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動物の尾が無くならなかった理由
noname#259322の回答
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これに関しては逆だと思いますよ。 「多くの生き物に尾がある」ということは、「尾があるほうが生存に有利だった」のです。あるいは尾があっても生存に不利ではなかったのです。 だから子孫の多くも尾を持っているのです。 質問者さんは尾の役割についていろいろな説をご覧になって、「ない方がメリットが大きい」と考えになったのですね。 ですが実際には逆です。学術的に追及したいのであれば、考え方を逆にしなければなりません。 また多くの生き物は尾がなければ生存率がぐっと落ちそうです。なぜなら、尾の役割が重要だということがはっきりしている生き物がかなりいるからです。 不要そうに見えるのは蛇ぐらいでは? それに「尾がある/なし」だけでなく、尾の形状も重要ではないでしょうか。 魚などは尾がある理由は明確です。舵取りです。むしろ水中で方向を決める尾がなければまともに泳ぐことができません。捕食者から逃げることも、獲物を捕まることもできないでしょう。 (実際、海底でじっとしているか、動きがごく遅い棘皮生物や漂うだけのクラゲには尾がありませんね。) これは鳥も同様ですね。飛ぶ際に尾を広げたり閉じたりすることで揚力をコントロールし、方向転換などしやすくしています。 これらは尾がある理由が明確です。 他に、尾が長い生きものはたいてい、動きが速い生き物です。なおかつ、尾があることで急な方向転換を可能にしています。 尾の役割についていろいろな説をご覧になったのであれば、有名な 「チーターがじぐざぐに逃げる獲物を追う際に、長いしっぽがあることで急なターンが可能にしている」 図をご覧になったかもしれません。 捕食動物にとって長い尾は重要です。 他にも尾の役割には体のバランスを取るなどがあります。 樹上生活の生き物で尾がない生き物はまずいませんが(ナマケモノぐらいでは?)、彼らは樹上生活に適応した結果、尾が長いのです。 ということは、尾がなければ樹上生活での生存が極めて厳しくなることを意味します。 質問者さんが想定しているであろう生き物のうち、シカやレイヨウ類はしっぽが短いですよね。 これらは捕食者に追われると急なターンというよりは、じぐざぐに跳ねて飛ぶことでしっぽが短くても複雑な走りができるようになっています。 なおかつ、彼らは尾で社会的な信号を送りあったりしているそうですから、短くてもしっぽは意味があります。 …このように、延々と「しっぽの重要な役割」について膨大な例があるのですが…。 むろん、捕食者も獲物を捕らえる際にしっぽを噛んで引きずったりする場合もあります。 ただ、それをやるのは未熟な捕食者に思います。なぜならしっぽを噛んでも致命傷にはならず、獲物は後ろ足で蹴ってきたり、身体を反転させて反撃を試みようとしたりするからです。 やはり回答としては、 「多くの生き物がしっぽを持つ理由は、メリットがデメリットを上回るから適者生存でしっぽを持つ生き物が生き残っている」 になります。
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