• ベストアンサー

ベクトル解析(極座標系でのrot)

極座標で∇×Aの公式を証明したいのですが途中の計算で行き詰っています。計算の方法を教えてください。 省略のためちょっと記号を設定させてもらいます。 基底ベクトルe_r,e_θ,e_φをi,j,k、∂/∂r,∂/∂θ,∂/∂φ,を∂r,∂θ,∂φと書かせてもらいます。 ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ A=Ar i + Aθ j + Aφ K という設定で∇×Aを計算しようとしています。 まず∇×(Ar i) + ∇×(Ar j) + ∇×(Ar k)とばらして項ごとに計算しようとしています。 ∇×(Ar i)=(∇Ar)×i + Ar(∇×i) となると公式にあったのですが、Ar(∇×i)の部分をどう計算したらいいのか分かりません。 Ar(∇×i)の部分の計算の仕方を教えてください。それ以前に間違いがあるようでしたらそこを指摘していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nabla
  • ベストアンサー率35% (72/204)
回答No.2

#1さんも指摘されているように ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ としたのが誤りでしょう。 おそらくgradientの式を見て上のように置いたのだと思いますが、一般の曲線座標に対してデカルト座標の計算法を持ち込むのは危険です。 正しいやり方は「微分演算子などの変換則を求めてデカルト座標の表式にぶち込む」これしかありません。 三次元は面倒なので二次元でやりますが、 x=rcosθ   y=rsinθ なので、 ∂r=(∂x/∂r)∂x+(∂y/∂r)∂y=cosθ∂x+sinθ∂y ∂θ=(∂x/∂θ)∂x+(∂y/∂θ)∂y=-rsinθ∂x+rcosθ∂y ですね。 これを∂x、∂yについて解くと ∂x=cosθ∂r-(sinθ/r)∂θ ∂y=sinθ∂r+(cosθ/r)∂θ となります。 同じくベクトルの変換則も求まるので、それを ∂xAy-∂yAxに代入すれば極座標でのrotationが求まるはずです。 蛇足ですが微分形式という方法は極めて強力で、どんな座標系でも機械的にgradientやrotation、divergenceが計算できます。(さらに次元がどんどん増えても計算法は全く一緒!) 計算法だけでも習得しておくと便利かもしれません。極座標のラプラシアンすら三十秒で導出できますし。

0kenta0
質問者

お礼

∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ についてなんですが、 i=(sinθcosφ, sinθsinφ, cosθ) j=(cosθcosφ, cosθsinφ, -sinθ) k=(-sinφ, cosφ, 0) なので成分ごとに見ると∂x,∂y,∂zになっていると思うんですが。三次元だと面倒なので ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ i=e_r=(cosθ, sinθ) j=e_θ=(-sinθ, cosθ) として二次元でやってみると ∂x=cosθ∂r-(sinθ/r)∂θ ∂y=sinθ∂r+(cosθ/r)∂θ となってますし。 結果からいうと質問のところに書いた式をそのまま計算できました。 i=(sinθcosφ, sinθsinφ, cosθ) j=(cosθcosφ, cosθsinφ, -sinθ) k=(-sinφ, cosφ, 0) ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ A=Ar i + Aθ j + Aφ k として、i,j,kの外積やr,θ,φでの微分は直接計算出来るのでそれを用意しておけば、あとは丁寧に計算すれば出来ました。ばらしたあとのAr(∇×i)が計算できなかったのですが、うまいこと出来たようです。 ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ を使ってdiv,ラプラシアンもちゃんと計算できました。 お世話になりました。

その他の回答 (1)

回答No.1

Ar(∇×i)は (∇×i)=0だから簡単。極座標ではi=erは定ベクトル。 ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φ が誤りのはずです。 ∇×(Ar i)=(∇Ar)×i + Ar(∇×i) は大丈夫か?

0kenta0
質問者

お礼

ありがとうございます。 ∇×(Ar i)=(∇Ar)×i + Ar(∇×i) はAr iをもう少し一般のφA(φはスカラー、Aはベクトル)として計算して確かめたので大丈夫です。 ∇=i ∂r + j (1/r)∂θ + k (1/rsinθ)∂φについてはNo.2のほうに書かせていただきます。

関連するQ&A

  • ベクトル解析に関する質問です

    3次元直交座標系の基底ベクトルを i, j, k とし,位置ベクトルをr=xi+yj+zkで表す. |r|の関数であるf(|r|)を用いてA(r)=f(|r|)rの形で与えられるベクトル関数であって,全空間において∇・A=1を満たすものを全て示せ という問題がわかりません。よろしくお願いいたします。

  • 極座標系における∇×Aの計算

    直交座標系(x,y,z)を極座標系(r,θ,ψ)に変換すると x=rsinθcosψ y=rsinθsinψ z=rcosθ となりますよね。 これを用いて極座標系で∇×Aを計算すると、 その演算結果は以下のようになるらしいのですが、 その導出過程が分かりません。最初の 1/r^2sinθはヤコビアンで補正をかけているような 気がするのですが、その他の項には1/rsinθや1/rが 出てきてこれらが何を表しているのかさっぱり?で、 やっぱり分かりません。宜しければ教えていただけないでしょうか?(第1行目の(^r),(^θ),(^ψ)はそれぞれの 方向の単位ベクトルです。)お願いいたします。 ∇×A= |(^r)/r^2sinθ  (^θ)/rsinθ  (^ψ)/r | | ∂/∂r  ∂/∂θ  ∂/∂ψ    | | A_r    rA_θ   rsinθA_ψ  |

  • 極座標の問題です。

    極座標表示でr方向の単位ベクトルをer,これと直交する単位ベクトルをeθとすると       er = i cosθ + j sinθ       eθ= -i sinθ + j cosθ であらわされる。 ここで一般ベクトルAは、極座標表示でr方向成分Ar、θ方向成分Aθを用いて、       A = Ar * er + Aθ * eθ とあらわされる。θは時間変化する。 質量mの質点の運動方程式を極座標であらわせ。 速度ベクトル、加速度ベクトルは dr/dt、d^2r/dt^2 で分かったんですが、問題の運動方程式が分かりません。どなたか教えてください。

  • 座標変換

    直角座標系でx,y,z方向の単位ベクトルをi,j,kとするとき、この単位ベクトルiおよびjを円筒座標系(r,θ,z)の単位ベクトルe_r,e_θを用いて表すにはどのように計算したらよいのでしょうか? ベクトル解析の問題を解くために、座標変換してやるほうが考えやすいと思ったので、試みようと思ったのですが、やり方が分かりません。 ご指南お願い致します。

  • 球面座標表示で∇の計算

    球面座標表示で ∇= (∂/∂r) ar+ (∂/r∂θ)aθ + (∂/r sinθ∂φ)aφ ar : r方向の単位ベクトル aθ : θ方向の単位ベクトル aφ : φ方向の単位ベクトル を導きたいのですが、どのように導けばよいのかわかりません。 x=rsinθcosφ y=rsinθsinφ z=rcosθ を用いて導く事はできるのでしょうか? どなたか、アドバイス、ご指摘よろしくお願いします。

  • ベクトル解析

    ガウスの発散定理のトコなんですけど・・・ まず直接面積分で求めたいんです。 ΓをR^3の原点を中心とする半径a(>0)の球面の北半球部分とします。 Γ上のベクトル場f=2xyi+2yzj+z^2kなんです。 (i,j,kは単位ベクトル) この場合の極座標表現って、 x→asinθcosφ?  (asinθ)*(acosφ)??? yも同様で、asinθsinφ?   (asinθ)*(asinφ)??? zは・・・まー分かりました^^acosθですよね^^ 回答お願いします。

  • 微小ダイポールの放射電磁界

    現在、アンテナの勉強をしています。 微小ダイポール(長さΔl)の放射電磁界が以下のように本に書かれていましたが、どのように計算して導出するのでしょうか?計算過程を詳しく教えていただけるととても助かります。 Er=(IΔl/2π)√(μ/ε)k^(2)e^(-jkr){1/(kr)^2-j/(kr)^3}cosθ Eθ=(IΔl/4π)√(μ/ε)k^(2)e^(-jkr){1/kr+1/(kr)^2-j/(kr)^3}sinθ Hφ=(IΔl/4π)√(μ/ε)k^(2)e^(-jkr){j/kr+1/(kr)^2}sinθ 円柱座標系(r,θ,φ)で点PにおけるベクトルポテンシャルAはAz=IμΔle^(-jkr)/4πrとなり、 Ar=Azcosθ Aθ=-Azsinθとなる事はわかります。

  • 座標変換について

    座標変換について 回転座標変換を表す行列を R=(R_ij) と書く事にします。 v_i'=Σ【j=1→3】R_ijv_j のように変換されるものとします。 ここで、 (1) 『座標変換で矢印(ベクトル)そのものは変わらないから、内積は回転しても変わらない』 とはどういうことですか? (2)『そこで、任意のベクトル↑u,↑vに対して Σ【i=1→3】u_i'v_i'=Σ【i,j,k=1→3】R_ijR_iku_jv_k=Σ【i=1→3】u_iv_i が成り立たなければならない。このためには Σ【i=1→3】R_ijR_ik=δ_jk となっていることが必要十分である。』 などと書いてありましたが、この理由がわかりません。

  • ベクトルの大きさ

    ベクトル r=2u^{3}i+3uj+3u^{2}k ただし i,j,k は基本ベクトル のとき, dr/du=6u^{2}i+3j+6uk 大きさ|dr/du| =√{(6u^2)^2+3^2+(6u)^2} =√{36u^4+9+36u^2} のはずですが,解答には |dr/du|=3(2u^2+1) とあります。 どのように計算していったら解答のようになりますか? 同様に, r=e^{u}i+e^{-u}j+√{2}uk のとき, dr/du=e^{u}i-e^{-u}j+√{2}k 大きさ|dr/du| =√{(e^u)^2+(-e^{-u})^2+(√2)^2} =√{e^{2u}+e^{-2u}+2} となるはずですが,解答には |dr/du|=e^{u}-e^{-u} とあります。 どのように計算していったら解答のようになりますか?

  • ベクトル解析で(物理)

    速度場v=(Ay、0,0)の流体を考えます。A=定数。 閉曲線Cが r=(Rcosλ、Rsinλ、0)で与えられるときこのCに沿った循環 k=積分v・dl  =積分(0~2π)v・(dr/dλ)dλ  Rは定数。 を計算する方法を教えてください。 積分記号がパソコンで打ち出せなかったので積分とかきました。 そのまま代入したら変数yがでてきてしまい、計算できませんでした。