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LM曲線の下側について

LM曲線についてアドバイスをお願いいたします。LM曲線の下側エリアは「貨幣市場において需要超過が生じている」とあります。これは「製造業の会社が新しい機械を導入したいが金利が高いな~」とか「サラリーマンとして少し自信ついてきたから、家族のために住宅ローン組みたいけど金利が高いな~」とか「も少し景気良くならないかな~」って考える人達が大勢いるエリアと考えてよろしいのですか?また、そのような経済動向を見て「中央銀行が金融緩和政策を行って」LM曲線が右下にシフトする。と考えても間違いではありませんか?よろしくお願いいたします。

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回答No.2

あなたの質問をみると、いろいろのことがごちゃごちゃになっているように見えます。Y-r平面には、右上がりのLM曲線のほかに右下がりのIS曲線がある。IS曲線とは財・サービス市場の均衡を満たす(Y,r)の組の軌跡を示している。つまり、IS曲線上では Y=C+I+G を満たしている。IS曲線の右側(上側)では財・サービス市場の供給超過(貯蓄が投資を超える)を占めし、左側(下側)では財・サービス市場の需要超過(投資の貯蓄を超える)を示す領域だ。ISとLMを組み合わせると、4つの領域があることになる。(1)ISの右側でLMの上側、(2)ISの右側でLMの下側、(3)ISの左側でLMの上側、そして(4)ISの右側でLMの下側の、4つの領域だ。同じLMの下側の領域といっても、(2)のISの右側でLMの下側の領域と(4)のISの右側でLMの下側 の領域とでは異なる。(2)の領域では総供給が総需要を超え、貯蓄が投資を超え、GDPが下落をつづける一方、通貨の需給がひっ迫し、利子率が上昇しているのにたいし、(4)の領域では総需要は総供給を超え、投資は貯蓄を超え、GDPは拡大していると同時に、通貨にたいする需給がひっ迫し利子率が上昇している。

その他の回答 (1)

回答No.1

いま、外国貿易のない、閉鎖経済を考えると、マクロの均衡とは財・サービス市場の均衡 Y=C+I+G と資産の均衡 (Md+Bd)/P = (M+B)/P の2つの条件を満たしているときをいう。ただし、YはGDP, Cは消費、Iは投資、Gは政府支出、Mdは通貨需要、Mは通貨保有量、Bdは債券(証券)の需要、Bは債券保有量、そしてPは物価水準。 いま、rを利子率とし、前者の式を満たすYとrの組(Y,r)の、Y-r平面上の軌跡(Yを横軸、rを縦軸にとったときのグラフ)を描いたものをIS曲線とよぶ。一方、後者の式を書き換えると Md/P - M/P = B/P- Bd/P となる。これより、通貨の市場が均衡しており、Md/P = M/Pなら、B/P=Bd/Pが成り立=ち、債券市場も均衡している。したがって、資産市場の均衡は通貨市場の均衡Md/P=M/Pが満たされていることを調べればよい。Md/P=M/Pを満たす(Y,r)の組のグラフをLM曲線とよぶ。Md/PはYとrの関数として Md/P=L(Y,r) と書くことができる。Md/PはYの増加関数、rの減少関数と考えられるので、LM曲線はY-r平面において右上がりの曲線となる。 いま、通貨需要のほうが通貨保有量より大きく、Md/P>M/Pが成り立つなら、上の3番目の式からわかるように、B/P>Bd/Pが成り立つ。つまり、このLM曲線より下の領域は、通貨市場が超過需要を示し(なぜ?)、債券市場が超過供給にあることを意味する。したがって、この領域では、人々は債券を売って、通貨保有を増やそうとするで、債券価格が下落し、利子率が上昇しているのだ。

biotin5000
質問者

お礼

ありがとうございます。反復して読んでいます。少し前に進めそうです。

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