• ベストアンサー

メイギムザ染色の理論について

メイギムザ染色をする時に、メイグリュンワルド液のあとに水を足す理由を調べています。 メイグリュンワルド液が99%エタノールであるので、水を足してイオン化させ、染色するというところまで突き止めました。 メイグリュンワルド内の染色物質は(+)と(-)のどちらにイオン化するのでしょうか? ちょっとマニアックな質問ですが、ご存知の方教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 7290id
  • ベストアンサー率33% (5/15)
回答No.1

僕はここらへんのことはちょっと苦手で、もしかしたら間違っているかもしれませんが、たぶん水を加えるのはRomanowsky効果を得るためだと思います。Romanowsky効果とはpH6.3~7.3の水溶液中で青色の陽イオン色素(塩基性色素)アズールBと、赤橙色の陰イオン色素(酸性色素)エオジンYの混在している状態において、単に青や赤橙色のみでなく多種の色調が得られるという効果です。メイグリュンワルド液は塩基性色素のアズールBと酸性色素のエオジンYが純メタノール中に存在します。この2つの色素はメタノール溶液中では、両色素は結合したままの中性色素として存在し、このままの状態ではRomanowsky効果を得られません。そこで、水を加えてメタノール溶液を水溶液にするのです。水溶液にすると両色素は解離し、Romanowsky効果により多種の色調が得られるのです。染色手順としてメイグリュンワルド液をスライドガラスに滴下し2~3分おいた後に水を加えますが、水を加える前に2~3分おくのはメイグリュンワルド液中のメタノールで細胞を固定するためです。また、メイグリュンワルド液に水を足すよりもpH6.4~6.8のリン酸緩衝液を加える方が染色性は安定すると思います。もし、ご存知でしたらすみません。

noname#40064
質問者

お礼

親切な説明ありがとうございました。大変勉強になりました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 透明標本の、軟骨染色に関して

    高校の部活で、透明標本を用いて研究をしている者です。 タイトルの通り、軟骨染色に関して質問があります。 アルシアンブルーで染めているのですが、比較的浅い部分の軟骨しか染まらなかったり、ムラができたりしてしまいます。 長時間液浸すれば解決するのかもしれませんが、硬骨の脱灰が起こる上に、過染色もひどくなってしまうので困っています。 染色方法は、ホルマリン固定後にサンプルを一度エタノール置換し、その後、エタノール:酢酸=7:3の溶液にアルシアンブルー液適量を加えた染色液に数時間程度液浸する、といったものです。 (アルシアンブルー液は、3%酢酸水溶液1000mlにアルシアンブルー8GXを10gを溶かしたものらしいです。一回の使用量はかなり少なめです。http://www.drug.co.jp/products/p-11222.html ) 上記の方法に改善点があれば教えて頂きたいです。 また、軟骨染色液にエタノールを利用する意味についても、ご存知でしたらお願いします。 (顕微鏡観察用切片標本の作製時には、酢酸水溶液や塩酸水溶液を使用するようなので。。。) よろしくお願いします。

  • 染色について

    染色体をシマシマにする染色法のプロトコールなんですが、 トリプシン処理法 1.標本作製後、37℃で一晩乾燥する。 2.0.25%トリプシン溶液をPBS(-)で10倍に希釈し、0.025%溶液を作製する。 3.標本にPBS(-)で希釈した0.025%トリプシン溶液を0.5mlマウントし、15~30秒放置。 4.PBS(-)に浸しトリプシンの反応を停止する。 5.50%メタノール溶液でメタノール媒染(マウントして5分間)し、37℃で乾燥させる。 6.(pH 6.4)PBSで希釈した5%ギムザ染色液をマウントし3分間染色する。 7.RO水で洗浄して37℃で乾燥させる。 8.ソフトマウントとマニキュアで封入し、室温で1時間ほど乾燥させる。 9.顕微鏡で観察する。 この方法で染色を行っても染色体が膨化(フヤフヤ状態)してしまい、また染色体がかなり短くなってしまいます。中にはうっすらシマシマに染色されているものもあるんですが、このレベルでは染色体番号順にならべるにはかなり難しいっぽいです。よく人の染色体の写真が教科書などに載っていますがあんな感じにきれいな標本を得るにはどうしたらいいのでしょうか??なんでもいいので助言をよろしくお願いします。  

  • 染色についての疑問なのですが、誰か教えて下さい。

    病理学実習で行った最も有名で、1番popularなHE染色についてなのですが… (1)今回実習で行ったのは、カラッチのヘマトキシリンだったのですが、他には、どんな種類が存在しますか? (2)カラッチのヘマトキシリンを作ったときに、いろいろな物を加えました。それで、ナノですが、ヘマトキシリン液についての原理を知れば、入れた物質の役割が分かるのではないかと考えました。そこで、質問です!!ヘマトキシリン液の原理って、何ですか? (3)染色には、退行性と進行性があり、退行性の染色液には、”分別”と言う操作が、必要って、文献に書いてあったのですが…分別には、どんな種類の薬品を使うのですか? 実習では、0.25%塩酸を用いました。 (4)試薬が、良ければ、色出しの操作は、不要みたいなのですが、色出しって、何なのですか?色出しには、どんな試薬が、使われているのですか? だれでも良いので、こんな馬鹿な私に教えて下さい。

  • ヨウ素とエタノール

    実験をしてヨウ素をエタノールに入れると溶けて赤褐色になりました。 それにヨウ化カリウム水溶液を入れるとさらに色が濃くなりました。これはもっとたくさんヨウ素化イオンができたということですか?そうだとしたらそれはなぜですか? ヨウ素が無極性物質だけどヨウ素化イオンを入れると水にとけるということと関係があるのでしょうか?

  • ギムザ染色法について

    塗抹標本の固定、染色を行う時にギムザ染色法を用いるとして、メイ・グリュワンド染色液にいれて固定した後にリン酸緩衝液で軽く洗ってから、ギムザ希釈液に入れて染色すると書いてあったのですが、どうしてリン酸緩衝液で洗うのでしょうか?わかる方教えてください。

  • 電気泳動 CBB染色 脱色液方法について

    理系大学生です 電気泳動のCBB染色後の脱色液のことで二つ質問があります 脱色液の組成について、一般的にはエタノール(またはメタノール)約25%、酢酸約7.5%を用いられますが、5%程のTCA溶液を代わりに用いてはいけないでしょうか と言いますのも、低分子のタンパク質の染色が悪いのでこのように脱色液の組成を変更したところ染色できるように成りました。しかし、染色結果を定量的に評価する際に問題ないのかが分かりません 二つ目は、有機溶媒を溶かした脱色液である程度脱色を行った後は、蒸留水を用いて脱色をしてはいけないのでしょうか よろしくお願い致します

  • 細胞染色,「アセトカーミン」「ゲンチアナバイオレット」の染色液の特徴を教えてください

    細胞の染色液についてご存じの方、教えてください。 玉葱の実験の一環で、原形質分離を行うことになり、玉葱を「アセトカーミン」と、「ゲンチアナバイオレット」で染色することになりました。 文献を調べたのですが、この二つの染色液の、カラー写真がのっている文献が見つかりません。そこで、 1、「アセトカーミン」と、「ゲンチアナバイオレット」の染色液の特徴。(何を何色に染色するのか、と、その反応の構造。) 2、「アセトカーミン」と、「ゲンチアナバイオレット」の細胞染色のカラー写真がのっているHPをご存じの方教えてください。 なお。写真のほうは、玉葱でなくても結構です。 また、酢酸カーミン染色の資料はあります。

  • チール・ネルゼン染色とか蛍光染色

    チール・ネルゼン染色とか蛍光染色とは、どういったもの(化学物質?)で染色するのですか? 抗酸菌の何に反応するのですか(脂質の膜?)? また、チール・ネルゼン染色とテール・ニールセン染色とは同じものですか? 質問攻めで申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

  • 染色体について教えて下さい。

    人間の場合は両親由来の23対46本の染色体を持っていますね(2倍体っていうのでしょうか) Q1.この1対2本の染色体は細胞内でどのような位置関係にあるのでしょうか  1本ずつばらばらに存在するのでしょうか?  それとも空間的に対でくっついた(からみあった?)状態で存在するのでしょうか? ばらばらで存在する場合について Q2.細胞分裂などの際に、1対2本の染色体が漏れなく両方の細胞に振り分けられるのはどのような仕組みなのでしょう?  23対の染色体が漏れなく振り分けられるのは……という疑問もあります。 くっついて存在する場合 Q3.受精した際に精子と卵由来の染色体は、どうやって対の相手を見つけてくっつくのでしょうか? 初歩的な質問で申し訳ありません。 ご教示いただけると嬉しいです。

  • 銀染色、ゲルの色について

    15%ゲルのSDS-PAGEでタンパク質を泳動し、銀染色を行いました。 そのとき銀染色液に浸透した段階でゲル全体が着色し始め、薄らとバンドが見えてきました。 その後も何度か同じ濃度のゲル・同じ試料(調整日時は両方とも違う)で泳動を行ったのですが、現像液をかける前からバンドが見え始めるようなことはありませんでした。 いったいなぜ初回の泳動時だけ現像前に着色が始まったのでしょうか。 理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご回答をお願いします。