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伊勢物語について

持っている本と、インターネットなどで見る内容とが微妙に違います。 例えば本の方ではなぜか八段と九段がくっついて八段として扱われていたり。(そのおかげでそれから後が全部一段ずつずれています) それに内容の方も 本「むかし、東宮の女御の~」(第二十八段) 他「むかし、春官の女御の~」(第二十九段) 本「むかし、世ごころあるおうな~」(第六十二段) 他「むかし、世ごころつける女」(第六十三段) といったように。 この場合、本の方がいい加減なんでしょうか?もしそうだとしたら勉強する上で差障りが生じますよね? ちなみに、この本は角川文庫で中河興一氏によるものです。

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noname#160411
noname#160411
回答No.1

>持っている本と、インターネットなどで見る内容とが微妙に違います。 市販されているれっきとした本どうしでも、内容は微妙に違いますよ。「いい加減」という訳ではなく…。使用している「底本」が異なるからです。 「伊勢物語」に限らず昔のものは、コピーや印刷機のない時代ですから、当然手書きで写していました。そうすると書き間違いや思い込みなどが生じて、元のものと変わっていってしまうのですね(伝言ゲームのように)。また、今でいう“くずし字”ですから、読み間違いも起こります。結局、原作を作者の書いたとおりに復元することは不可能なんです。 そこで、(大雑把に言いますと)流布されているものをつき合わせて、「どちらが原作の形により近いか」と検証する作業をします(“テキストクリティック”と言ったと思います)。その結果、「これは信用に足る」と認定された本が数種類存在することになります。そのどれを元にして(「底本」として)使用するかは各出版社や監修に当たる大学の先生によって異なりますから、内容が異なることになるのです。お手元にお持ちの本の本文より前の方の説明に「○○本を底本とし、△△本や××本を適宜参照した。」とか書いてありませんか? それのことです。 それにしても、ご質問を拝見して軽く衝撃を受けたのは、 >この場合、本の方がいい加減なんでしょうか? という部分です。批判ではなく、「名のある出版社が校正に校正を重ねて出版したもの」と「個人がネットに書いたもの」を比較してネットの方が信用できるかも知れないと思う人がいるという現実に目を覚まさせられた思いがしました。繰り返しますが、質問者様への批判ではなく、自分の認識を新たにした、というただの感想です。御気分を害されましたら陳謝いたします。

kaburaya
質問者

お礼

そうなんですか!確かに藤井高尚のものを底本をしていると書いてありました! 私が本の方がいい加減だと思ったのは、複数のインターネットのサイトが同じ文章を扱っていたのと、本の方が昭和28年出版とかなり古かったもので・・・。考えてみたら古典なんだから多少古くても変わりませんよね。 ありがとうございました。

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