男性歌手が女性の立場で歌う心理はどこから

質問

演歌、フォークの歌詞で、
男性歌手なのに女性側に立った内容のものが多くあります。
こういう歌をうたい、かつそれがはやる日本人心理はどこから来ているのでしょうか？
男性が女性こころを歌うことにどういう意味があるのでしょうか？
ポップスやロックの歌詞でそのようなものはほとんどなく、
唯一の例外はビートルズの「IF I FELL」くらいです。

戦前の流行歌をざっと見てみましたが、それらしきものは見当たりませんでした。
東海林太郎の「隅田川」というのがありましたが、さほどあからさまではありません。
戦後の歴史の中でうまれたきた文化でしょうか？

江戸時代初期に女性の芝居、歌舞伎が廃しされて、男性が女形を演じることが影響しているのかとも思いますが、
自信はありません。
平和社会が続いて男性が女性化したせいでしょうか？
それとも女性が、男性に女こころを歌ってほしいという欲求があるからでしょうか？

日本独特の文化のような気がして質問したのですが、
もしかしたら朝鮮などにもあるかもしれません。
よろしくお願いします。

回答No.1

jigyakujii · ベストアンサー

まったくの個人的考えですが、戦後日本の歌謡曲は一時期男女が分化し、女性歌手のファンは男性、男性歌手のファンは女性という状態が続きました。

女性ファンを相手にする男性歌手は、相手が自分の体験に酔って擬似恋愛体験をするよう女性心理を歌ったのではないでしょうか。

よく言われる、「アベック同士が会った時、双方の男女どちらも相手の女性を見る」というのに近い心理かも知れません。

また演歌＝艶歌と言う特殊音楽ジャンルも、女性側の歌詞がマッチする傾向があったのでしょう。

近来の男性歌手は音楽性が向上し、男女双方にファンがあり、純粋に心地よい歌を聴きたいと言うニーズに応えるので、自然に男性側の気持ち（多少女々しい）を歌うようになっています。