- ベストアンサー
自然界でのベンゼン環をもつ物質の生成機構
ベンゼン環はフェニルアラニン等の形で生体内にもありますが、ベンゼン環を自然界にもたらすのは植物などのシキミ酸経路からでしょうか? 他にも何かあれば教えて下さい。 煙草の煙にベンゼンが含まれるらしいから、雷由来の山火事等で偶然出来るとか? 安定した構造なのでヒトが化学で工夫しなくても自然に生成しがちな物なのでしょうか?
- 1-propanol
- お礼率90% (121/134)
- 化学
- 回答数1
- ありがとう数2
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
シキミ酸経路 (Shikimic Scid Pathway)って、昔、米国の大学で習ったものの完全に忘れちゃったのですが(^^;)、Anthocyanin や Flavonoid といった Polyphenol 色素の殆どは Benzene 環を持っていますので、生物界ではありふれた生合成経路群です。 ただ Shikimic Scid Pathwayって 1 種類だけではなく、Hydroxy Acid が環状化する多数の経路群を Shikimic Scid Pathway と呼んでいるだけですので「これしかない特別な経路」というわけではありません。……なので沢山ある経路を覚えて書き記す大学の試験では悲惨な目に遭いました(笑)。……最後の試験は CH 系だけで 200 以上繋がった分子構造を書けなんて問題で脳味噌が沸騰しましたね(爆) >安定した構造なのでヒトが化学で工夫しなくても自然に生成しがちな物なのでしょうか? はい、Polyphenol 系色素なんて果物や野菜など、八百屋にある、ありとあらゆる食品に普通に存在します。 >煙草の煙にベンゼンが含まれるらしいから、雷由来の山火事等で偶然出来るとか? 煙草って茄子科煙草族の植物ですので、初めから Benzene 環物質も葉っぱに含まれています。 Pipe の Bowl 壁に貯まる煙草の煤は Carbon と言いますが、実は Silicon が大半を占めていたりしますし、生物が合成する物質って意外と奇想天外なものがあって面白いですね(^^;)。 雷由来の物質で興味深いのは何と言っても「反物質」でしょう(^_^)/ https://wired.jp/2017/12/23/antimatter-and-thunder/ 素敵な科学 Life を(^_^)/
関連するQ&A
- アニリンからニトロベンゼン
ニトロベンゼンをスズと塩酸で還元してやるとアニリンが生成しますよね。逆にアニリンからニトロベンゼンを作る経路を考えています。というのも、アニリンからメタ配向性の一置換ベンゼンを作りたいからなんです。「マクマリー有機化学」で調べたところアニリンからニトロベンゼンの合成経路は載っていなかったのですが、可能なのでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
- 有機化学を教えてください。
有機化学がわかりません。どなたか教えてください! ベンゼン環にCHOがついた化合物に1)CH2SHCH2SH,BF3 2)Raney-Ni,H2 をすると主生成物はどうなりますか?
- 締切済み
- 化学
- 水素化アルミニウムリチウムによるニトロ基還元について
水素化アルミニウムリチウムによるニトロ基還元について 実験化学講座の項目に脂肪族ニトロ化合物はアミノ基に還元しているのですが、ニトロベンゼンはアゾベンゼン、アゾキシベンゼンを生成するとしか書かれていません。 これは、芳香環についたニトロ基はアミノ基に還元できないということなのでしょうか? また、可能ならば詳しい方法などを教えていただきたいと思います。 宜しくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 常圧でNaOHaqを100℃以上に上げる事は困難?
高校化学の質問です。 ベンゼンスルホン酸、クロロベンゼンからフェノールを生成する場合です。OH-を高温・高濃度でベンゼン環を攻撃させなければならないと参考書にあります。そこで、次のように書いてあります。「常圧では、NaOH水溶液の温度を100℃以上に上げることは困難である」と。 これは、いくら加熱しても100℃以上にはならない、ということでしょうか。 H2Oが蒸発するのなら、必要なのはNaOHですから、かえって好都合なような気がするのですが。 それともNaOHが飛び散ってしまう、といった実用的な理由でしょうか。 常圧でNaOH水溶液を100℃以上にできない理由は何か、それがフェノールの生成に際してどうまずいのか 以上、よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- ダイオキシンについてのいくつかの疑問
環境学のレポートに取り組んでいる大学生です。 ダイオキシン生成とは具体的にどのように反応が進むのでしょうか?塩化物とベンゼン環を持つ物質を高温条件にしたら、発生する、程度の知識しかありません。高温、ということは必ずしも燃焼しなくても生成するということでしょうか?また、ダイオキシンはこれほど簡単に身の回りにある材料から生成する物質で、しかもピコグラム単位で毒性を持ち、環境ホルモンとしての作用もあわせ持つにもかかわらず、ダイオキシンで死んだ人はほとんどおらず、男女の人口にいまだ大きな差もないのはなぜでしょうか?化学・医学を専門としている人からの解答をお待ちしてます。
- 締切済み
- 化学
お礼
ありがとうございます。ベンゼン環って、ポリフェノールとか、アントシアニンとかいっぱいあるんですね。別に燃焼しなくても植物に既にあると。かなり勘違いしておりました。面白いことを教えて下さりありがとうございました。科学は面白いです。