帝国陸軍と帝国海軍の不仲説の実例

このQ&Aのポイント
  • 先の大戦において帝国陸軍と帝国海軍は不仲とされていますが、実際はどうでしたか?作戦計画での争いや連絡ミスの具体的な事例を知りたいです。
  • 帝国陸軍と帝国海軍の関係について気になっています。戦場での連携や意思疎通に問題があった例を教えてください。
  • 戦時中、帝国陸軍と帝国海軍の関係はしばしば注目されるテーマでしたが、具体的な事例を教えていただけますか?特に連絡ミスや意思疎通の問題について詳しく知りたいです。
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先の大戦。帝国陸軍と帝国海軍との不仲説の実例。

陸軍と海軍は仲が悪かったとよく聞きますが、実際はどうでしたか。 作戦計画で首脳部が互いに自説を主張して口論するのは当然でしょう。 また、戦場では自軍(陸軍は陸軍、海軍は海軍)第一に行動するのは当然だと思います。 そこで質問ですが、実際の戦場でこれはひどかったという事例があれば教えてください。 うっかりミスとか単なる連絡の不手際など多々あるでしょうが、これは言い訳できないというような事例はありますか。 うろ覚えですが、確かガダルカナル攻防戦だったと思いますが、陸軍の無線を海軍潜水艦が中継する取決めだったのに、潜水艦が戦場を離れたがために、無線連絡ができなくなったという話を聞いたことがあります。 よろしくお願いいたします。

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  • pri_tama
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回答No.3

ガダルカナルの戦いこそ陸海軍の仲の悪さ示しているものは無いかと思います。 例えば、下記の事例だけでも十分です。    >軍の無線を海軍潜水艦が中継する。  直前のミッドウェイ開戦で南雲艦隊の旗艦「空母赤城」ですら無線受信に失敗した戦訓が有るのに潜水艦に中継をやらせてる。  天候が荒れたら無線受信不可能。偵察機や駆逐艦はおろか駆潜艇程度が近づいても潜行(つまり通信不可になる)しかないない船に通信中継は不可能です。  (と言うか通信中継に供せられる艦は、当時の常識[太平洋戦争開戦時の帝国海軍の認識でも…。]でも最低「巡洋艦」が常識。←対候性や人員の問題で駆逐艦以下の艦では任に堪えない。)  最初から真面目にやる気が無いから、米軍の艦隊来援の報で通信任務を放棄している。  まあ、穿った見方をすると最初から反対していてヤル気がない陸軍上層部とガダルカナルの現地部隊で通信が確立すると、海軍の嘘(ガダルカナルに上陸した米軍は、重火器・戦車を擁する1万以上の海兵隊兵力があることを帝国海軍は、最初から認知していた(第一次ソロモン海戦で輸送船を撃破できずに山本五十六連合艦隊司令が激怒したのは有名な話)のに陸軍には伝えていない。)がバレて、撤退(海軍の失敗を糾弾)されかねないので、意図的に通信途絶された疑いも…。  (一木支隊もガダルカナル上陸後に米海兵隊に蹴散らかされた海軍施設隊の敗残兵から事情を知って、本国と作戦見直しをしようとした所、通信途絶…。)  なおガダルカナルは餓島とよく言われますが、最初に到着した一木支隊は、海軍との輸送力の問題に発する交渉で先遣隊は各個人が保持する一週間程度の食糧のみで送られる事に成りました。  →海軍が強固に兵員だけ駆逐艦で先行して送り、装備・食料は後に低速の輸送船で送ることを主張。  (千人に満たない重火器を持たない歩兵を1万以上の戦車重火器備えた海兵隊第一師団と戦わせる。)  後続で火器弾薬・食料を輸送船で送る予定だったが通信中継潜水艦が任務放棄した理由と同じ米軍来襲の件で中止されます。  (碌な食料も持たずに送られた帝国陸軍は、海軍の意思で決定された方針で飢餓に陥った。)  因みに連合艦隊参謀長「宇垣纏」によると海軍としては、陸軍の存在は米軍主力艦隊を引き寄せる餌としてしか見ておらず、部隊が上陸してガダルカナルの米軍に一度攻勢をかけて存在さえ示してもらえれば後は知らないと言ったスタンス…。  (英海軍がアフリカの英軍の補給線を確保する為にR級戦艦[最新戦艦のプリンスオブウェールズのシンガポール派遣もある意味その一環…。]や空母の動員までして支えたのと比較すると帝国海軍のやる気は全く見えません…。)  なお、帝国陸軍も補給は問題視しており、海軍主力が集結していたトラック泊地(山本五十六連合艦隊司令長官がいた)へ、補給作戦への協力要請をしに行ったところ、飢餓状態の陸軍兵を嘲笑うように海軍首脳部はフランス料理のフルコースを食べながら対応しおうとして陸軍士官を逆上させた何て話も残っています。  (状況を認知できていない海軍首脳部へ本官と共に餓島へ行こうとまで言ったのに尻込みされたとか…。)  まあ、この時の陸海軍の不信感が陸軍に輸送潜水艦(所謂「まるゆ」ですね)の配備を決心させる事に成ります。  →海軍は陸軍兵がどれだけ餓死しても補給を真面目に考慮してくれない…。   (まあ陸軍の潜水艦建造にも、海軍は当初は全く協力してくれなかっのですから事実としか…。)

kouki-koureisya
質問者

お礼

やはり実例は説得力があります。 ガダルカナル攻防戦だけでも陸軍海軍間の意思疎通の欠如、反目、不信の事例がこんなにいっぱいあるのですね。 ご回答を参考にして、「戦史叢書大本営陸軍部」の該当箇所を読んでみました。 陸軍部からの見方であるとは言え、海軍の仕打ちが酷い感じです。 大変よく分かりました。 詳細なご回答に感謝申し上げます。

その他の回答 (2)

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2589/17102)
回答No.2

ガダルカナル島の戦いなどは海軍が劣勢だと思っていなかったので陸軍がそのつもりでいたことから起きた悲劇らしいです(NHKでやっていた)。

kouki-koureisya
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございます。 そのような見方があるのですね。 参考になりました。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2589/17102)
回答No.1

そもそも両軍は「本当の情報」すら共用していませんでした。つまり自軍の劣勢を隠し、ありもしない戦果を大袈裟に上げた発表を鵜呑みにしていたのです。だからこそそれを信じた相手がますます泥沼に陥る結果になりました。

kouki-koureisya
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 何の作戦で、どこの戦闘でそのようなことがあったのですか。 一例だけでも具体的に教えてください。

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