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古今和歌集か万葉集?

古今和歌集か万葉集?(もしくは他の和歌集)の中に 「亡くなったあの人の手紙の文字を見るとその人が偲ばれて悲しい」と言った意味の和歌があったと思うのですが思い出せません。何処かの本で読んだのですが.... 御存じの方、教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • alchera
  • ベストアンサー率45% (209/457)
回答No.2

情報が少なすぎますね。意味だけなら当てはまるものがいくつもあって、しかも「うろ覚え」という可能性まで考えるともう、絞りようのない質問です。 ……ざっと見ました(T_T)。 万葉集→挽歌部分のみ。それらしきものはなし。 古今集→哀傷歌部分のみ。同上。 新古今→哀傷歌(巻第八) 手すさびのはかなき跡と見しかども長き形見にになりにけるかな(805) 尋ねても跡はかくてもみづぐきのゆくへも知らぬ昔なりけり(806) いにしへのなきに流るるみづぐきは跡こそ袖のうらによりけれ(807) 誰か世にながらへて見む書きとめし跡は消えせぬ形見なれども(817) 書きとむる言の葉のみぞみづぐきの流れてとまる形見なりける(826) ※ただ、ざっと見なので、見落としの可能性は多分にあります。 次に死んだ人を偲ぶ歌を歌った、ということを考えました。思いつくのは三人でした。もちろんそういうシチュエーションの人はもっといます。 和泉式部→恋人が亡くなったあと、情熱的な偲ぶ歌を多く作っています。しかし手元に資料がありません。「和泉式部日記」などご確認下さい。 紫の上が亡くなった後の源氏→古手紙を処分しながら亡き人を偲ぶというシチュエーション。 死出の山越えにし人を慕うとて跡を見つつもなほまどうかな(御法) 建礼門院右京大夫→平家の公達であった恋人を亡くしています。 「建礼門院右京大夫集」より。 めぐりきてみるにたもとをぬらすかな 絵島にとめしみづぐきのあと(78)※父への哀傷歌 かなしさのいとどもよほす水ぐきのあとはなかなか消えねとぞ思ふ          (田辺聖子「文車日記」より孫引き) ……本で読んだ、というのが和歌専門の解説書などではないとしたら、上記の新古今の歌は該当しないような気がします。というのは、付属する物語としてインパクトが弱い。 後者の系統の方が、物語性がありますのでエッセイなどになりやすく、該当するものがあるのではと思います。 こういう類の質問をするなら、出来ればもうちょっと情報がないと……。むきになって調べたので一応書きますが、当っているという予感がありません。こういうのってカナシイものです(T_T)。 ちなみに建礼門院右京大夫は、 水のあわときえにし人の名ばかりを さすがにとめてきくもかなしき(327) という歌が一番?有名かと思いますが、これは恋人の公達の署名が昔の書類にあるのを見てor聞いて詠んだ歌だそうですので、シチュエーションには合っているかと思います。

macocohiroshima
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 手すさびのはかなき跡と見しかども長き形見にになりにけるかな でした。大変立派な解答を本当にありがとうございました。丁寧に探して頂き、本当に感謝しております。「和泉式部日記」の方も読んでみたいと思います。

その他の回答 (1)

回答No.1

 参考URLの最後の歌(「たずねても……」)みたいなのでしょうか。新古今ですが。  古語では「みずぐき(水茎)」が「筆跡」を意味する言葉ですので、おそらくこの語が使われている歌だと思います。参考URLの歌に類似した内容の歌は探せばまだあると思います。質問者さんが読んだ歌が見つかればいいですね。

参考URL:
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/umanaisi.html
macocohiroshima
質問者

お礼

ありがとうございました。URLも参考にさせて頂きます。

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