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アングロサクソン系とはなんですか?

tiuhtiの回答

  • tiuhti
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回答No.5

starfloraさん まず最初にお詫びしておきます。私の回答がstarfloraさんの補足であったのは、間違いありませんから、その旨明記しておくべきでした。申し訳ありません。ただ、そう考える理由がちょっと違うような気がするので、説明させてください。 さて、確認したいのですが、ここは、限られたスペースの中で「アングロサクソン系とは何か」を説明する事が目的だから、「すべてを説明する義務は全然なく、自分の考えを最も適切に伝えられるよう、取捨選択して説明すれば良い」と私は考えています。つまり、単純に「starfloraさんは、こんな事も書いていない、あんな事も書いていない」といったケチをつけようというつもりはありません。ポイントは取捨選択の問題だと思っています。 で、私の考えは、その回答の冒頭と末尾に集約されます。つまり、 >元々の「アングロサクソン人」の定義(歴史的なもの)と、現在、より一般的に使われる「アングロサクソン人」の定義は、ある部分で重なる(あるいは密接な関係がある)が、元の定義から相当かけ離れてしまったので、一応別物、と考えた方が良い、私は思います。 >このように、血筋の話と、本人のIdentityの話と、「アングロサクソン」のような外部からの定義は、必ずしも一致しないのがややこしい所です。「アングロサクソン」という言葉が血筋の問題も含んでいると、決めつけると、かえって問題がよくわからなくなるかも知れません。 「アングロサクソン系」の説明としては、歴史的な定義と、それから派生した(しかし相当かけ離れてしまったと私は思う)「英&米」という意味をあげたstarfloraさんの説明自体には、何ら異存はありません。ヒットラーの話が無くても、そうなると思います。(だから、私の回答の前半では、starfloraさんにフォローしている旨を書きました。)ただ、私だったら、「英&米」という意味の方をもっとずーっと強調します。実際に(無意識のものも含め)後者の意味で使われている事がかなり多いのに、前者の意味と混同される事も多いと思うからです。それで、上にあげた主旨になった訳です。 フランス人の使い方の一例をあげた事、English(元々の語源からすればアングル人)といっても、血筋としてどの程度アングロサクソンなのかはよくわからないと書いた事、もその主旨に沿っての事です。外部(例えば、日本人)がEnglishをBritishの代わりに使う事はあっても、それは本人のIdentityと一致しない、というのも、同様です。 WASPについては、starfloraさんが「こういう貧困白人は、WASPではないのかも知れませんが」と書かれた通り、この言葉には「特権的な中・上流階級」という含意があります。(勿論、常に100%そういう使われ方をされている訳ではありませんから、starfloraさんのような「貧乏なWASP」という言い方がおかしいとは思いません。)ですから、白人のプロテスタントで、血筋は生粋のアングロサクソン系だったとしても、貧乏人だから、自分のことをWASPと思っていない人はいるだろう、と思います。逆に、貧乏だから、他人から見てWASPとは思えなくても、本人のプライドとしてはWASPだ、と思う人もいるかも知れません。「外側からの定義と、本人のIdentityとのずれ(の可能性)」という点では、アングロサクソンと似た例としても考えられます。(普段はこんな細かい事を気にはしませんが、今回の質問に関しては意味がある、と思います。) 勿論、starfloraさんの「支配階級としてのWASP」の説明自体は、その通りだと思います。 ただし、WASPがケネディ以前の大統領の絶対的な必須条件で無かった事を書いたのは、starfloraさんが「アングロサクソン」という血筋(出自?)の問題を強調されている、と思ったので、反証をあげさせて頂いたのですが、今から思えば本筋じゃないようにも思えます。他の点については、既に申し上げた通り、「ここも書いてないじゃないか」というケチではなく、starfloraさんの議論の展開に合わせて、自説を述べさせて頂いたつもりですが、ここは余計だったかも知れません。反省しています。 という訳で、私はstarfloraさんの説明をかなりの部分お借りしつつ、一部は反対意見を述べて、自分の強調したい点を書かせてもらった、という意味で、間違い無く「補足」でした。 追記)No.4の、私の回答の引用以下の部分は、主に「イギリスと言う名前はどこからきましたか?」と私のこの質問への回答との関係を仰られていると理解します。(例えば)日本人は、『英国人』が、イングランド人・スコットランド人等に分かれるなんて意識は無いから、Britishの事を「イギリス人」と言う、というのは、勿論その通りだと思います。分かれているという事を意識していた方が良いかも知れませんが、現実問題、知らないものは知りませんからね。ただ、「日本人等の外部の人間が区別していない」という事と、「スコットランド人が、外部の人間に対しては、自らをEnglishと説明する」って事は全然別の話じゃないでしょうか?フランス人が、英米人=アングロサクソンと考えたとして、それは「英米人が自らをアングロサクソンと考えている」って事にはつながりませんよね? スコットランド人がBritishと答える事はあっても、自分とは別物と思っているEnglishに、それと(スコットランド人にとっては間違い無く)並列的な概念である“スコットランド系”(Scottish?)をつけるなんて、想像できんのですが…。相手の知識レベルを推し量っての事だとしても、ちょっと自分を卑下しすぎじゃありませんか??(考えられるのは、せいぜいスコットランド系Britishか??私は聞いた事ないなぁ…。) 既に申し上げたように、「アングロサクソン(系)って何?」を考える際には、血筋あるいは本人のIdentityと、外部からの定義のずれを意識していた方が良いと思うので、あえて触れさせて頂きました。 >afroman1218さん 私は、「アングロサクソン(系)」ってどういう意味だ?というのがご質問の主旨だと考えて、自説を述べさせて頂きました。「アングロサクソン」の元々の意味はナンだ?というのが主旨なら、私の回答は無意味ですから、申し訳ありませんが、無視して下さい。

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