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ディスカウントキャッシュフローの考え方について(長文です)

経営分析について勉強中ですが、将来のキャッシュフローを現在価値へ割り引く、ということが具体的にイメージできずにもやもやしています。 よく見る説明では、 『現在の100と1年後の100では価値が違う。金利が5%ならば現在の100は1年後に105になる。逆に1年後の100は現在価値に換算すると95(四捨五入)になる。(つまり95を今預けると1年後には100になる。)この将来の金額を現在の価値へ割り引いて考え、評価する方法がDCF法である。』 などとありますが、これはこれで理解できるのですが、 これを実際のケースに当てはめて考えることができません。。 例えば、 ===================================       1年目 2年目 3年目 Total  CIF    100  100  100  300 現在価値  95   91   86  272 ※ 資本コスト  5% 初期投資額 200 =================================== このようなとき、 ・金利5%で銀行に預けて1年後に100にするには95の元手が必要となる。これを3年後まで計算し、それらを足すと272となる。つまり現時点で272の元手があれば銀行預けておいても毎年100ずつ手に入るのだからここでの初期投資額200と272との差額72がこの投資の価値(リターン)となる。 といった考え方でいいのでしょうか?   それとも、 ・1年後に100獲得しても資本コスト分差し引くと95しか残らない。これを3年後まで計算し、それらを足した272が資本コストを引いた実質価値となり投資額200を引いた72がリターンとなる。 このような感じでしょうか?? また、キャッシュインフローはその年の収入なのだから関係なく、資本コストは投資額(この場合200)から割り引かれるべきなのでは??とも思ってしまいます。 以上、おそらく大きな勘違い、認識違いがあると思いますが、よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • 270226yy
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.2

取り上げられた例が適当でないので理解し難くなっています。初めの定義に従って素直に考えて見ましょう。 (1)投資額の回収期間について考える例・・投資利率を一定とした場合       1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計 CIF(回収額)   100 100 100 100 100   500 現在価値       95 91 86 82 78  累 計      95 186 272 354 432 この数列が、初めの定義に従って、将来のキャッシュフローを現在価値(年利率5%で将来の回収額を割り引く)で表したものです。 仮に各年度のCFは投資の回収額と考えて見ましょう。 単純に各年度のCFを合計すると500になりますが、各年度の金額を現在価値で考える(利率5%で割り引く)と幾らになるでしょうか。それが432です。  上記の各年度のCFを得るための初期投資額を400とします。(例)にあった200の初期投資で年間100というCFを得る事は、年間の投資回収率が単純には50%ということになりますので、実際には少し高過ぎます。ここでは実際の場面を想定して仮に400とします(これでも年間の回収率は25%です)   年度別の回収額(CF)そのままで見ると4年後に初期投資額は回収される事になります。しかし、回収額を現在価値で見ると、4年後の回収学は354で、回収に要する期間は、400-352=48→5年目に回収すべき額。 簡便法による 5年目の回収に要する期間=48÷(432-354)/12≒7ヶ月 即ち現在価値による回収期間≒4年7ヶ月 と言う事になります。  この事例では回収額(CF)を毎年同額で考えましたが、年度によって変化する場合も、DCFを使うとプロジェクト別に回収期間の計算が出来るので比較がやり易い事になります。 (2)投資額の回収利回りの比較検討資料として有効なDCF              1年目  2年目  3年目  4年目  Aプロジェクト      50    100   180 220  (減価償却費+税引後利益)  現在価値(割引率5%)   48     91   156   181 現在価値合計            476  投資額(設備投資+運転資金)500・年平均利回り476/500/4=0.24   ーーーーー‐ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー       1年目 2年目 3年目 4年目 5年目   Bプロジェクト        40 60 100 120 120 (減価償却費+税引後利益)  現在価値(割引率5%)   38 54   86   99 94   現在価値合計             371  投資額(設備投資+運転資金)400・・年平均利回り371/400/5= 0.19   -----------------------------  上記の二つのプロジェクト案は、投資額、投資有効期間が違っているが、各プロジェクトのCFを投資額の年利回りとして見ると採算から見た得失はAプロジェクトが有利と言う事が分かる。  DCF法は、将来、長期に亘る投資の経済性の比較判断に適切な資料を提供すると言える。

  • ppg-2
  • ベストアンサー率39% (77/193)
回答No.1

後者です。 DCF法は将来C/Fを資本コストで割り引くことで現在価値に修正し、それを経済価値として認識するものですから。 ですから >また、キャッシュインフローはその年の収入なのだから関係なく、資本コストは投資額(この場合200)から割り引かれるべきなのでは??とも思ってしまいます。 も妥当ではないでしょう。 投資額はC/Oを現時点で行っているので資本コストはかかりませんよね。 借入金を使用して投資していたら当然利息(ここでは資本コストではなく実質利率を使用する)はC/Oに関係しますが。

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