TIG溶接で母材にSUS304ナットを溶接しようとすると、なぜ溶接ヤケが出るのか?
- 初心者向けのTIG溶接でSUS304ナットを溶接すると、溶接ヤケが発生してしまう原因について説明します。
- 溶接ヤケの原因を考える上で、ナットの放熱が十分でない可能性があります。放熱をするために螺子などを使用する方法を試してみると良いでしょう。
- 他の人は同じ状況で溶接ヤケが起きていないことから、ナットの放熱不足が問題の可能性が高いです。そのため、放熱対策を行うことが必要です。
- ベストアンサー
TIG溶接ヤケ
初めての投稿です。 よろしくおねがいします。 TIG溶接についてです。 状況 経験 TIG溶接については、1~2時間経験済みです。 TIG溶接機 日立 200NPDX(新品) ガス アルゴンガス(新品) 電源 100Vを使用 母材 SUS304 5.0mmt 使用状況(設定) 電極棒 タングステン1.6mm(鉛筆削りに加工済) 溶加棒 使用せず 溶接電流 60~100Aまで使用してみました。 ガス流量 6 溶接法選択 TIG個別 クレーターモード 自己保持1回 質問 母材に8/3のSUS304ナットを溶接しようとしてますが、何回やっても、 ナットが真っ赤になり。溶接ヤケが出ます。 時間をおいて、ワイヤーブラシで磨いても、溶接ヤケがとれません。 同サイト内も検索してみましたが、見つからず、ちなみに、GOOの教えてで検索してみましたが、見つからず、質問することにしました。 以前に、ほぼ、同じ状況で違う人でしたが、ナットが溶接ヤケしてないのです。 考えられる原因は何でしょう? 今、私が考えられるのは、ナットのほうに、螺子でも入れて、放熱をしたほうがいいのでは・・・と考えています。 みなさんの、知恵を教えてください。 よろしくおねがいします。
- 溶接・組立技術
- 回答数3
- ありがとう数3
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
焼けは表面の酸化が原因です。 従って、酸化の原因を取り除いていけばよいでしょう。 私たちは、概ね以下のように対策しています。 1、溶接電流を低くし、手早く作業を完了して、余分な過熱を避ける 2、アルゴンガスの流量を多めにする 3、アルゴンガスのアフタフロータイムを多めにする 溶接電流は低いほうが仕上がりがきれいです。しかし溶接電流を低くすると電極とワークの距離を小さくしなければならないので、ここで上手下手の差がつきます。 回答(1)さんの言われるように、溶接するものの熱容量を考え、熱容量の大きいものの方からアークを飛ばして溶融池を形成するのは基本中の基本です。
その他の回答 (2)
TIG溶接で、酸化の原因は 意外と忘れがちなのが、母材と接合部の洗浄かも? 溶接を始める前に、溶接部分の油脂の洗浄をお勧めします。 溶接面に付着した油脂類が高温で酸化物を形成するのです。 現実、エタノールアルコールなどで洗浄すると火災の原因ともなりかねないので危ない!! JIS技能評価試験練習の時、グラインダーにパフを付けて溶接面を磨き吹き飛ばします。 油脂も吹き飛び、序にステンレスの超強力な酸化膜(ステンレスも表面は錆びてます)も吹き飛んで地金が出て来ます。 タングステンと母材との電極間隔をキープするのは中々難しいと思います。 トーチを持った手首もしくは腕を作業台の角に固定してみると楽に出来ます。 タングステンの電極 先端を鋭角にするとアークが集中する?と思いがちですが先端が尖るほどアークが広がり溶け込みが浅くなる傾向があります。 人それぞれ個々に癖が有りますので一概には何度とは言えません。色々な角度を試してみて下さい。 鋭角に削ったタングステン棒の先端を「チョッ」と垂直に削り落すのも手です。お試しください。 あとは回答(1)さん(2)さんが仰る様に留意して、ひたすら練習です。
お礼
確かに、洗浄というのは忘れがちですね。 タングステンの先端のこともたいへんに参考になりました。 ありがとうございました。 試行錯誤してみます。
私は設計の立場ですが、自らTIG溶接もしたことがありますが・・・ 上手く溶接するするとビード面が光沢になって如何にもやったっという感じに なります。さて、真っ赤にする程まで熱を掛けてはダメです。当然焼けますね 問題はタングステンとワークとの隙間だけのような気もします。狭ければ、 狭いほど良いが、あまりに距離が近いとワークにくっ付いてしまいます。 その距離をキープすることが重要です。慣れてくると手だけでアークを遮断し 面を使わないでもナットを溶接できるようになります(断続で溶接) 溶接のこつは常にタングステンの先は鋭くし、厚板側を溶かすようにすること
お礼
ありがとうございました。 そうそう、くっつくんですよねー。 あの、1~2ミリの感覚は、身体で覚えないとだめですね。 練習します。
関連するQ&A
- TIG溶接で
TIG溶接でステンレスをバックシールドすると聞きますが、アルミもバックシールドしたほうが良いのでしょうか?また、バックシールドのガスはガスボンベからトーチにつながっているガスホースを分岐して行うのでしょうか? あと、よくTIG溶接でステンレスやアルミの母材にあった溶加棒を選択してくださいとありますが、みなさんはどのようにステンやアルミの母材や溶加棒を見分けていますか?見た目で分かるものなのでしょうか?
- 締切済み
- その他(車・バイク・自転車)
- TIG溶接 突き合わせについて
SPCC鋼板 t =1mmの 突き合わせTIG 溶接で溶加棒を入れないで溶接すると 溶接した部分は 母材より 硬くて脆くなるんでしょうか?? 溶接部分を母材と同じぐらい 延びるようにする方法はありますか?? 溶加棒はいれない前提で 知っているかたがおられましたら 何卒教えてください
- ベストアンサー
- 溶接・組立技術
- TIGアーク溶接についての質問です
TIGアーク溶接に関して質問させていただきます。 一般的なTIG溶接となると、TIGアークにより母材(ここでは一般的な鋼材)を一旦溶解し、そこへ溶加棒などを溶かし込む、という方法だと思います。 今回は溶加棒を使わず、TIGのアークのみを鋼材に当てた場合、母材はどのようになるでしょうか? 具体的には、 ・アークをあてた後の母材の形状はどうなるか? (凹ができる?元の母材形状と同じ?) ・アークをあてた後の母材の材料特性はどうなるか? (脆性になる、割れるなどの問題は生じるか?) ・アークをあてた後の母材の強度特性はどうなるか? (元の母材と強度特性は変わるのかどうか?) 以上です。 溶接に詳しい方、宜しくお願いします。
- 締切済み
- その他(学問・教育)
- TIG溶接の溶接棒のことで教えてください
TIG溶接初心者です。 TIGの溶加棒を購入しようと思っています。 溶接機はダイヘンの200Aの物で、電極はセリタン2.4mmを使用(予定)しています。 鉄、ステン、アルミ用の熔加棒が欲しいのですが、太さをどれにしていいか悩んでいます。 板厚等でも変わってくるとは思いますが、全ての太さを揃えるのは金額のこともあり避けたいです。 1種類の太さですべてを済まそうとは思っていませんが、極力少ない種類にしたいです。 溶接する板厚は、1mm~3mm程度、厚くても5mmまでだと思います。 母材の材質によって選ぶ種類は一覧表等でおおよそ分かるのですが、熔加棒の「太さ」がわかりません。 アドバイスいただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 業界
- SUS TIG溶接、ローリングについて。
よろしくお願いします。 アルゴンガス流量 5 タングステン 2.0mm(ノズルから約3mmほど出しています) 初期電流 25A 溶接電流 80~90A 溶接棒 1.6mm 溶接材料SUS 3mmの板 ローリング法の溶接を勉強中です。溶接棒を使わなければ綺麗な金色になるのですが溶接棒を差してビートを作ると表面が黒くなってしまいます。溶接スピード?ノズルの角度?電圧?ガス量?変化させて試してはいますが金色のビートになりません。 どなたかアドバイスをお願いします。
- ベストアンサー
- DIY(日曜大工)
- MAG、MIG、TIG溶接
現在は手溶接のアーク溶接機を使用しているのですが型も古く大きいので買い替えを 検討しています。 そこで工具メーカーのカタログやインターネットで検索してみると種類が MAG(マグ)溶接、MIG(ミグ溶接)、TIG(ティグ)溶接とあり どうもMAG溶接は炭酸ガスを使い鉄、ステンレスが溶接可能、 MIG溶接はアルゴンガスを使いアルミ溶接が可能、TIG溶接はチタンの溶接が可能、 そしてMAG→MIG→TIGの順で高品質な溶接が可能だと分かりましたが、 高品質な溶接とは具体的にどういう事なのでしょうか?(薄板が可能?ビードがキレイ?) それと、これらの機種はワイヤーとガスが違うだけで溶接方法 (トリガーを引くと溶接ワイヤーが出てアースのクランプにつながっている母材にアークさせる) は同じなのでしょうか?
- ベストアンサー
- バイク・原付自転車
- TIG溶接のガスについて
Tig溶接は基本的にアルゴンガスを使用しますが、混合ガス(Ar+CO2)で溶接するとどの様になるのでしょうか? Ar+H2とかAr+Heで効果UPは聞いた事があるのですが…
- 締切済み
- 溶接・組立技術
- TIG溶接の再スタート性について
TIG溶接において、溶接直後のタングステンがまだ赤い状態のまま、別の箇所の溶接をする際、アークスタート時の母材の溶けが悪い様に感じます。 (熱が下がってからのアークスタートでは問題ありません) タングステンが熱で赤い状態のままアークスタートをすると、アークの集中性が落ちたり、電流が不足するといった事はあるのでしょうか?
- 締切済み
- 溶接・組立技術
- アルミのTIG溶接を始めたばかりですが、やり方が…
アルミのTIG溶接を始めたばかりですが、やり方が分かりません ステンレス加工の職人ですが、アルミのTIG溶接を始めました。ステンとは勝手が違ってやりにくいです。特に棒の持って行き方が分かりません。棒をタングステンの先に持って行くと、はじかれて丸くなってしまって、ステンのようにうまく溶融してくれません。電流の強さとかも分かりません。ナメ付けでは、ローパルスで75Aくらいにしてやると上手く行くのですが、棒で隙間を埋める作業が上手く行きません。アルミの種類によって溶棒も違うと聞きましたが、主に手摺りなどのアルミを溶接します。アルミの溶接は全くの初心者で、ステンとは違った知識が必要かと思いますが、色々具体的に教えていただければ助かります。
- 締切済み
- 溶接・組立技術
お礼
ありがとうございました。 電極とワークの距離を小さくといっても・・・ミリ単位ですね。 練習あるのみ・・・ですね。 ガスの使い方でも、勉強になりました。