今のロシアやアメリカの核爆弾はどのくらいの威力？

質問

今のアメリカやロシア、イギリスあたりが保有している核爆弾ってどのくらいの威力なんですか？

ロシアとアメリカが核戦争したら、地球は生き物が住めなくなるとさえ言われていますが。

回答No.3

g27anato · ベストアンサー

現在の核兵器は「mt(メガトン≦」という規模単位で表示されます。
広島原爆の規模が「kt(キロトン)」という単位なのと比べると…千倍です。

現代の核兵器「水爆」１発で、
少なくとも広島の数倍という面積が、
一瞬で消滅すると考えられます。
(ちなみに、大都市と呼ばれる東京の面積は広島の２倍程度らしい。)

それを、米露の２国だけでも1万発以上保有してると言われてます。

どう少なく見積もっても、
１万箇所以上の大都市が消えるのは間違いないでしょう。

東京クラスの大都市が世界中に１万箇所も有るとは、到底思えないのですが…。

なお、
これは「一瞬で壊滅」するという想定条件に限った話です。

倒壊や火災、放射能汚染や傷病などの、
その直後から発生する被害は一切考慮してない想定です。

もしも全ての想定を考慮したなら、
地球の表面には何が残るのか？
…そこに地獄以外の何があるのか、全く想像できません。

「住めなくなる」という心配は無用でしょう。
なぜなら、住むべき人類自体が残らないでしょうから。

回答No.4

HAL2（@HALTWO）

今のアメリカやロシア、イギリスあたりが保有している核爆弾ってどのくらいの威力なんですか？

史上最大の核爆弾は 1961 年に USSR が実験爆発させた 50Mt (TNT 炸薬 5 千万t 分の威力) の AN602 Tsar Bomba で、高度 4.2km で爆発した際の火球半径 2.3km、一瞬で生物を死滅させられる 500rem の一次放射線輻射半径 6.6km、爆風課外半径 23km、熱線課外半径 58km だったそうです。(……Wikipedia より)

しかし、広島及び長崎に投下された威力 20kt (TNT 炸薬 2 万t 相当) の原爆でも家屋東海火災半径 1.2～2km、死者 7～12 万人を生じましたから、核爆発威力値に比例して加害力が大きくなるというものではなく、効率的に加害面積を増やすには 100kt～1Mt 級の弾頭を複数ばらまいて同時に爆発させる手法が採られます。

核爆弾には核分裂型の「原爆」と核融合型 (但し起爆装置には原爆が入っている) の「水爆」があり、原爆は 100kt ぐらいが技術的限界値なので 100kt 以上の核爆弾は水爆となっています。……水爆は恒星が Black Hole 化する爆発まで威力限界がなく、太陽も水爆と同じ核融合反応で光を放っています。

複数の核弾頭を持つもので著名なのは米海軍の Ohio 級戦略原子力潜水艦 14 隻及び英海軍の Vanguard 原子力潜水艦 4 隻が各々 16 基ほど搭載する Trident SLBM (Submarine Launched Ballistic Missile) で、1 基の Trident Missile は 400kt の威力を持つ W88 核弾頭を最大 14 発搭載しており (現在は制限条約により 4～5 発)、うち数発は爆発しない囮弾頭で総威力 5Mt 以下ながらも被害面積は 50Mt の Tsar Bomba に匹敵するそうです。(……詳細は機密らしいですが)

＞ロシアとアメリカが核戦争したら、地球は生き物が住めなくなるとさえ言われていますが。

確かに、互いに約 6500 基の核 Missile (及び爆弾) を保有する米露が、どちらかが反撃不能になるまで核攻撃を行えば両国は国として再起不能な程の打撃を受け、米大陸と Eurasia 大陸の大半が人類の居住に適さない程の放射能汚染を被るでしょうが、その後の放射能汚染拡大を考慮しても全人類が死滅するわけではなく、ましてや地球上の生物が絶滅するわけでもありません。

なにより、そのような馬鹿げた相互絶滅戦 (MAD：Mutual Assured Destruction 或いは Mutual Annihilating Destruction) を人類が犯す筈がなく、自身が生き残るためにも何処かで妥協するものです…… MAD 戦略は「Damocles の剣」になぞらえた戦略であり、偶発核戦争防止のために幾重もの制約を課しています。

但し、政治経済対立に起因する政治戦争及び経済戦争、その後の通常兵器による武力衝突を経て数基～十数基の核 Missile 応酬となる戦争が生じる可能性はあり、これが米露で生じた際には戦後の経済的混乱が全世界に波及して戦前から戦後に至る社会的混乱による死傷者数が数千万人から数億人に及ぶ可能性があります。

Covid19 による被害者は現在 2 千万人余、死者 70 万人余でまだまだ終息する気配がありませんが、1918 年から 1921 年までに世界人口の 1/4 程度に相当する 5 億人が感染して 1700 万～5 千万人が死亡したと言われる Spain 風邪も数基～十数基の核 Missile 応酬を含む政治経済対立から核戦争の戦後に至る死傷者を生んだと言えます。

日本人は戦後教育に起因して「核とか放射能」という言葉に感情的 (或いは生理的、盲目的) に畏れを抱いて理性的な情報収集を忌諱する傾向がありますが、そうした感情を排して情報を整理すると、現実的な核戦争の被害は毎年生じる Influenza 系 (SARS や Covid19 を含む) Pandemic の被害と同等と考える事もできます。

回答No.2

KGS

ベイルートで起きた爆発事故がTNTで3KTぐらいと言われていますが、現在の核兵器で一番小型のものとほぼ同じ規模と言われています。

ベイルートの約5倍の威力が広島に落とされた原爆で約15KT。

あとは、こちらからどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=qdiKTKyFoH8

回答No.1

SPROCKETER

私が子供の頃は大気圏内核実験を続けていたのですが、当時は４０～５０メガトン水爆が実験されていました。破壊力は１発で半径３０～４０ｋｍ圏内が吹き飛ぶぐらいの規模です。首都圏一帯は１発で壊滅するでしょうね。

　電磁パルス被害が問題化するようになってから、大気圏内と宇宙空間での核実験が禁止されるようになり、核爆発の規模も１～２メガトンに制限されるようになり、破壊規模も半径１０ｋｍ圏内が吹き飛ぶ程度になりましたが、それでも首都圏が１発で吹き飛ぶぐらいの破壊力です。

　核爆弾は原爆と水爆を積層構造にして組み立てて行けば無限に破壊力を大きく出来るそうで、１発で大陸が吹き飛ぶような核兵器も開発可能だったようですが、電磁パルス被害の規模が大きくなるので作られなかったようです。旧ソ連が開発したＳＳ１８の核弾頭搭載重量から考えると、１発で数十メガトンの核弾頭を搭載予定だったとわかりますし、そういう核弾頭の模型が博物館に展示されています。

　現在は核弾頭の大きさも数も縮小傾向にありますが、全部使えば地球は壊滅するでしょうね。核兵器なんて１００発前後あれば十分な兵器で、核兵器が破壊された時の反撃力を温存するという幾何級数的な抑止論を信じた結果、必要以上の核兵器を保持したのが実情です。

　日本などは首都圏に１発核弾頭を撃ち込まれたら、政治も経済も壊滅状態に陥るので、僅かな数量の核兵器にも反対する結果になっているわけで、現実的な核戦力は広島や長崎の時代の核破壊力（数十キロトン）に戻るしかないでしょうね。実際には１キロトンぐらいでも十分なようですが。