電位差からの溶解度積の導き方

このQ&Aのポイント
  • AgClの溶解度積を求めるための適切な式や代入方法について教えてください。
  • ネルンストの式を使用して計算することができますが、正しい値が得られないようです。
  • AgCl溶液の当量点における電極電位差が280mVであるという条件から、溶解度積を求める方法を教えてください。
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電位差からの溶解度積の導き方

色々調べたのですが、どうしてもわからないので教えてください。。 AgClの当量点における電極電位の差は280mVである。このことから、AgClの溶解度積を求めなさい。(この電位差は水素標準電極基準でなく、銀ー塩化銀電極であることに注意せよ) という問題です。 ネルンストの式から E=Eo+0.059log[Ag] ここでKsp=[Ag][Cl]であることから 当量点下で[Ag]=[Cl]より E=Eo+1/2x0.059logKsp この式を使うのだろうというのはわかったのですが、それらしい値になりません。 何をどう、代入すると正解なのでしょうか? それとも、式そのものが間違っていますか?教えてください><

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noname#20644
noname#20644
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E=Eo-{RT/(zF)}・ln[{a(Ag+)・a(Cl-)}/a(AgCl)] において 平衡状態では、E=0 故に、Eo={RT/(zF)}・ln[{a(Ag+)・a(Cl-)}/a(AgCl)] ={RT/(zF)}・2.303・log[{a(Ag+)・a(Cl-)}/a(AgCl)] AgCl は難溶性であるから a(AgCl)=1、更に、Ag+ もCl- も濃度は極めて低く、 活量は濃度に等しいと見なせるので、a(Ag+)・a(Cl-)=[Ag+]・[Cl-] とする。 [Ag+]=[Cl-] であるから、今の場合、Eo=2・(-0.280)Vで、2.303・RT/(zF)=0.0591 とおいて log{[Ag+]・[Cl-]}=2・(-0.280)/0.0591=-9.475 [Ag+]・[Cl-]=3.35×10^(-10) 故に、[Ag+][Cl-]=3.35×10^(-10) (mol/l) この値は、AgClの溶解度積、1.75×10^(-10)(mol/l) と合わない。Eoとして 2・(-0.280)V を用いたが、これが小さ過ぎる(その結果、log{[Ag+]・[Cl-]} の真数が約0.3大きくなる)ためで、溶解度積が2倍程度大きい結果となっている。

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