• ベストアンサー

ロシアの天然ガス産出量が世界一なのはどうしてですか?

 二宮書店の「データブック・オブ・ザ・ワールド」によると天然ガスの埋蔵量はロシアが全世界の26.7%,中東地域が同40.6%と中東地域の埋蔵量が多いです。しかし,天然ガスの産出量に関してはロシアが世界の22.2%で,中東地域の国についてはイランが2.7%を占めている程度です。  埋蔵量と産出量に差が出てしまうのは何故なのでしょうか?教えてください。  

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ss79
  • ベストアンサー率33% (258/765)
回答No.2

ロシアは国土が広く、しかも北方に位置して気候も厳しい地帯が多く、開発という点ではどちらかといえば後進国です。 地質探査が進めばまだまだ資源がうもれている可能性があります。 埋蔵量は可採量を積算しただけですから石油などもどんどん埋蔵量が増加しているのは採油技術が進歩しているからです。 石油は永年使用されてきた為採掘量も多くて油田地帯でも多くの油井が古くなり、生産性が低下し特殊な強制法をとってようやく生産を持続している位です。 天然ガスはこれに比べ使用が近年になって始まったばかりといえる状態です。 圧縮液化技術の進歩もあり輸送もパイプラインで容易で新しいエネルギー源として注目される存在です。 しかし石油を使用するシステムが先行していますから石油の消費量は減少せず天然ガスへの変更も緒についたばかりです。 従って産油国は石油を生産する事が利益に繋がり、天然ガスを生産する投資意欲が乏しいのです。 これに対しロシアの既存油田は古いものが多く次第に枯渇する傾向があります。  この為外貨をてっとり早く稼ぐには天然ガスを輸出するのが最適でパイプラインの建設を進めているのです。 当然埋蔵量に対し産出量が増加する訳です。

ibrk7407
質問者

お礼

石油開発の歴史の深浅が関係するのですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

面積が広いから

ibrk7407
質問者

お礼

単純明快ですね。 ありがとうございました。

回答No.1

採算性の問題です。 石油の埋蔵量が圧倒的に多い中東では、天然ガスに手を出さずとも、高価な石油をガンガン輸出できるわけです。 ロシアではその逆で、パイプラインを整備して天然ガスをより効率的に安価に輸出した方が、経済性が高いわけです。

ibrk7407
質問者

お礼

なるほど!です。 回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 天然ガス・石油の分布について

     天然ガスと石油の埋蔵量を比べると,石油が中東に偏在しているのに対して,天然ガスは世界各地にある程度均等に分布しているのはどうしてでしょうか?  また,石油・天然ガスは新期造山帯の背斜構造に存在することから考えた場合に,石油と天然ガスの埋蔵量の地域別割合は同じになるはずなのに,そうはならないのはどうしてなのでしょうか? 

  • 産出量と輸出量って?

    アメリカの天然ガスの産出量:21.6% アメリカの天然ガスの輸出量:22.4% (世界全体に占める割合) という統計がありました。 ここで輸出量がどうして産出量を上回っているかわかりません。 どいういうことでしょうか??

  • なぜ日本で原油の産出量が低い…??

    いつもいつも愛用させていただいてます。 突然ですが、原油の産出は新期造山帯の地域で多いと思います。 それなら、どうして新期造山帯の日本では中東やロシア、中南米に比べると産出量が少ないのですか?なにか特別な理由でも??

  • 【液化天然ガス】なぜオーストラリアは液化天然ガス産

    【液化天然ガス】なぜオーストラリアは液化天然ガス産出量が多いのですか?

  • 【ロシア産LNG液化天然ガス輸入規制の闇】というか

    【ロシア産LNG液化天然ガス輸入規制の闇】というかビックリしたこと。 ヨーロッパはロシア産のエネルギーを買わないと言っているが実際はアメリカや日本より今もロシアからLNGを買っているという事実。 2点目は日本はヨーロッパが買わなくなったロシア産のLNGを大量に安く買おうと動いたが、実際にロシアが売ったのは中東アラブ諸国だったという事実。 中東アラブ諸国はウクライナ戦争前より7〜8倍のLNGをロシアから輸入している事実。 普通に考えれば分かるがロシアは日本にLNGを送るより、近くの中東アラブ諸国に売った方が輸送費が安く高く売れる。日本は遠すぎて売る相手ではなかった。 この3つの事実から、なぜ産油国の中東アラブ諸国がわざわざエネルギー輸出国なのにロシアのLNGを7〜8倍も買っているのでしょう?という不思議では? あとアメリカはロシアに制裁をしていたけど最近は冬に近づくにつれてロシア産LNGの輸入量を増やして来ているという事実。 この不思議な世界の動きをどう捉えますか?

  • ロシアの天然ガス 二酸化炭素 地球温暖化

    このタイミングではありますが、ロシア産の天然ガスは得られる熱量当たりの二酸化炭素発生量が、化石燃料と比べて少ないのでしょうか。

  • 世界の原油の在庫量を教えてください

    はじめて質問させていただきます。 タイトルの通りですが、世界の原油の在庫量を調べています。 埋蔵量、産出量、消費量のデータはあるのですが、在庫量がみつかりません。 どなたかご存知でしたらよろしくお願いします。

  • 天然ガス!?

    この問題が分からないのでどなたか教えてください。 天然ガスは、油田地帯やガス田地帯から産出するメタンを主成分とする可燃性のガスで、わが国で使用される天然ガスのほとんどは輸入に頼っている。輸入される天然ガスは、硫黄分などの不純物が除去されているため、天然ガスから製造される都市ガスは、燃焼しても硫黄酸化物(sox)がほとんど発生せず、 窒素酸化物(nox)の発生量も石炭や石油に比べて1/2~1/3程度である。また、A[同じ熱量を取り出すときに発生する二酸化炭素の量は石炭>石油>天然ガスの順に少なく]なり、天然ガスを使用することは地球温暖化抑制にもつながる。通常供給されている都市ガス13Aの組成は容量%で、メタン88%、 エタン7.0%、プロパン2.0%、ブタン3.0%である。 A[ ]に関して、石炭は黒鉛のみ、石油はペンタデカンのみ、天然ガスはメタンのみから構成されているものとして、同じ熱量を取り出すときに発生する二酸化炭素の量は、石炭を100としたときそれぞれどれだけか。ただし、燃焼させたときに発生する熱量は、1molあたりそれぞれ黒鉛(C)が394kJ、ペンタデカン(C15H32)が10200kJ、メタン(CH4)ga890kJとする。 標準状態で、都市ガス13Aの1立方メートルを完全燃焼させるのに必要な空気の体積はどれだけか。ただし、空気の酸素含有量を20%とする。              

  • 天然ガス田って生産を停止できるの?

    よくロシアの天然ガスの生産量が減少したとか、欧州での販売が不振だなどという話題がありますが、 そもそも天然ガス田って生産を止めるようなことができるのでしょうか? 石油でしたら(初めは噴き出すのでしょうが、)ポンプみたいなのでくみ上げるのでしょうからそのポンプを止めればいいのでしょうが、ガス田は枯れかけるまでガスが噴き出し続けるのではないのでしょうか?

  • 石油の値段は、年によって変動します。

    同じように、最新鋭のコンバウンドサイクルの火力発電所の燃料である天然ガスも、変動します。 んでもって、震災後の日本は、天然ガス産出国から足元見られて、高い金を出してガスを買ってます。 原発やめて全面的にLNGに移行したら、余計に足元見られてるだけなんじゃないのかな? 次にシェールガスの件。 シェールガスは埋蔵量も多く有望なことは有望ですが、産出量が不安定という欠点があります。 採掘用の井戸を掘って、最初は勢いよくガスが出ても、数年後に枯れ始めて産出量が減ってしまうケースが多いのです。 シェールガスは、実はバブルだったという懸念も生じています。 最後に、リスクの問題。 石油だけでなく天然ガスも、中東に大きく依存しており、もしアメリカとイランの関係がきな臭くなり、最悪の事態としてホルムズ海峡が封鎖されれば、日本のエネルギー事情は最悪の事態に陥ります。 また、ロシアからのガス購入も、ウクライナ問題が悪い方向に展開すれば、安定した供給が可能かどうか疑問が残るのです。 【結論】 本格的に燃料費削減を狙うのであれば、原発を再稼働させるべきです。 今は電力確保のために、高いガスを買わざるをえないのですが、原発が稼働すれば電力確保のために高いガスを購入する必要が薄れ、買い手の日本は余裕をもってガス産出国と価格交渉できるようになります。 原発廃止と火力発電への全面的な切り替えを検討する場合、安定したガス供給源が確保されないと話になりません。 まあ、日本海のメタンハイドレードの採掘に、期待するしかないですね。 そこで質問です。みなさんは、どうするのが ベストだと思いますか?