- 締切済み
フェニルアラニンの吸着
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- bonjovi
- ベストアンサー率60% (27/45)
捕捉を拝見すると、どうも吸光検出のようなので、蛍光検出の場合のように蛍光標識試薬のpH依存性による蛍光強度の変化という可能性はなさそうですね。 ですので、pH7付近において吸着能だ最大となるのは純粋にDNAとフェニルアラニンの相互作用によるものと考えられ、次のようなことを考えました。 「pHが7以下では疎水性相互作用が支配的で、7以上になるとリン酸基との静電反発により吸着が抑制され、その結果pH7付近で吸着能が最大になる。」 しかし、この考えではpH5~7においてpHが高いほど吸着能が向上するのかは説明できません。 少しなげやりですが、自分なりに一度実験結果を説明できるようなメカニズムを考えてみてください。
- bonjovi
- ベストアンサー率60% (27/45)
pH5.5以上ではフェニルアラニンは負電荷を帯びており、負電荷のリン酸と静電的な相互作用を起こすことは考えにくいのでその他の相互作用により吸着が起こってっているのではないでしょうか。フェニルアラニンはフェニル基を有しているので疎水的相互作用による寄与も考えられます。 実験系はどういうものですか?検出方法は吸収でしょうか?蛍光でしょうか?
補足
文献にもよるとフェニル基による効果によってDNA内にインターカレーションされるという報告もあります。おっしゃる通り疎水性相互作用による影響が高いと考えられます。 まだ再現性はとれていませんが,種々のpHを確かめたんですがpH7前後が最も高い吸着能を示しました。 実験系は,アミノ酸溶液にサンプルを浸漬させまして,その上澄み溶液を液クロによって測定するという方法です。
- DexMachina
- ベストアンサー率73% (1287/1744)
「DNA(DS)」の「DS」の意味さえわからず、Web検索をかけたような素人ですが(汗) 二本鎖DNAでは、各塩基は内部で互いに水素結合しています。 この結果、鎖の外側にはリン酸基で覆われたような状態になると思います。 [リン酸]-[糖]-[塩基]・・・[塩基]-[糖]-[リン酸] ↑ [リン酸]-[糖]-[塩基]・・・[塩基]-[糖]-[リン酸] | [リン酸]-[糖]-[塩基]・・・[塩基]-[糖]-[リン酸] |鎖長方向 [リン酸]-[糖]-[塩基]・・・[塩基]-[糖]-[リン酸] | [リン酸]-[糖]-[塩基]・・・[塩基]-[糖]-[リン酸] ↓ このため、他の物質の吸着には、専らリン酸基が関与することになるため、 これの電離の程度が、吸着量を左右することになると考えられます。 リン酸基の電離はpHが高い方が高くなりますから、結果として、 pHが高い方がフェニルアラニンをより多く吸着したということだと思います。
お礼
回答ありがとうございました。自分なりにも改めて考えて納得のいく考察をしたいと思います。
関連するQ&A
- 大学入試の等電点について
アミノ酸の水溶液に電極を取り付けて直流電流を流す。→「リシン(等電点9.7)水溶液およびグルタミン酸(等電点3.2)水溶液がある。水溶液のpHが6.5のときの現象はどうなるか?」という問題なのですが、僕はpH6.5のときは真ん中だからリシンとグルタミン酸はともに移動しないと思うのですが、答えはリシンは陰極に、グルタミン酸は陽極に移動するです。これはなぜなんですか?回答おねがいします。
- ベストアンサー
- 化学
- 電気泳動 等電点
●いろいろな本を駆使して調べたのですが、「PHがある値に達したときに、(アミノ酸の陽イオン)、(アミノ酸の双性イオン)、(アミノ酸の陰イオン)が共存する平衡混合物の電荷が全体として0になりアミノ酸はどちらの極にも移動しなくなる。この時のPHを等電点といい、PIと表す。この等電点の時はそのアミノ酸のほとんどが電気的に中性な双性イオンの状態であるが、溶液中にわずかに残っている(陽イオンの濃度)=(陰イオンの濃度)となる。」+これと別の本に「中性アミノ酸→等電点は中性付近、酸性アミノ酸→等電点は酸性側、塩基性アミノ酸→等電点は塩基性側」とあったのですが、これは等電点の時は必ずしも中性付近になるわけではなく、あくまで等電点が中性付近になるのは中性アミノ酸のみってことですか? ●また、電気泳動をする際にアミノ酸の水溶液が中性付近(普通の状態)なら、アミノ酸の大部分が双性イオンで、正味の電荷が0であり、残りの陽イオンと陰イオンに関しては(陽イオンの濃度)=(陰イオンの濃度)であるから、この時のアミノ酸は陽極にも陰極にも移動しない と考えたのですが、この考え方でただしいと思われますか? 以上の2問の質問ですが、どうか分かった方は回答を寄せてください。 お願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 吸着におけるpH依存性の実験方法について
現在、固体サンプルを用いて、水中溶存フェノールの吸着を行っており、紫外可視分光光度計を用いて、吸光度を測定することによって、吸着評価を行っています。 吸着のpH依存性を検討することになり、サンプル溶液のpHをそれぞれ3~11に調整して、吸着実験を検討します。 その際に、検量線溶液をどのように調製すればいいのか分からず、困っています。 そこで、質問させていただきたいのですが、サンプル溶液のpHを変化させた場合、以下の(1)、(2)のどちらを検量線溶液として用いるべきなのでしょうか?また、(1)、(2)どちらも間違っているのでしょうか? (1)検量線溶液のpHもそれぞれ3~11に調整する。 (2)検量線溶液にはpH調整溶液を加えずに、フェノール水溶液のみで検量線を作製する。 どなたかご教授お願いします。
- 締切済み
- 化学
- DEAE-クロマトグラフィーと等電点
DEAE-クロマトグラフィーで精製するということはその精製したい物質はマイナスの電荷を帯びているという事ですよね。また、等電点がマイナスのものほど強く吸着するので、つまりその物質の等電点はマイナスを帯びているとのこと...。等電点とは極性のある分子がこの点で分子内の電荷の和がゼロになり、その物質が溶媒中で安定するpH値だという事ですが.....。そこで、なんだかピンとこないのですが、pH値(等電点)にマイナス、プラスってあるのですか?その物質がプラスの電荷を帯びているからマイナスを帯びているDEAEに吸着するから精製できていくのは理解できるのですが、それに等電点というのはどうからんでいるのですか?DEAEを使う時点でその物質の等電点はマイナスと決定されているのですか?初歩的なことだとは思いますが教えてください、お願いします。
- 締切済み
- 生物学
- 粘度を測定したのですが
先日実験で酢酸水溶液と酢酸ナトリウムを用いpHの違う緩衝液を作り、そこにゼラチンを溶かしてから粘度を測定しました。(オストワルド毛管粘度計でです) 粘度が一番小さい位置がどうやら等電点らしいのですが、でも何故、等電点で一番粘度が小さくなるのでしょうか? 等電点ではタンパク質が析出しやすい、と聞いたので、なんだかスムーズに流れなくなりそうなイメージがあるのですが。 何故粘度が低い時のpHが等電点といえるのか、もしくはそのような内容が書かれたサイト、資料名を教えてください! 化学はあまり得意ではない、というか苦手なのでわかりやすい説明だと助かります。 よろしくお願いします
- ベストアンサー
- 化学
- メチレンブルーの吸着
トヨパールはメチレンブルーを吸着するのか、という質問なのですが、 私は現在、分析化学の実験でメチレンブルーとトヨパールを使用しています。 メチレンブルー水溶液の中にトヨパールを入れればトヨパールは青くなって吸着してる!と思っていたのですが、水やエタノールの中に青くなったトヨパールを入れてもきれいに色が落ちてくれません。 ずっと、吸着してくれていると思ったのですが、今になって…「まさか・・・」と思うようになって不安になっています。 もし吸着しているなら、トヨパールがメチレンブルーをどのような相互作用のもとにしているのか、どなたか教えていただけないでしょうか。
- 締切済み
- 化学
- リン酸緩衝液の緩衝能
私はpH7のリン酸緩衝液をKH2PO4溶液とK2HPO4溶液の混合溶液を用いて調製しているのですが、たとえば、KH2PO4のみを水に溶かし、NaOHでpH7に調製した溶液はどのような緩衝能を持つのでしょうか? pH7から酸性側にだけ緩衝能を持ったり、pH5付近でのみの緩衝能を持ったりするのでしょうか? なぜかもご存知の方は理由も教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- ギ酸アンモニウム緩衝液の調製方法
0.2M ギ酸アンモニウム緩衝液 pH3を1L調製したいです。 知人に聞いたところ 0.2M ギ酸アンモニウム水溶液と0.2Mギ酸水溶液を作って、 混合して、pH3に合わせれば良いと聞きました。 これで良いのでしょうか。 あるいは、上記のとおりpHを調整して、水でメスアップの作業が必要でしょうか。
- ベストアンサー
- 化学
- NaOH水溶液でpH調製を行いたいです。
当方大学生です。 1M[mol/l]のNaOH水溶液を用いてpH8の水溶液を作りたいのですが、 計算してみた値と実際に調製した溶液のpHが一致せず 考え方で何か見落としているところがあれば教えていただきたいです。 計算上では、pH8のNaOH水溶液とは、 pH=8 すなわち[H+]=1.0*10^(-8) [H+][OH-]=1.0*10^(-14) [OH-]=1.0*10^(-6) よって1.0*10^(-6)MのNaOH水溶液になると思い希釈したのですが、 pHメーターで測定したところ、pHは8よりも小さい値を示してしまいました。 ちなみに希釈は蒸留水を用いて行いました。 考え方で間違っている部分はありますでしょうか。 また改善策や、コツなどを教えて頂けると有難いです。 よろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 化学
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。自分なりに納得いくように考察します。