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「測定の知」と「関係の知」

今、大学で心理学について学んでいるのですが、壁にあたって悩んでいます。 心理学において「測定の知」と「関係の知」という2つの認識スタイルについて 考えています。具体的な例も考えなければならないのに全く思いつきません。 「測定の知」については性格検査などがあげられると思うのですが、 「関係の知」についてはさっぱりです。どなたかアドバイスがいただければ非常 にうれしいです。よろしくお願い致します。

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回答No.1

 測定の知は、客観性を目指します。誰がいつどこで測定してもほぼ同じような結果(データ)が出ることを「良し」とします。例えば「身長」を例にあげてみます。50歳の男性の身長を測ってみましょう。朝と夜では1cm程度の差は出てくるにせよ、春に測っても夏に測っても、健三くんが測っても、麗子さんが測っても、那覇で測っても、稚内で測っても、そうたいして誤差はありません。このような形での再現可能性を目指すのが「測定の知」です。。  これを踏まえて「関係の知」について考えてみます。「私の彼(彼女)は世界一」のようなコーナーがあったとします。ある男性が自分の彼女を「上戸彩そっくり」と紹介しました。実際にどういう女性が出てくるのかは簡単に予測がつきます。この男性は嘘つきなのでしょうか?それとも恋愛感情が彼の合理的な判断能力を失わせているのでしょうか?  「測定の知」に基づいて、彼女が上戸彩に似ていることをデータ化するのはかなり難しいです。ところが「関係の知」に基づいて考えれば、この現象はスムーズに解釈できます。この女性が「上戸彩に似ている」のは、あくまでの彼との関係において成立している話であって、この女性自身が「測定の知」的に上戸彩に似ている必要は全くないのです。この二人の関係が解消されれば、彼女は彼にとっても上戸彩ではなくなります。  こういう風に、人格といった個人(社会・集団)の属性を個人(社会・集団)の内部に閉ざされたものとして考えずに、他者との関係において成立していると考える考え方を「関係の知」と呼びます。  他の例としては、同性の前と異性の前では全くキャラが変る人、授業中とバイト中では全然違う人、職場と家庭でごろっと変る人とかを考えてもらえれば良いのではないでしょうか。  測定の知と関係の知、どっちが正しいというようなものではなく、対象(自己)理解においては、相補的な関係にあるものではないかと考えます。ただ、心理学において「関係の知」という用語が学術用語として定着しているかというと、かなりあいまいなのではないかと思います。  以上長くなりました。

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