絶滅危惧種シロスジコガネを保護|対応方法や飼育方法について考える

このQ&Aのポイント
  • 絶滅危惧種であるシロスジコガネを保護したが、その後の対応方法に悩んでいます。シロスジコガネは大阪府レッドデータブックで絶滅危惧I類に指定されており、豊能付近での記録が古い年代まで遡るものの、その後の記録がないため、当地域にとって重要な存在と言えます。ただし、成虫の実態や飼育方法については不明な点も多く、昆虫館に相談しても具体的な助言が得られない状況です。
  • 保護した場所や近隣では松の木がほとんど存在せず、シロスジコガネの生息条件が整っていない状況です。そのため、放すべきか飼育するべきか悩んでいます。飼育方法や生息地域、絶滅危惧種の取り扱いに関するアドバイスやアイデアを求めています。また、可能であれば近隣の生息地に放すことが望ましいですが、具体的な場所や時間的な制約についても困っています。
  • シロスジコガネの保護に関する質問です。保護地域でのシロスジコガネの飼育や、絶滅危惧種の取り扱いに関するアドバイスをお願いします。生息地の少なさと飼育に関する不明な点に悩んでおり、アドバイスがあれば幸いです。また、可能であれば生息地に戻すことも考えていますが、具体的な場所や時間の制約もあります。
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絶滅危惧種(昆虫:シロスジコガネ)を保護。その後の対応は?

たいそうなキャプションをつけてしまいましたが、非常に悩んでいるのでお力添えいただければ助かります。 昨夜、大阪府中部(北河内)地区の自宅前にてシロスジコガネを発見・保護しました。 当初は見慣れぬ変わった昆虫だなと思い、息子の図鑑やネットで調べてみるとシロスジコガネ♂(茶~赤褐色地に白い縦スジ、体長約30mmで触るとキュゥキュゥと鳴く)である事がわかりました。 さらに調べてみると大阪府下においては、豊能付近にて古い記録に残っているだけでその後の記録はなく、大阪府レッドデータブックにて絶滅危惧I類に指定されているようです。 他の都道府県では同様に絶滅危惧種に属する県もあれば、普通に見られる県もあり、環境省のレッドデータブックには載っていないようです。 ここからが質問の本意になりますが、このシロスジコガネ♂を今後どのように扱うべきか悩んでいます。 というのも幼虫は松の木の根を食べて育つようですが、いまいち成虫の実態がわからず、昆虫館に問い合わせるもハッキリせず。さらに寄贈するともれなく標本にされてしまうとの事。 リンゴ・昆虫ゼリー・松葉・広葉樹の葉を与えるも食べる気配はなく、かろうじて水場には行くといった状態で衰弱も時間の問題かと… 保護した場所が過去の記録になく、近所では松の木もほとんどない状態で、本当にそのまま近所で放すのが良いのか、それとも飼育方法をさらに調べて飼い続けるべきか。 出来れば多く生息する地域に放してやりたいが、具体的な場所がわからず、時間的制約もある… 飼育方法や生息地域(出来るだけ近場で)、絶滅危惧種の取り扱いについて、その他なんらかのアイデアやアドバイスがあれば、些細な事でもかまいません。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • usaghi
  • ベストアンサー率66% (34/51)
回答No.1

シロスジコガネ、激減してしまっていたのですね。 子供の頃よく見かけましたが、そう言えば周辺が松林のある海岸でした。 成虫でこの時期ですから、たいていのコガネムシ類はもう繁殖を終えて衰弱している頃だと思います。 昆虫ゼリーなど糖類を与えても食べないということはもう死を待つばかりなのでしょう。 飼育しようとしても、外に放しても、この後繁殖をするというわけではないでしょうから、お手元に置いて余生を送らせてあげるのもひとつの選択だと思います。 大阪府で絶滅危惧種になってるようですが、特に人工繁殖など保護活動をしているわけでもなさそうですし、元気な個体を見つけた場合はそのまま放置でいいと思います。 子供の頃見かけたシロスジコガネもそうですが、成虫で人の目に留まるものは弱っていたり、既に死んでいるものがほとんどでした。 死骸の羽をめくってみると寄生虫がびっしりついていたりすることも。 人の目に留まる時点で繁殖不可能な個体であることがほとんどですので、自分から捕獲に行くのでない限り、個体レベルで保護という観点はあまり気にしなくても良いように思います。

yu-papa
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 質問の翌朝、少しですが昆虫ゼリーを食べたような形跡があり、いくぶんは元気を取り戻したようです。 その後もいくつかの機関や他の昆虫館などに問い合わせた結果、usaghiさんのお考えとおり、もう余生は短いであろうという結論に達しました。 息子の関心も非常に高い事から、飼育方法に関してはいまだになんの情報もありませんが、昆虫ゼリーを中心に色々と試しながら飼い続ける事にしました。 また昆虫館の方と話し合った結果、1固体ではありますが前記のどおり、大阪府下では非常に珍しい存在であり、過去の採取記録がない地域という事もありますので、死後は昆虫館に寄贈する事にしました。 この判断は寄贈という形を取る事で、受け渡しに対する記録がなされ、ごくわずかな可能性ながらも、この地域でシロスジコガネが生息する判断のひとつになりうるとの事でした。 またusaghiさんのご回答でその判断に確信を持つ事ができました。非常に感謝しております。 なお、シロスジコガネの取り扱いについては上記のとおりですが、あいかわらず食性などについては不明な部分が多いので、もう少しこの質問を閉じずに回答を募集する事にさせていただきます。

yu-papa
質問者

補足

その後、観察を続けていましたが、少量ずつながら昆虫ゼリーを食べていました。 また驚く事に?水分補給用にと、小さな器にキレイな水を入れておくとすぐに水場にやって来て、さながら子供用プールのようにプカプカと浮いていました。 最初に発見した時は『あ~!水死してる!!』とびっくりしましたが、よく見ると非常に元気(笑) 何度水から引き上げても、またしばらくして覗くとプカプカしているところから、水場が好き、もしくは必要なのかもしれません。 残念ながらusaghiさんのおっしゃるように寿命が既に短かったのでしょう、朝見ると既に死んでいました。 とても残念ですが、当初の考えとおり標本として残してやる道を選ぶつもりです。 あらためてアドバイスいただいた事に感謝いたします。 ありがとうございました。

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