• ベストアンサー

心に残った文学作品の文章

 今まで読まれた文学作品中で、最も心に残った文章がありましたら教えて下さい。著書と著者名もお願いします。回答に対するお礼のコメントは致しませんが、皆さんで共有していきたいと思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#35109
noname#35109
回答No.2

"最も" ですから 1つしか書けないのですよね。 そしたら, 「死は生の対極としてではなく、その一部として存在する。」 村上春樹 『ノルウェーの森』 より です。 >> 皆さんで共有していきたいと思います。 良いですね。そういう質問もなかなか良いと思います(私は)。

urasima-taro
質問者

お礼

 私は、村上春樹さんの『ノルウェーの森』をまだ読んだことがありません。インターネットをやっていると、どうしても読書がおろそかになりますね。自分の心の弱さに反省しています。でも、ここに紹介して下さった、心に残る文章を読んでいると、この小説の内容が知りたくなりました。ぜひ読ませていただきいと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • heisenberg
  • ベストアンサー率23% (591/2556)
回答No.3

 こんにちは。  幾つもあるのですが、一つだけ、ということなので・・・。  △「悲の器」   高橋 和巳  「私は友情の名において、他の力によってではなく、君たちの苦悩する地獄へと、君たちをたたきのめすために赴くであろう。私たちは 格闘し続けるであろう。人間が人間以上のものたりうるか否かを、どちらかが明証してみせるまで。  さようなら、米山みきよ、栗谷清子よ。さようなら、優しき生者たちよ。私は所詮、あなたがたとは無縁な存在であった。」  生きていれば「世界文学」をも創造し得たかもしれない夭折の作家・高橋和巳の文壇デビュー作「悲の器」のラストシーンです。  自らの法的権力に依拠して世界と格闘・懊悩する大学教授・正木典膳の内面世界を重厚で格調高い文体で描いた、著者渾身の一作は、随所にこころ惹かれる文章が散りばめられていますが、一つだけ挙げるするとこれでしょうか・・・。   

urasima-taro
質問者

お礼

 私は、エゴイズムの問題を追求した高橋和己は、夏目漱石の追求したテーマを、現在に継承できた作家ではなかったかと思っております。残念ながら若くしてなくなったため、彼のテーマの終局を見ることはできませんでしたが、彼の文学と出会えたことは幸運でした。私は、彼の作品はほぼ読了しましたが、その中で、彼のエゴイズムについて考察した文章を二つあげさせていただきます。 「日頃住んでいる場所から離れれば、それだけで重荷や不愉快から解放されるように思ったのは愚かな夢にすぎなかった。人間の住むところ、すべてが地獄であり、どこまでいっても自分も人間の一員である以上、おそらく救われることもない。」(邪宗門) 「彼には、もう同じ屋根の下でエゴイズムの角と角をつきあわせる煩雑さには耐えられなかった。それよりは、会社からの帰途、自家用車の尻がはみ出している生垣の住宅街に灯る団らんの灯がいかに目にしみようと、寒々とした孤独の方が気楽だった。もう二度と、互いにどうしようもない存在の業をなすりあって、互いに傷つくようなことはしたくない。」(白く塗り足たる墓)  まだまだ、彼の文章、文体、内容の深さにはひかれるものがありますが、私も「生きていれば「世界文学」をも創造し得たかもしれない」作家だと思います。高橋和己の作品から、心に最も残る文章を紹介していただきありがとうございました。 

noname#39977
noname#39977
回答No.1

(たぶん、質問とは異なった意味で心に残っているのですが) 「石炭をばはや積み果てつ。」(舞姫、森鴎外) 高校の現代国語で予習してきなさいといわれたのですが、「石炭、をばはや、積み果てつ。」と解釈したため、「をばはや」の意味でずっと悩んでいました。

urasima-taro
質問者

お礼

早速の回答、ありがとうございました。やっぱりお礼のコメントを書くことにします。・・・心に残る文章を持つことは、どんな形であれ素敵ですね。私の読んだ森鴎外の作品「イタセクスアリス」の中から一つ。「人は神聖なるものを多く有しているだけ弱点が多い。苦痛が多い。犬的な人に逢ってはかなわない。」・・・漱石と並ぶ明治の文豪。妻と自分の母親との確執に苦労した文豪と聞いています。

関連するQ&A

  • 心に残る文学作品

    皆さんが、学生時代に読んで心に残っている文学作品を教えて下さい。 外国の物でも日本の物でもかまいません。 また、その理由やエピソードなどもあれば教えて下さい。 どうぞよろしくお願いします。

  • ある文学作品の作品名を探しています。

    ある文学作品の作品名を探しています。 多分、作者は森鴎外だと思うのですが、はっきりしません。 ほとんど失念してしまったのですが、ストーリーとしては、 「主人公が富士山(?)に登り、山頂に登りきれず7~8合目から日の出を見る」 というシーンがありました。 そこの日の出を見る場面の文章が非常に心に残っており、どうしてももう一度読みたいです。 どなたかご存知の方は宜しくお願いします。

  • ある文学作品の作品名を探しています。

    以前ここで同じ質問をさせていただいたのですが、その時は判明しませんでしたので、もう一度同じ質問をさせていただきます。 ある文学作品の作品名を探しています。 多分、作者は森鴎外だと思うのですが、はっきりしません。 文章は口語文でした。 読んだのは関西大学の入試問題を解いていた時でした、 ストーリーとしては、 「主人公が富士山(これもあやふや)に登り、山頂に登りきれず7~8合目の山小屋から日の出を見る」 というシーンがありました。 そこの日の出を見る場面の文章が非常に心に残っており、どうしてももう一度読みたいです。 どなたかご存知の方は宜しくお願いします。 また、確証は無くとも上記のようなシーンのある近代日本文学小説をご存知でしたらお知らせ下さい。

  • お勧めの日本文学作品

    皆様のお好みで結構です 何かお勧めの日本文学作品ありますか? 作者名、作品名、簡単なお勧め理由を 教えてくれませんか? 私は40オーバーになり なぜか急に日本の文学作品を読みたくなりました 年代問いません お願いします

  • 文学作品について質問です

    今、私は高校三年生で、とりあえずは受験も一段落つきました。 そこで、大学に入るまで時間があるので、いい機会だと思い、文学作品に触れてみたいと思いました。 ですので、皆さんがオススメする文学作品を教えてください

  • 文学作品について

    大学でこのようなレポート課題が出ました。 ≪過去の文学作品等(ジャンルは問わない)に登場した「自然環境・自然現象に関する記述」の複数を取り上げ、現代の科学(できれば化学)の立場からコメントし、随筆・コラムのような短文にまとめなさい。≫ このような文学作品を知っている方、教えてください!! それから、 「随筆・コラムのような形式」というのも、よくわかりません。 どのように書いたらいいのか教えてほしいです。 レポートは1000~3000字程度です。 よろしくお願いします♪

  • 文学作品の優劣って?

    スバリ、タイトル通りなのですが、文学作品の優劣はどのようになされているのでしょうか? もっと具体的に言うとなぜ夏目漱石は文豪として名を馳せているのか?なぜ文学賞はこの作品なのか?人によって受け止め方が違うではないか?などの疑問があります。 これを分かるようになるためにはどうすればいいのでしょうか? そういうものを分かるために何か素養が必要なのでしょうか? とにかく文学作品をたくさん読むしかないのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 文学性の高い作品

    私はエンターテインメント性の高い作品や、興業・人受けを狙った作品よりも文学性・作家性の高い作品が好きです。 また洋画よりも邦画の方が感情移入しやすく好きです。 そこで皆様にこのような私に合う作品を教えていただきたく思い、質問させていただきました。 皆様の中でオススメの作品があるという方がもしいらっしゃれば、ぜひ教えてください。 よろしくお願いいたします。

  • 坂口安吾のいう『文学のふるさと』の例となるような作品を教えてください!

    高校の国語の時間、教科書で坂口安吾の『文学のふるさと』という文章が課題になりました。「モラルがない、ということ自体が、モラルなのだ、と。」という印象的な一文を覚えている方も多いのではないかと思います。 私はここに述べられている『文学のふるさと』に見られるという「何か、氷を抱きしめたような、切ない悲しさ、美しさ」に非常に興味を抱きました。 しかし坂口がこの文章中で「文学のふるさと」としてあげている三つの例(グリム童話『赤頭巾』、狂言『鬼瓦』、『伊勢物語』(白玉か~の部分))だけではどういったものが坂口の言う『文学のふるさと』にあたるのかが掴みきれませんでした。 なので『これには「文学のふるさと」があらわれている!』と思われる他の作品がありましたら、例として教えていただけないでしょうか。 独断で構いません。作品も文字媒体であれば形式は何でも構いません。お礼は挙げていただいた文章を読了後になってしまうかもしれないのですが、これはという作品をご存じの方がいらっしゃいましたら是非回答していただきたいです。どうぞよろしくお願いします。 ↓『文学のふるさと』全文(青空文庫) http://www.ftm.co.jp/bunko/sa/bungakuno_furusato.htm

  • 文学作品のジャンルの調べ方について教えてください。

    初めて質問します。今、近代文学について研究していて、作家と作品名と作品のジャンルが一覧できる本を探しています。そんな便利な本は無いかもしれないとも思いますが、もし知っている方がいらっしゃったら教えてください。その他にジャンルを調べる良い方法があればそちらの方もよろしくお願いします。