと思います。
３コマ撮りで１センチずつ動かすのと、１コマで３ミリづつ動かすのでは、３コマ撮りのほうがカメラワークがカタカタと見づらいものになりますので・・・。

お礼

ありがとうございました。やはりコマ撮りですか。カメラワークの動きとアニメの動きと連動しなければならないので相当な計算のもとでコマ撮りと１コマのアニメの動きと１コマの背景の動きを撮ってるんですねー。今、思いついたのですが、もしかして同じようなシーンをまず実写でサンプルを撮ってそれをコマに分割してアニメにいかせるようなやり方でもできそうですね。でもアニメでこるってけっこう大変ですね。

回答No.4

hieda

ロトスコ－プというテクニックですね。割とよく使われるテクニックです。『指輪物語』のアニメ版などで使用されています。日本では『ＺＩＰＡＮＧ』のワ－プシ－ンや『火の鳥2772』などで使われています。線の多いメカなどを頭の中で動きを描いて作画していくのはなかなか大変ですが、あらかじめミニチュアを造って動きを撮影すれば、あとはそれをトレ－スするだけで正確な動きのアニメができあがります。

ＳＦＸの世界では、モ－ションコントロ－ルカメラでコマ撮りする場合があります。その場合、最初に動きをプログラムして、ひとコマ分ずつ動かして撮影出来ます。ひとコマ撮影している間もカメラがひとコマ分動きますからブレが出て、自然な動きのアニメになります。

回答No.2

chaff

ああ、クレイアニメですか....
うーん。どうなんでしょう？やはりこの場合はコマ撮りなんでしょうかねー。
ところで、「アードマン」なら先の「ジブリ美術館」で企画展をやっていました。（今もやっているらしい）
スタジオの再現や、撮影に使った人形の展示などがあったように記憶していますが、撮影のノウハウのあたりはあまり注意して見ていなかったので....すいません。

参考URL：

http://www.ghibli-museum.jp/exhibition/aardman.html

お礼

ありがとうございました。グルミットの製作者ってアードマンっていうんですね。宮崎さんが共鳴するほどだからやはりあのアニメはこっているんですね。コマ撮りでやってるのでしたら大変な労力ですよね。

回答No.1

chaff

パン：昔ながらのセルアニメの場合は、必要に応じて通常よりも大きな（縦長や横長）背景やセルを用意して、カメラを回しながら「手で」動かします。（カメラは固定されているので）
ズーム：撮影するカメラを回しながら、撮影中に「本当に」ズーミングします。画面を良く見ているとセル画側のトレース線（絵の縁取りのの黒い線）がズームアップしている状態で妙に太くなってます。
東京/三鷹にある「ジブリ美術館」に行くと、このあたりのアニメ製作上の工夫がいろいろ展示されていて楽しいですよ。

↓はセルアニメ撮影用の撮影台

参考URL：

http://www.ncc.u-tokai.ac.jp/campus/facilities/facilities_fd.htm

お礼

ありがとうございます。やはり実際にカメラや絵をうごかしてるんですね。でもクレイアニメのドライブショットはどうしてるんでしょうか？ウォレス＆グルミットを見るとけっこう画面がなめらかなのですが１コマずつ撮ってるんですかねー。