• 締切済み

小説で多用される~かしらの表現

小説(特にドストエフスキイの翻訳とか)で、自問自答するときや、会話文で質問するときに、よく「なになにかしら」とか「なになにかしらん」と出てきますが、これは小説独自の文法なんでしょうか?日常表現として使われることが少ないので、会話文に出てくるとその都度奇異な感じがしてなりません。最近の小説でも、「~かしら」と会話文にでてきます。これは小説を書くときの約束事なんでしょうか。(1)この表現を誰が使い始めたのか、(2)皆こぞってこの表現を使いたがる理由をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。そんなひと、いないかしら。

みんなの回答

noname#107878
noname#107878
回答No.8

 「なになにかしら」とか「なになにかしらん」は日常表現として使われることが少ない・・・・どころか毎日のようによく使いますよ。もちろん小説独自の文法とか約束事などというものでもありません。  もちろんどちらも「じゃないかな」とか「ではないだろうか」いった疑問符の意味ですから、会話の中では自分も仲間たちも自然によく口にしますし、自問自答のほとんどは「ではないかしら」と問題が投げかけられます。  ですから、会話文に出てくるとその都度奇異な感じがしてなりませんとおっしゃいますが、日常会話を文字にしてリアリティを高める表現だと考えれば、そんなに奇異なものでもないと思います。  この表現を使いたがる理由・・・・これはひとえに、訳者や著者が、登場人物にこのような表現をさせるのが一番イメージに沿っていると思うことからと言っていいかと思います。

gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。 この表現を使いたがる理由についてもコメントいただけうれしく思います。 確かに、イメージがしっくりくると思って使うんでしょうね。私は、個人的にどうもしっくりこないんですが。かしら、なんて使うと女っぽいってことは、ないみたいですね。私のイメージにすぎないのかもしれません。

  • ogura-an
  • ベストアンサー率59% (51/86)
回答No.7

東京出身です。40歳以下です。自分は日常時々使います。周囲では年配の親戚のおばさん、大学の先生(東大卒)、同年代でも日本の伝統的なお稽古事などをしていて言葉遣いが丁寧な人が使っているのを聞きます。 女性の言葉だと思っていましたが、『ドラえもん』の初期(1巻位?)にのび太が使っていて、男の子も言うことがあるんだ。と思いました。かつては日常的な表現だったのが、今はあまり聞かなくなったということかしらん? ちなみに室町時代に成立した芸能である狂言では「~か知らぬ」という台詞がよく出てきます。「丼礑(どぶかっちり)」では「このあたりに礑(つぶて)がないかしらぬ(このあたりにつぶてがないかしら?)」「鎌腹」では「疵がつかぬかしらぬ(きずがつかなかったかしら?)」といった感じです。この台詞を言うのは男性です。用例は思いつきませんが、歌舞伎の台詞にもあったと思います。 「か知らぬ」→「かしらん」や「かしら」と変化したのではないかと私は想像しています。 国立国語研究所では言葉に関する質問を受付てくれます。専門家の回答が聞けますので、お問合せになっては如何でしょうか。

参考URL:
http://www.kokken.go.jp/toiawase/index.html
gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。 すごい情報です。 国立国語研究所では言葉に関する質問を受付てくれるんですね。しかも、電話で。 狂言の台詞まわしは、室町の言葉そのものなんでしょうか。 カラマーゾフのミーチャ(ドストエフスキー)やドラえもんののび太も使う「かしら」なんですね。

noname#37852
noname#37852
回答No.6

私も東京界隈の言葉だと思っていましたが、必ずしもそうではないのかしらん。 「かしらん」は「か知らん」かなあと思っていたのですが、どうなんでしょうね。 分からないけど、同じように考えている人がいるらしい(途中と、最後のほうに出てきます) http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004377.html 「かしらん」のほうが文章で使いそうな気がする。 と、回答にはならないのですが、 >これは小説独自の文法なんでしょうか? これに関しては、中沢新一さんが対談集で「~かしら」と言っているのを読んだことがあります。 ※中沢氏は山梨県出身で大学は東京(の東大)。 以前にテレビで関西出身の人が「女みたいに喋れば東京言葉なんだと思っていた」というようなことを言っているのを見たことがあります。 なんとなく分かる気がします。 (東京でなくて「関東」となると、また言葉の違う土着の民がいっぱいいますが。私も土着のアズマビトです)

gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。かしらん、に、違和感を覚えるのが、私だけではないことが分りました。そう、なんとなく女っぽい表現に思えるんです。

  • ok6910
  • ベストアンサー率25% (9/36)
回答No.5

そういえば、僕の友達(男、37歳)が時々使いますね。 「~かしら」自問、というより周りにいる人に確認するときとか。 割と真面目な雰囲気のときに使います。

gookko1
質問者

お礼

あら、いましたか。 私の周りに使う人は皆無です。 そのひとのキャラクターによっては不自然でないのかもしれませんね。

  • luune21
  • ベストアンサー率45% (747/1633)
回答No.4

江戸時代頃から使われて始めたとされている言葉です。 明治時代の東京の山の手(士族)言葉が標準語となったのですから、方言というより標準語というべきでしょう。 というわけで小説に限らずありとあらゆる文章に普通によく使われています。筆者は標準語感覚で使っているはずです。ただし、自問でない場合(たとえば「傘をお借りできないかしら」など)は、男性はあまり使っていなかったようです。 英和辞典でも"wonder"を引くと、現在でも「かしら」と記載されていますね。 現代では主に女性によって使われる言葉のようです。しかし、関西出身の戦中派の--日本語にチョーウルサイ--高島俊男が最近の著書『お言葉ですが』で「かしら」を連発しています。これなんかも東京方言ではない証拠と思われます。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B3%B6%E4%BF%8A%E7%94%B7
gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。 江戸時代頃から使われ始めたとされている言葉ということで、知りたかった情報についに出会えました。 自問で現れる「かしら」は、本来言語化されないものなので、それが文中に現れると、こんな風に考える奴はいないと感じていたのかもしれません。 高島俊男も使っていたとは。これって、知識人受けする言葉なんですかね。

  • ticky
  • ベストアンサー率36% (123/337)
回答No.3

戦後間もなくまでの、比較的裕福な家庭の子供、若い人が使う。東京方言です。 ニュアンスとしては「...かなぁ?」くらいのものです。 語源としては女性の使う「...かしら」と同じで、山の手言葉でしょうけど、女言葉とはまた別です。

gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。なる程、東京>>裕福な若者(子供)の、戦後間もなくまでの年代の言葉なんですか。女言葉とは別の言葉なら、男が使っても変ではないわけなんですね。小説独自の文法かしらと思っていましたが、ある層の人間にとっては日常で使われる言葉のようですね。皇族の方とかは、使っていらっしゃっても違和感が無い気もします。

noname#17154
noname#17154
回答No.2

ある年代以上の人が使う東京方言だと思います。 地方では会話に「~かしら」はほとんど使わない(というか聞いた記憶もない)と思うんですが、前はテレビドラマの中のセリフで女の人が使う言葉、と思っていました。 東京では「地味な公務員風のおじさん」でも「かしら」を使うのではじめのうちは不気味に感じていました。

gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。男が使うと、確かに不気味な表現です。小説では、男がよく使うんです。地味な公務員風のおじさんに使われたら、私だったら、慣れることができなさそうです。ドラマで女のひとが使うのは、わりとありますね。東京方言というのは、新しい知見です。実際どうなんでしょう?

  • Zozomu
  • ベストアンサー率22% (123/545)
回答No.1

「~かしらん」というのは、「~か?」と「知らん」がくっ付いたもので、「~じゃない?良くわかんないけど」みたいな言い方です。 少なくとも私はそう解釈し、小説などを読んでいる限り、意味が通じなかった事はありません。

gookko1
質問者

お礼

ありがとうございます。意味は通じる表現ですね。奇異に感じるのは私の主観で、読んでいて、ちょっと不自然に思うんですね。「はて、これで良かったのかしらん」、って、そんな風に自問自答したり、「これって、他社よりお安いのかしら」って男が言ったりするのを小説以外で聞いたことが無いんです。

関連するQ&A

  • 「お手数をお掛けして申し訳ありません」、この表現は何故正しい?

    「お手数をお掛けして申し訳ありません」、従来この表現を何も考えずに使っていました。WEB上で検索しても、よく使われていることが窺われます。 ところがある時、次の疑問が生じて以来、この表現が使えなくなってしまいました。結論としては通用している表現なのだろうと思うものの、何故?と自問すると自答できません。 手数を掛けたのは相手方であって、その原因をつくったのが私です。原因を作ったことを詫びるのですから、正しくは「お手数を掛けさせて申し訳ありません」、こう述べるべきなのではありませんか。 この考えの適否、並びに「お手数をお掛けして申し訳ありません」が正しい場合、その理由が文法上からも正しいのか、文法には外れているが慣習として正しいのか、解説を希望します。 よろしくお願いします(よく知られた疑問で、何処かで論じられていはしまいかと危惧しながら)。

  • 小説を読んでいてわからないところがありました。

    さる小説の会話文に「今にうちにつくと飛びきりのご馳走をこしらえてやるよ」とあったのですが、ここの「今にうちにつくと」の「と」は文法的にはどのような意味を表しているのでしょうか? たとえば「学校につくと、ベルが鳴った」のように二つの動作や作用が継起的に起こることを表しているのでしょうか? そもそも件の会話文の「今にうちにつくと」は、間違った表現なのでしょうか?ふつうは、たとえば「今にうちにつく、そうしたら飛びきりのご馳走をこしらえてやるよ」のように表現するような気がするのですが・・・。 説明が下手で大変申し訳ありませんが、回答して頂けると嬉しいです。

  • 【小説表現】 会話文のどもり 【リアリティー】

    小説の会話文で、「どもり」は必要でしょうか。小説手法として、善し悪しを教えてください。 ・「ど、どうして、そんなこと言うの……?」 ・「た、田中さん。それは、承認できない」 この文でいう、「ど、どうして」「た、田中さん」など最初の部分です。 会話に臨場感というか、リアル感が生じるように思うのですが、他の小説(とくに一般書籍)をみてると、「どもり」ってあまり無いように思えます。つまり、不必要だと思われてるんでしょうか? その中でも、「あ、はい」は現実でも、小説でも一番よく見る「どもり」だと思いますが。 ↓からは私の意見ですが、 私は、小説の会話文(手法)は、全体的にリアリティーが薄いと思っています。芝居じみてるというのが正しいんでしょうか。 かといって、現実の会話のようにしたところで、それは単純に、小説が読みづらくなるだけ。ダメだと理解してます。 この妥協点を見極めたいというか、できるだけ現実に近づけたいと考えました。 実際、毎回どもり表現なんて書いたら、読者は煩わしいと思うので、言うほど頻繁には使いません。 地の文で、人物の動揺やどもりを表現することはできるし、小説を書くなら地の文を磨いた方がいいと思ってます。

  • 「それは~~だからである」という表現について

    理由を説明するときに、 「それは~~だからです」ということがありますが、 これは文法的に正しいのでしょうか? 「会話」ではなく、「書く」場合で、お尋ねします。 この場合の「それは」は、「その理由は」を省略したものかと思いますが、 例えば、 「それは、A氏が不在だったからだ」と言った場合、 一つの文に主語が2つ入るような形になります。 ●これは文法的に正しい日本語なのでしょうか?(また句読点は必須でしょうか?) 「なぜなら、A氏が不在だったからだ」と言えますが、 「なぜなら」を使うと、理由を述べている感じが強くなる気がします。 (個人的な感覚かもしれませんが…。) ●自然に理由を述べたい場合に、よい表現方法があれば、教えていただけますか? 以上の2点、よろしくお願いいたします。

  • 会話にふさわしい表現・単語について

    仕事で英会話が必要となったため慌てて勉強しています. アメリカの新聞,仕事上の専門書,英和・和英辞典等で収集した,使えそうな英文を米国人ネイティブスピーカーにチェックしてもらっています.アメリカの家庭・学校・職場での日常会話(このように一つにまとめてよいものかも分からないのでが)として使えるかを確認してもらっているのですが,ほとんどの英文について「くどい」「大げさ」「気取った感じ」「古臭い」といった指摘を受けます.つまり,英語としては誤りではないが,日常会話としては不自然だということのようなのですが,その「不自然」と「自然」という境目がわかりません. そこで以下の点について教えていただきたいのです. 1 書かれた言葉と日常会話文は大きく違う点があるのでしょうか.もし違うとすれば,これらを分ける基準のようなものがあるのでしょうか.また自然な日常会話文を学ぶには,小説・映画で使われる表現が適切であるということでよいでしょうか. 2 日本語にあるような,初対面の人・目上の人・会社外の人との会話のように,日常会話より多少なりとも改まった会話が望ましい状況があるでしょうか.それはどういった場合でしょうか.そこでは,英語の表現上どのようなことに気をつければよいでしょうか. 3 NHKラジオの「英会話」「やさしいビジネス英会話」はアメリカの日常会話で使えるものと考えてよいでしょうか. 皆さんのご意見,ご経験を教えていただきますよう,よろしくお願いします.

  • 高校生が読めそうな英語で書かれている小説

    夏休みに英語の小説を読んでみたいなーと考えてます。 そこで、 ★文法や単語が高校生レベルなもの ★あまり長すぎない(300ページ程度が理想) できれば、 ★有名なお話 ★日常生活を描いた話 ★日本の話を英語に翻訳したもの  など 特に上のふたつの条件があっている本をご存知でしたら、紹介してください! できれば簡単なあらすじがあるともっと嬉しいです。 お願いします。

  • web小説の文体

    これまでweb小説を読む時間のゆとりがなく、最近、素人の小説投稿サイト(複数)を見て回っていて、非常に気になることがあります。 閲覧したサイトの作者さんたちは、みな、10代、20代の若い世代で、男性も女性も、ゲーム作品を自分の趣味で(ファン作品として)、投稿している人たちです。 で、質問です。 地の文 地の文 地の文 (一行の空行) 「会話」 「会話」 「会話」 (一行の空行) 地の文 地の文・・・ という、形式で書かれたものが、ほとんどでした。(僕の閲覧した投稿小説のすべてがそうでした) これは、どういう文化なのか、こうした形式の文体は、初めて体験しました。 通常の小説では、例えばですが、 地の文、 地の文、 「会話」  と、彼女は言いながら席を立ち、 「でもね、あたしは…」  顔を伏せて、言いよどんだ。 すみません、即興で適当な例ですが、 こんな具合に、会話だけが独立していることはないように思います。 これまで、多くの書籍に触れてきましたが、空行を開けて、会話文だけが独立している書き方では、二人の会話は成立しても、三人以上での会話を表現するのは、難しいだろうと感じました。(僕の閲覧した投稿小説は、すべて二人での会話でした) それに、これが一番気になったのですが、その会話がどういう感じで話されていたのか、「会話文」のあとに、なにもない。場面によってはそうした小説の表現もあると思いますけれども、とにかく、みな一様に、独特の文体が使われていました。 これが最近の若い人たちの書き方というものなんでしょうか。 マンガの影響なのかなと思いましたが、みなさんのご意見を伺いたく思います。 とても気になります。 (僕は、ゲームを一度もしたことのない中年世代でして、もしかするとゲームのシナリオの書き方の影響なのだろうかとも考えています) …うまく、聞きたい内容が書き表せたか心配です。

  • 小説を書いていますが困っています。

    今、ホームページにアップする小説を初めて書いているんですが、中々自分の気に入った作品が出来ずかれこれ3時間くらいパソコンの前に座っています・・・。 起承転結も忘れず頑張っていますが、人物の行動や感情の表現(例)『~は自転車をこいだ』などの文が中々上手くかけません。 会話文は納得がいくようなモノになっていますが会話以外の文が何度書いても気に入ったモノに仕上がりません。 何か、良いアドバイスはありませんか? 説明不足な点もあるかと思い舞うsがよろしくお願い致します。

  • 口語表現にお詳しい方へ質問です

    こんにちは。 英語の表現で一つご質問です。 『生理中』とか『生理』というのは、英語の普通の会話の中ではどう言えばいいのでしょうか?辞書を引けば言葉は書いてありますが、こういった表現は辞書の言葉だと医学的過ぎたりして、日常では使えませんよね。 そこで日常会話で普通に使う表現を教えていただきたいのです。下品なものではなく、ごくごく一般的に使われる表現をご存知の方、是非お教え下さい。宜しくお願い致します。

  • 小説中のダッシュの使い方

    よく小説などで、話し言葉を表現するとき、かぎ括弧(「 」)をつかうかわりにダッシュ(――)をつかうことがありますが、このダッシュの使い方のルールがわかりません。たとえば、 1)ダッシュの位置  文の前に使うのが正しいのか   例)――そういうことだったのか。  それとも文の後に使うのが正しいのか    例)そういうことだったのか――。  あるいは文の前と後に一つずつ使う方が正しいのか、   例)――そういうことだったのか――。 2)かぎ括弧とダッシュどちらも併用して使用する場合の、使い分けかた、 3)また、声に出す会話でなくても、頭の中の考え事を、文中にさしはさんで表現する際にもよく使われているように思いますが(ドイツ語でいうGedankenstrich)、それを日本語の文中で使う際の正確なルール ・・・等がわかりません。 日本語エッセーや小説などでダッシュを使う際の正確なルールをご存知の方、いらっしゃいましたら、どうかご教授ください。さらに参考になる説明サイトなど教えていただけましたら、最高です。