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新古今和歌集!!
starfloraの回答
- starflora
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浅学にしてこの歌が詠まれた背景が分かりません。従って、字句の通りで読んでみますと、この歌の意味は次のようになるでしょう: 鶯が鳴き、春が訪れたが、しかし、関所のあるあふさか(逢坂)の山の杉には、いまだ降り続ける雪が積もり、山も関所も銀の雪に閉ざされている。 「逢坂の関」は、京都と東国のあいだを隔てる関所です。東国には、武士たちがいる訳で、この歌が、後鳥羽上皇が都にいた時に詠んだものなら、春が訪れているのに、東国との連絡はうまく行かず、かたくなに隔たりはあるものだ、という意味になります。 歌の技巧というと、何を指すのか分かりませんが、「鳴けど」は「無けど」にかけることがあり、「降る」は「ふる=時が経過する」にかけることがあり、「雪」は「行き」にかけることがあり、「杉」は「過ぎ」にかけることがあるのですが、どれもかかっていないように思えます。「逢坂」は、出会いと別れの場所ですが、それは歌に詠み込まれています。 しいて、技巧というなら、「鶯の鳴けども」は、「春が訪れたが」という意味だということだというぐらいです。春が訪れたにもかかわらず、逢坂の関は、降り続ける雪になお覆われている、というのは、「鶯の鳴けども」で、「春が訪れたが」という意味になるからです。(あるいは、「鶯の無けども」と取って、「鶯はいないが」とも読めますが、こう読むと、後の言葉と意味が繋がらなくなります)。 浅学にして申し訳ありません。
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とても役に立つ回答をありがとうございました!!