• ベストアンサー

40~60代以上の方に質問です

私は今、21歳です。 今の時代、ネットや携帯、TVなどの情報が充実しすぎるほどで書物から影響を受けたり、社会現象(三島由紀夫の光クラブ事件、太宰治の斜陽族、尾崎紅葉の金色夜叉など)がおこったりすることが少ないと思います。 1、例にあげたようなことで、小説や実用書などの書物がきっかけで起こった事件や運動などはありますか?時代はいつでもかまいません。 2、また、当時の、書物が国民に与える影響力はどれほどだったのですか?(現代人のほとんどがネットをする様に本が読まれていたのでしょうか?) イメージとしては、「安倍公房の新作読んだ?え、まだ読んでないの?」「だって今熱いのは文藝春秋の遠藤周作特集でしょ」「今月のおこずかい貯めてドストエフスキーのカラマーゾフ全巻買いたい!」…みたいな会話はあったのでしょうか? 2、あと、事件とまでいかなくても、当時の学生は読書から時代の流れを読み取ったり、小説家から生き方の影響を受けたり、恋愛観(とくに気になります!自分が知っているのは谷崎潤一郎の「痴人の愛」のナオミ・田山花袋の布団の主人公などです)を確立したりしていたのでしょうか? もしそうなら文学好きとしてはうらやましい限りで、そんな時代に生まれたかったです。今でもそんな集まりはあるのかしら?? できれば詳しくお願いします。

noname#53513
noname#53513

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • cr6150
  • ベストアンサー率37% (3/8)
回答No.4

水を差すようで悪いのですが、青の時代は、光クラブの事件をネタにして書かれたのであって、光クラブ事件は、小説から起こった事件ではありません。 三島には、ほかにもモデル小説として、金閣寺とか宴の後とかもあります。 宴の後は、小説から裁判になりました。 最近では、柳 美里さんが裁判になりましたね。 本の影響で事件が起きるにしても個人的なものではないでしょうか。 私見ですが、どんな事件にしてもマスコミが介在していると思います。 何かの本で自殺したとか言うのは聞いたことがあるような気がしますけれども、・・・。

noname#53513
質問者

お礼

ご指摘、お返事ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。 光クラブの件、全く知りませんでした! 教えていただけてうれしいです。 三島の件ですが、小説から裁判になるなんてすごいですね。 小説から起こる事件は個人的なもの、というのは同感です。小説家が自殺をしたら後追いをしたりと、影響を受けすぎる人もいますよね。 以前、室井祐月さんがテレビで、モデルがいない小説を書いたのに、 「小説に自分のことを勝手に書かないでほしい。 何で知っているんだ」 などという内容の手紙がきたりすると言っていました。 夢中になるのはいいけれど、はまりすぎるのは怖いですね。。。 参考になりました。

その他の回答 (3)

  • illashige
  • ベストアンサー率53% (305/569)
回答No.3

No.2の方と同じ世代、男性です。 1)1960年後半からの学生運動と、高橋和己の文学とは、因果関係ではないにしろ、かなり密接な関わりがあったと思います。 ぼくは、当時(70年代)大学生ではあったものの、まったくのノンポリ(nonpolitical~非政治的!)だったため、彼の文学に興味はなかったで、よくわかりませんが(「わが心は石にあらず」くらい、読みかけたような気がしますが、すぐほうりだしたような・・)。 2)今の時代より多少は、活字と日常生活のかかわりは密接だった気はします。でも、多くに親しまれていたのは、漫画(少年サンデー、少年マガジン、少女フレンド、ガロetc.)週刊誌(アンアン、ノンノ、平凡パンチ、プレイボーイetc/)、ハードカバーはせいぜい読まれていてたとしても、いわゆる大衆文学で、純文学はやはり敷居の高いものだったイメージでしょう。 その他のメディアでは、テレビもじゅうぶん日常に溶け込んではいましたが、ラジオが活躍してました。10代の若者は、深夜放送に夢中になったり。 3)というわけで、当時の若者の行動様式全般に影響力をもつほど、文学が生活に密接であったとはいいがたいのですが、No.2の方がいわれるように、五木寛之、村上龍の世界は、一部の若者の”憧れ”だったかもしれません。(ぼくは、五木の”かっこいいお話”は、おもしろくて好きだったのですが、あくまで、エンタテナーとして五木が演出してるものと思っていました。ところが、後でエッセイを読んだところ、演出ではなく、生の五木自身がそんなかっこつけた男であることがわかり、なんとなく、”うすっぺら”に思えてがっかりしました。村上龍もあまりすきではありません)。 まったく文学青年でもないぼくが当時読んでいたのは、そのほか野坂昭如、北杜夫(「楡家の人々」は、大好きでした)、筒井康隆、小松左京、星新一など。 ぼくが高校生のとき、芥川賞を受賞した庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は、クラスでけっこう話題になりました。当時の若者の等身大の日常に近い世界が描かれていたからかも。すぐに映画化されたりもしました。(ぼく個人もけっこう好きで赤頭巾ちゃんシリーズは全部読みました)。 そのあたりとのからみからか、サリンジャーもけっこう読まれてました。

noname#53513
質問者

お礼

詳しいご回答、参考になります。 1、年代的に合ってるかはわかりませんが、大江健三郎さんの「セブンティーン」「見るまえに跳べ」はそんなにおいがプンプンしました。個人的には大江氏は「飼育」が好きです。 2、へぇ~けっこう雑誌や漫画も充実していたんですね。お母さんに「ベルサイユのばら」が流行ったって聞きました。 3、小松左京、星新一はよんだことがないので興味があります。他にも庄司薫とか読んでみたいです。 ご丁寧にありがとうございます!

  • yomyom2001
  • ベストアンサー率46% (763/1638)
回答No.2

当方、東京在住の50代です。 で、これは私があくまでも「・・・のような気がする」という程度の感想なので、社会全体の実像とは違うかも知れませんので、悪しからず。 1、五木寛之さんの書籍の影響を受けて、海外を放浪する若者が増えた。 2、村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」の影響で「透明族」という言葉が流行った。 3、それ以前も若者の間にはブランド品を好む傾向がありましたが、田中康夫さんの「なんとなくクリスタル」発表以来、堰を切ったように猫も杓子もブランド品を買い漁るようになった。「クリスタル族」という言葉もあったように思う。 (おまけ)一時的なブームだったのかも知れませんが、大学生の間で「朝日ジャーナル」という雑誌を持ち歩くことが流行った。

noname#53513
質問者

お礼

ご丁寧にお答え頂き、ありがとうございます。 うれしいです! 1について、前に書店でアルバイトしていた時、最近でも五木さんの本(ハードカバーではない大きな、旅行のススメ風の本、付録つき)が40代くらいの方に売れていたのを覚えています。 2は、!!!!! この本ばっちりよみましたが!全く知りませんでした!お話の中のドラッグなどに溺れる堕落した、チョイ悪な若者文化をさすのでしょうか!? どことなく、金原ひとみ女史の「蛇にピアス」、ジャックケルアック「地下街の人々」に似た印象を受けました。 知識を増やしてくださってありがとうございます。 龍氏の本では、「コインロッカー・ベイビーズ」が好きです。 3、この本は全く知らなかったので読んでみたいです!ブランドの傾向が本からなんて!目からうろこですよ☆ (おまけ)マイブームは雑誌「ダ・ビンチ」を持ち歩くことです。 参考になりました!

noname#168882
noname#168882
回答No.1

こんにちは 当方40代後半です 1 寺山修司の「家出のすすめ」を読んで 実際に家出して寺山修司の主催する劇団を訪れた 人が結構たくさんいたんじゃあないかしら。 また、立花隆が文芸春秋に書いた「田中角栄の研究」は ある意味社会現象になったといえるのかもしれません。 2 当時というのがどの時代を言うのかわからないので答えようがありません。(金色夜叉は明治、三島は戦後総括するには時代が違いすぎます) としても、イメージとして書かれた例が間違っているのだけは確かです。 大体において安部公房や遠藤周作は純文学ですから、 青臭い文学少年少女が似非文学者風にならば言った可能性はありますが、基本的に純文学系統は「オタク」あるいは「マニア」感覚と思ったほうが正解です。 明治時代文学は金持ちの坊ちゃんが物好きでかいているようなもので、一般には「うさんくさい」商売だったと学校の先生に教わりました。 普通のひとは新聞小説を読むことはあっても、文学に傾倒している生活の余裕なんて無かったと思いますよ。 明治時代は小学校中退で小僧さんとして働きに出たりするのが一般のことだったそうですから。 というわけで夢を壊すようでごめんなさい。 近所の同年代の人に「幸田露伴」と言ったら「それ誰?」と聞かれましたから、現代も昔も変わらないかも。好きな人は好きで読んでいると。  

noname#53513
質問者

お礼

こんにちは。 専門的な意見、ありがとうございます。 早速のお答え、うれしいです! 1、そんな本があったなんて!家出HOW TO本なのでしょうか??私たち(20-30代)世代の家出本は、内田春菊さんの「ファザーファッカー」になるかもしれません。 2、なるほど!説明が下手な上に無知ですみません。 今も昔も本好きな人は本好きだし、興味がない人は演劇とか漫画とか違う文化に走っていたのかもしれませんね。 ちなみに現代っ子が携帯で本を読む文化、あれは便利だし否定はしないんですけど、本というものは一枚一枚、紙の感触を味わいながら読むものだと思っているので、友達の感覚にはちょっとついていけません。 参考になりました!

関連するQ&A

  • 痴人の愛

    最初の妻を友人に譲渡してしまう様な 谷崎潤一郎の『痴人の愛』の登場人物 『ナオミ』を演じる女優さんは何方が 良いと思われますか? よろしくお願い致します。

  • 大人の恋愛小説で皆様のおススメは??

    最近恋愛小説にハマっている20代後半の女性です。 というのも、宮本輝の『錦繍』に大感動してしまい、こういった大人の恋愛小説の良さに目覚めてしまったのです!!それまでは恋愛小説はあまり積極的に読まなかったので、このへんの分野の作家に関しては、ほとんどお初です。 青春時代のまぶしい恋愛というものではなく、大人の、抜きさしならない恋愛、感情を描いたもので、皆様のおすすめのものはありますか? 特に作家の国籍は問いません。男性作家・女性作家どちらでも大丈夫です。古い時代のものでも結構です。 『錦繍』よりもっとドロドロでもOK!ハッピーエンドでなくてもOK!厭世的になってしまうものでもOK(笑)! *この後谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読みましたが、これもかな~り良かったです!! お願いしますm(__)m

  • 田山花袋「蒲団」の表紙が知りたい。

    kurorouと申す者です。どうぞよろしくお願いします。 今、調べものの最中で、田山花袋著「蒲団」の 発刊された当時(明治時代の)の表紙の図柄が知りたいのです。 ですが、調べ方が悪いせいか、 調べても資料を見つけることができず、お手上げ状態です。 もし、どなたか、表紙がわかる資料が載っている本、 あるいはサイトでも、形態はなんでも構いませんので、 ご存じの方がいらっしゃいましたら、 教えていただけると幸いです。お願いいたします。

  • 近代史に興味ある方

     私は日本の近代史に興味をもっています。中でも庶民から見た近代です。例えば山田風太郎の「戦中派虫けら日記」「不戦日記」は戦中の日本の雰囲気を感じることができます。谷崎潤一郎の「幼少時代」も日清戦争の頃を感じることができます。  私は20代の若者です。この時代しか知らない者にとって戦前以前の日本はすごく興味深いのです。最近読んだ水木しげるの「コミック 昭和史1~8」は本当に面白かった。水木しげるの自分史が描かれていたからです。また一つ戦前の雰囲気を感じることができました。  というわけで、どなたか戦前の庶民の雰囲気を味わえるような、日記でも小説でもマンガでも知っていたら教えて下さい。よろしくお願いします。ご自分で書かれた「自分史」のようなものを自費出版しているのであれば読んでみたいです。

  • 「ニンフェット」の登場するおすすめ作品を教えて!!

    「ニンフェット」の登場する長編小説を書きたい16歳女子です。 本来の定義の9~14歳に限らず、妖しい魅力のある少女(17歳以下)が登場する小説、詩などの文学作品、また合法で芸術的な映像作品(ミュージックビデオも含む)を教えてください。成人男性との恋愛があると尚良し。  できるだけ露出(水着とか)や性描写のないものでお願いします。ほのかなエロティシズムを感じさせる作品が好きです。  すでにナボコフの『ロリータ』『カメラ・オブ・スクーラ』、森茉莉の『甘い蜜の部屋』、谷崎潤一郎の『痴人の愛』、川端康成『みずうみ』、澁澤龍彦『少女コレクション序説』、倉橋由美子『聖少女』、吉行淳之介『砂の上の植物群』などの私なりに少女愛的かな?という書籍は読んでいます。また映画はキューブリック版の『ロリータ』を見ました。  古典好みです。

  • 自伝的な小説 探しています

    こんにちは。 今、小説を探しています。 どんな小説かといいますと、自伝的な小説です。 今まで読んで、心が動かされた自伝的な小説(エッセイ)は、 「ファザーファッカー」内田春菊 涙が止まりませんでした。 「人間失格」太宰治 「ワザ、ワザ」に戦慄を覚えました。 「草枕」夏目漱石 「自分の中に毒を持て!」岡本太郎 「プラトニックセックス」飯島愛  一見、軽いようでラストを読み込むと、とても深かった。 題名のアイロニーにも納得。 「痴人の愛」谷崎潤一郎 この堕落感がたまりません。 「音楽が終わった夜に」辻仁成  「ガラスの天井」辻仁成 「アンネの日記」アンネフランク  「路上」ジャックケルアック (自伝ではないかもしれませんが、背景は筆者の日常) 「限りなく透明に近いブルー」村上龍  誰もが目を背けたくなるものを描ききったと思う。 「セブンティーン」大江健三郎 「十七歳だった!」原田宗典 「メイクミーシック」山田詠美 「浅草キッド」ビートたけし 「きもの」幸田文 筆者が本人でない、簡単な人物伝(偉人伝)のようなものや、 芸能人の自伝なんかも好きです。 筆者本人の話ではないけれど、主人公の語り口調の回想で始まる小説も オススメがあったら教えてください。 参考にさせて頂きたいので、 お暇なときに、お返事ください(^^)

  • イギリスの暴動の深層についての質問

    「警官による黒人男性射殺で人種差別が発端ですが」の御解答ありがとうございます、私の質問は、旧約聖書のルツ記のナオミが食うに困り、その時代の畑の持ち主は収穫の時すべて収穫せず、貧しい人(ルツ記のナオミ)のために、少し落穂(絵画ミレーの落穂ひろい)を残して刈り取りました。今に置き換えると、暴動を起こした人20%を超える若い失業者、襲われた人は当時の畑の持ち主に置き換える事で、略奪を無理に正当化させようとしたのではないでしょうか。

  • 海外の作家に明るい方、おすすめを教えてください

    こんにちは。 私は日本の作家はよく読むのですが、海外の作家はあまり読んだことがありません。 今まで読んだことがあるのは、サガンやカフカ、ドストエフスキー、ジャックケルアックなどです。 日本の作家では、山田詠美、遠藤周作、大江健三郎、 谷崎潤一郎、安倍公房、夏目漱石、太宰治などに衝撃を受けました。 何か私にお勧めの海外作家の本を教えていただけないでしょうか? ちなみに、SFや推理、ミステリー小説、エッセイ、短編集はあまり読みません。 人生観が変わってしまうような、深く考えさせられるような本がいいです。知らなかった世界を教えてくれるような内容も歓迎です。役に立った実用書、本当にあった話などでも結構です。 よろしかったらアドバイスお願いできますでしょうか。もちろん日本の作家だけでもOKです。

  • 全文模写をする上で模範となる本

    初めまして。 このたびある大学の文学部へ入学しました。 こちらの学部は多くの作家を輩出しており、私は今まで小説などを書いたことはありませんが、一度そういったことにチャレンジしたいと思うようになりました。 そこでまず、基礎を身につける上で他の作家の小説を、丸々全文自分の手で模写してみることが良いと聞き、早速チャレンジしてみたいのですが、どの作家の文章が模範となるのか、私自身まだ未熟ですので見当がつきません。 やはり夏目漱石や谷崎潤一郎などが文豪としては有名ですが、少し文体が古すぎる気がしますし、かといって最近の有名作家はどれも個性的な文章ばかりなので、本当に迷ってしまいます。 どなたかアドバイスいただけないでしょうか?

  • お勧めの短編小説は有りますか?

    先程から、虫の声が聞こえます。 初秋の夜に、短い短編小説など読んでみたいと思います。 一つ二つ、お勧めが有りましたら、宜しくお願いします。 紹介頂いた作品が、僕が読んだ物と同じであっても、共感できて嬉しいです。 今まで少しかじって面白かった作家は、Oヘンリー、サキ、モーパッサン、コードウェル、ツルゲーネフ、山本周五郎、藤沢周平、谷崎潤一郎、堀 辰雄、岡本かの子、ジェフリーアーチー、フレデリック・フォーサイス、ジャックフィニーなど。 読書家ではないので、ほんの摘み食いです。